私家版 さいたまの石仏

2015/12/15(火)09:09

板橋区中台 路傍の石仏

東京 板橋区の石仏(80)

ホームページ「私家版さいたまの石仏」はこちら 今日は中台の中央部、路傍の石仏を紹介します。 中台中学校西五差路 板橋区中台1-48 環状八号線から若木通りを南へ向かい、急な坂道を登りきったあたり、中台交番前交差点を左折した先の五差路の角に小堂が立っていた。この地点から写真右の道は中台交番前交差点を経て若木小学校、左に進むと中板橋駅方面、北に進むと日大豊山女子高を通り高速中台I.C.付近へ、また、すぐ東には中台小学校がある。 小堂の中 丸彫りの地蔵菩薩立像 天明4(1784)笠をかぶった姿が珍しい。 下の台の正面は表面が削れ字も薄くなっていて読みにくい。右脇は講中九十四人。その下は文字かどうかわからない。中央は主要な部分が欠けているが途中に地蔵と見える。「奉建立地蔵菩薩」だろうか?左脇には造立年月日が刻まれている。 台の左側面 左 下板橋道。右側面には 右 練馬道 五町と刻まれていた。 小堂の左脇に二基の石仏が並んでいる。きれいなお花とお水が供えられていた。 右 馬頭観音立像 寛政12(1800)合掌型六臂。顔のあたりは損傷が目立つが、頭上には馬頭がはっきりと見えている。 塔の左側面 左 江戸道。その下に造立年月日を刻む。 右側面 右 練馬道 大山道。その下に東叡山御領 武州豊嶋郡中臺村と刻まれていた。 左 庚申塔 嘉永5(1852)青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。力士のようにたくましい体躯。足下の邪鬼は土下座をしているようだ。日月が無いのは珍しい。上部の一部は欠損か?下の大きな台の正面には三猿が彫られている。 塔の左側面には大きな字で いたばし 前野道。 右側面 こちらも大きく 西 ふじ 大山 練馬道。 正面に三猿が彫られた台の左側面に年号。右側面には武州 願主とありその下に名前が刻まれているようだが、台の下部は土の中に埋もれていて全部は読めなかった。

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