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テーマ:建築・建築家(114)
カテゴリ:外出したこと
氷河期オタクの遊佐です。 毎年秋の週末に、大阪の魅力ある建築を一斉に無料で公開する日本最大級の建築イベント、イケフェス大阪。 今年、2023年でついに10周年です。 私は 5つの建物を見学 させてもらいました。 今回は、大阪市西成区山王のARCHITEKTON - the villa tennouji -ガイドツアーを見学しました。 イケフェスHPの紹介には、 天王寺の中心部にありながら、長屋なども多く残るエリアに佇む小さな多目的の一棟貸しvilla。ガルバリウム鋼板に包まれた内部には、アンモナイトのように渦巻くらせん階段が中心に配され、その遠心力で全体が統合されたかのような不思議な立体空間が、独特の体験を提供する。 とあります。 天王寺動物園のすぐ近く。星野リゾートも開業し、ワールドワイドな観光都市に生まれ変わった新世界地区。 写真で見ると、木と金属の異なる素材が同居した、現代風のオシャレな建物です。楽しみ。 現地に到着すると、鋼板に覆われた、こじんまりとした一軒家です。 オシャレな普通の家に見えますが、中に入ると面白い造形のらせん階段が中心を貫いています。 ただのらせん階段ではなく、アンモナイトのように拡がり、大きくなっているのです。 上がっていくと、踊り場のように、階段の途中に個室があります。というか、階段が拡がって個室になっている。 何階建てなのか、一見しては良く判らない。 建築法的には2階建てのようですが、分散した部屋は3階建てのようなボリューム感です。 かといって閉塞感や天井の低い感じもなく。不思議な設計です。設計は菅正太郎さん。 開放感と隠れ家感、入り組んだ感じとスッキリした感じがなぜか同居していますが、お互いに矛盾はしていません。 ここは一棟貸しされていて、誰でも宿泊費を払えば、この不思議な家に滞在することができます。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.02 00:00:21
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