カテゴリ:映画
12月。師も走る。街はクリスマスセールできらびやかに飾られ、人は催眠術にでもかかっているかのように右へ左へ忙しく動く。正月の準備や忘年会。この時期に暇そうにしている者は、取り残された気持ちに苛まれる。そして大晦日。今年身に降り掛かった災難や頭に取り憑いた煩悩を、鐘の音にのせて葬り去る。一年でいちばん「厳か」な日。そして一年でいちばん好きな日。 200本のたばこ 大晦日をフィーチャーした映画はたくさんある。ミレニアムに合わせて作られた ストレンジ・デイズ、最近では ニューイヤーズ・イブ。アメリカでの大晦日の過ごし方はどうなんだろう。有名なタイムズスクエアのカウントダウンみたいな盛り上がりは一部だけと聞いたことがある。大抵は家族友人とレストランで食事かホームパーティーらしい。 タイムズスクエアにしろディナーにしろ、独りで過ごすのは勘弁、絶対に。ニューイヤーズ・イブのペアリングレースから脱落しまいと奮闘する若者達の群像劇。少しとっ散らかってしまった印象は拭えないが、ロック好きなら楽しめるかな。何気に出演者も豪華。いちばん印象に残ったのはポール・ラッド、もみあげ最高!そしてあのコ○○ロも登場するラストは、それまでのドタバタが爽やかに終結される。 それにしてもアメリカでは独りの大晦日がこんなに忌み嫌われているのか。独りで年越ししたくないって理由であれだけの奮闘ぶり。「厳か」に除夜の鐘に耳を澄ませる大晦日を教えてやりたいぜ。
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最終更新日
2012年12月14日 23時06分33秒
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