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死ぬまでうたたねブログ

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2007.04.29
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カテゴリ:ご本


下川耿史/著。

■江戸時代から■
江戸末期から日本に存在が確認されているエロ写真、すなわち女性のヌード写真を集めてああだこうだ。
そこからどんな日本的感性や庶民的感情が見えるか、あれこれ。

そういえば、御茶ノ水でアルバイトしていた時、かなり古いエロ雑誌の自販機が近くにありました。エロ雑誌の自販機を見たのはあれがはじめてだったのだけれど、昔はたくさんあったんでしょうか。

■写真がたくさん■
載っていました。
明治初期のヌードで驚くのは、足の開き方がすごく無造作なこと。
自然体を装ってるのかもしれないが、色っぽくない! なんじゃこりゃ。
それから、表情も色っぽさが感じられません。
扇情的でもないし、恥ずかしがっているようにも見えない。これは一枚を撮るのに露光の時間がたくさん必要だったため? ずっと長い時間笑顔はしてらんないわよ、みたいな?

■エロと芸術■
エロと芸術の乖離という章。エロか芸術かの議論は明治のころからあり、結果としてこの本が出版された1995年当時では「芸術は高尚、エロは低俗」という意識が広まっていると著者はやや憮然として語る。
今はもうちょっとエロの価値が高まっているように感じるのは、私の意識が変わっただけでしょうか。
バカっていう人がバカなんです、っていうのと同じで、エロって思う人がエロいんですぅ。

ていうか、エロでも芸術でもどうでも良いです。面白ければ。
「芸術なんてでぇっきれえだ」と杉浦日向子さんが言っているので、私もゲージュツ好きな人が嫌いです。
楽屋落ち下ネタブラボー!
西鶴より京伝。

■他の目次は■
レズ・ブームとエロ写真、日露戦争とエロ写真、パロディ・エロ写真(アホアホで面白い!)の流行、など。

戦後のエロ写真が巻末にチラッとあり、そのあたりだけ雰囲気が異なっていて、モデルさんの表情が今風にエロい。
そこんとこについての考察を聞きたかった気がします。





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Last updated  2007.05.01 23:05:21
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杉浦たまか@ Re:同意!(10/21) のへぴょんさん ぬりかべが出たときは…
のへぴょん@ 同意! 確かに・・・季節のご挨拶に拘りつつ、 …

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