隣の部屋で、妹が「キャ~。やめて、やめて」と、叫んでいます。猫の軽い手術後(?)、家に戻って翌日、顎のあたりに血がべっとりついていました。傷口を見ようとすると、ポッカリ穴があいていて中まで見えて、ちょっとグロです。多分、傷口からまた血が出て 大量に膿が出るので、一緒になっちゃってガビガビになっているんだと思います。本当はそのガビガビを取ればいいんですが、そのすぐそばに恐怖のポッカリ穴があるので、怖くて誰もいじれなくているのです。猫は最近何故かダックスフントのように、腹を見せて上向きで寝るのでいつものように、そうやって寝ると顎を皆様にひけらかすことになるのです。それで血が嫌いな妹が大騒ぎしていたのです。獣医が「本当は歯を抜いちゃった方がいいんだけど、できないよなあ」と、言いました。猫の歯の治療は全身麻酔になるので老猫には相当な負担がかかるのです。チー子はてんかんも持っていて何かのきっかけで大騒ぎになるんですが、同じ理由で薬をのませていません。
獣医は結構ペットは飼い主のもとにもどそうとする人で、「普通は入院するだろう」というときでもかえされます。それで、素人の飼い主はときどき「ひぇ~。恐いよ~」と、いう思いをします。うちが一番恐い思いをしたのはクロという雌犬が避妊手術をしたときで、数日入院かなあ、とのんびり考えていたら、連れて行ったクロをそのまま、しかもお腹にワイヤーでとめて連れて帰ったときです。チー子の避妊手術のときは親も慣れたもので、ちょっと風邪気味で一日中おふとんを敷いてうつらうつらしている私の布団の上にバスタオルやぼろ布を敷いて猫が寝ていました。ビックリしている私に父が「ワイヤーでとめてあるだけだから気をつけろよ。傷口開くと、内臓でちゃうからな」と、言いました。ひえ~、ゆっくり寝られないよ~。切ったら縫うとばかり思っていた私には、驚きでした。その後何年も経ってから、飼い主のもとに戻す大切さを考えました。うちの犬や猫は殆どが家で死んでいるんですが、じろうという、人一倍臆病で甘えん坊の猫に限って、病気だったんですが、病院で死にました。最後に知らない動物や人に囲まれて心細かったろうなあ、と、今でも『死ぬときは可哀想がだったなあ』とおもいます。
先日、母が傷口の様子を見せるために動物病院にチー子を連れて行きました。医者はチー子を見るなり「ああ、これは邪魔だなあ」といとも簡単にベリっと剥がしてしまいました。治療 の一環というよりも、自分が見えにくいから、というカンジだったそうです。こっちは恐くているのにさあ。
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最終更新日
2008年06月13日 18時17分53秒
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