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昨日は職場の方のお父様のお悔みに出かけました。
そこで、すごく考えさせられることがあったので、長文書いてしまいます・・・・。 お時間のある方、申し訳ないけどお付き合いください! こんな現実がはやく改善されることを祈って。 帰りが深夜になると予想されたのと、我が家の三匹を良く知っている方々がいっしょということで、三匹も同乗。 我が家から海沿いの町までは、高速を使って2時間ほど。 高速を降りて一般道路に出たころは、もう夕暮れでした。 ちょうど、犬のお散歩の時間帯なんですね。 あちこちにわんちゃんの姿を見かけました。 元気良く走っているわんちゃん。んっ?元気良く走っている? あれっ? 飼い主は? そう、ほとんどの犬がノーリードでした。 保護したくたって、あの頭数で、未去勢バリバリの子達を我が家の三匹を乗せた車に乗せるのは無理でしょう・・・・。 という気持ちで、車を止めて呆然と見つめていました。 歩道はあるものの、トラックも走るかなりの交通量の道路です。 栃木に行ったときに聞いたペンションの経営者の方の話を思い出しました。 「ここら辺では、ほとんどが放し飼いだよ。うろうろしている犬を迷子だと思って捕まえたら、飼い主に怒鳴られるよ。」 ほんとに常識とは何でしょうかね。この町では、放し飼いにして糞の始末もせず、交通事故にあっても仕方ないというのがまかり通っているのでしょう。 豊かな森で、くまのプーさんの話のように動物達が平和にのんびりと暮らしていけるならともかく、この世の中は全く違います。 放し飼いの子たちが、交通事故に合ったり、シーズンをむかえたメスに会いその後を追って家からはるか遠く離れた場所に行ってしまい、家に帰れず、そのまま捕獲されて愛護センターに送られれば、殺処分ということになるのです。 こうして放し飼いにしている飼い主はそのことを知っているんでしょうかね。 知っていても、それはその子の運命とでもいうのでしょうか。 慣れたように楽しんで走っていると思われる犬達の表情を近くで見てみました。 耳は敏感に音に反応して動き、身体は硬く緊張していました。 放し飼いにされて自由に走ってる犬は、ドックランで飼い主とともに安全を守られながら遊んでいる犬達の表情とは、全く違いました。 とても厳しい表情で、緊迫感を感じました。 犬は、習慣化の中で生きています。 放し飼いが身についていれば、それに疑問を感じることなく受け入れて、与えられた環境の中で懸命に生きていきます。 でも、危険がいっぱいなんだから、命を守るために、必死で野性の勘を働かせながら生きていくのが必須となりますね。吠えることもするでしょう。テリトリーを守るために、ケンカもするでしょう。 もしくは、生き抜く知恵で争いごとは極力避けていくのかな。 きっと力のあるものは強く出て、弱い者は身を潜めるのでしょう。 その生きていくための野性の勘を鈍らせるのが、本能。未去勢・未避妊の子がほとんどでしょうから、メスを追ってオスが隣の町まで行ってしまうのは、容易に考えられます。 犬の野生の部分を強く残して飼うということは、人間と大きな隔たりを持ったまま暮らすということです。 身体を清潔に保ってあげることもしない。シャンプーって、とても難しいですよね。普段からコミュニケーションをとって、信頼関係を結んでないとできないし。散歩で一緒に歩くこともしない飼い主には、できないことです。 人間は家の中、犬は外というように、住む場所が違うだけでなく、気持ちまでずっと遠くに離れています。 だから、殺処分という過酷な現実が生まれるんでしょうね。 犬は人間なしでは生きられません。 人間に左右される命です。 命とどう向き合うかという大きな問題です。 それを理解できる力を人間が身につけないと、ますます社会は荒廃していくでしょうね。 自分たちの住む社会です。 それを変えていくのも、自分。 この海沿いの町の厳しい現実をどうしたら変えられるでしょう。 知らないでいるから平気で行っている非情な行いを、どうしたら変えるように促せるんでしょう。 うーーん、難しそう・・・・。 だってー、私は犬の勉強は大好きだけど、ただの犬好きなんだもんー!! どうぞ、皆様! お知恵を拝借! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.11 09:17:05
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