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カテゴリ:第九ひろしま2011
だんだん会場にもお客様も増えてきた。
「満席にはならないかも・・・?」 などと本番までの間に隣の方々と話をしていると、実はご近所の方々で、しかも「ぽっぽひがし」(近所の子育て支援団体)の方だとわかる。 お二人で50歳位から(途中お休みはあっても)20年以上も第九に参加されているとか。その休んだ年の理由が同じ職場の方の結婚式というのもあったそうで面白い。 開演前に、観客の方々がM先生の指導で練習番号Mからの歌の練習をはじめる。 「フロォイデ~シェーネル~ゲッテルフンケン~ ダイネ~ツァウベル~ビンデン~ヴィーデル~」 先生が読むのについて、皆が声を出す。 あぁ、9月のはじめは、私たちもそこからだったんだよね~と懐かしく思い出され、感謝の気持ちでいっぱいになる。 本番が始まると、リハーサルとは違った空気が感じられる。 さっきまでカーラーを巻いていたアナウンサーの方もすっかり美しいドレス姿に! ゲネプロよりスムーズに本番は進んでいて、さすがだなぁ・・・と思いながら第一部の間は観客なので存分に楽しむ。 エリザベトシンガーズの歌も本当に素敵で、特に3曲目は大学でもよく聴いたような・・・ 休憩は10分程度なので、もうそのままでいることにして(鞆の浦の)のど飴をなめたり、観客席の様子を見たりして過ごす。 いよいよ第九。 マエストロの仕事って本当に重労働だなぁ・・・と動きを見ていて、心から思う。 劇的な第1楽章から第2楽章へ。ゲネプロより全然気合い入ってる演奏な感じ。さすがプロですね~ソロの方も入場し、やっぱり第3楽章の途中でうっとりするが、なんとか持ちこたえていよいよ第4楽章へ。 聴きながら、見えないところですこし手足を動かして身体の準備をする。 リハーサルから3度目なので、立つ場面もちゃんと合わせられた。 でも立ってみたら、アレ?地に足が着いてない・・・まさか?! 調べてみたら、手も軽く汗をかいて冷たくなっているし、ノドも詰まっている。腰も・・少し重い。鼓動もいつもより早い!緊張している!! それを感じた時点で呼吸を変えることができて、身体もゆるむ。 そして歌い出すと、だんだん足も地面を感じられるようになった。 そういう状態のとき、意識はマエストロの指示のとおりとなり、思い出すのは練習でさんざん言われた「口をたてに開ける」とか「身体を(横に)開く」とか「ここは歌って」「ソプラノが歌うのをよく聴いて」「トロンボーンと一緒にしっかりと歌って」。 そうか練習ってやっぱり大切だな~と実感する。 これらを踏まえて、今度はコーラスの伴奏なんだよなぁともフト感じた。 アルトの歌声がひとつになる。 皆の歌声がひとつになる。 フロイデ(歓喜)! ブリューデル(兄弟)! さて、無事に歌い終えた後、両隣の方々と「楽しかったね!」「お疲れさま!」と交わす言葉は本当に心がひとつになっていて心地よかった。 多少ぐだぐだになったものの乾杯の(よく冷えた)ビールは美味しかったです!! ありがとうございました。 帰りにも、さちさんやKさんにお会いできてうれしかった。 ややボーッとしていて、変だったかもしれませんが・・・お互いさまだったのかも。笑 アルトメンバーには結局会えず・・・途中、ご一緒したSさんには住所&電話のメモをもらう。Nさんは連絡先さえ不明。来年会えるかしら??? 皆さん、また来年お会いしましょう。 (ア、来年はソプラノで・・・とKさんに言われたのを思い出した!けど、また来年ね~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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