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仙台三越で薮内佐斗司彫刻展 をやっているというので、さっそく思い立った日に行ってきました。 2010年の平城遷都1300年祭のキャラクター「せんとくん」を制作したことで、名前を知っている方も多いでしょう。テレビや雑誌では作品をみたことはありましたが、実物は今回初めてでした。 せんとくんの元になったと思われる(どっちが先か分かりませんが)ブロンズ像「平城の童子」絶対こっちのほうがいいです。キャラクターデザインされたものは、かわいらしく描かれていますが、ブロンズのほうは、薮内さんの作品に角が付いているのです。やっぱり薮内さんの童子です。 ぎょろっとした目は、作者ご本人に重なります。 7階ギャラリーの係の若い男の方はいろいろ説明してくれました。子ども2人と夫と行ったのですが、これが土日や最終日だったらこうはいかなかったでしょう。せんとくんの頭の被り物を、台から外して、ハンカチの上からでしたが、触らせてくれました。乾漆の技法で作ったのでとても軽いのだということを教えてくれました。大きさの割に軽い。 ブロンズ作品と木彫作品があります。ブロンズは同じものを88個作るそうで、普通は4,42、44、9などは欠番とするそうですが、薮内さんは欠番なしで、縁起のよいように解釈するんだそうです。と、会場にあった一つの作品の裏を見せてくれて、 「これは42番なのですが、41+1と書かれています。『よいがもうひとつよい』と意味付けるのです」 いろいろ考えているんですねえ。こういうのも作品の一部として案外大事なのかもしれません。買ってくださった人がますます大事に価値のあるものと思ってくれるでしょうから。 株あげ童子。株価があがるように、人の株があがるように、とカブを持ち上げている像。このようなのも縁起ものですね。
うちも、縁起ものでなくても、なにか言葉で作品への思いを付け加えたら、またいいのかあなあ、とちょっと思いました。
ギャラリーの奥の小部屋には、佐藤忠良さんの彫刻が狭い所に何体も置かれていました。どうぞ、といって通されました。宮城県美術館ではこんなに間近で見られません。ちょっと得した気分でした。ロダンのブロンズもありました。すごいね、と後で夫に言うと、ブロンズはたくさん数ができるから、友達のAさんもロダンは持っているよ、と。そうは言っても、普通に見られるものではないでしょう。
今日の写真は、石んこ地蔵4人家族。www.isinko.com石神彫刻工房もぞうぞ。石の作品は、彫るので、同じものは一つしかありません。
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最終更新日
2009.09.04 22:13:24
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