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いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

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2020.06.11
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カテゴリ:フェレットの健康
​​​質問を受けましたので書いてみたいと思います。

 これまで本でもブログでも書いてきたことなのですが


 元々の記事はご本人が削除されているようですが
テキストととして届いています。


 まあ、文章そのものは最初の書き出しからボタンの掛け違えで
話が展開しているので、そのように考えていくことは大切だと思いますが
考えの展開はちょっと、いや全く同意できません。
 でも、考えていくことは良いことだと思います。


 ご質問をいただいた方には軽く返答をしています

 「最初のボタンの掛け違えで話が展開しています」と。


 ご本人が削除したので解説をするのもなんですが


 書き出しは日光浴でできる栄養素が
日光浴をしないために補給できないことが
副腎に関係する病気に繋がっているのではないか?


 部屋のなかでUVカットのガラスなどで・・・と話が展開しています。



 まず、日光浴でできる栄養素はビタミンDに関係してのことでしょう。



 野生下であればフェレットは肉食する形で活性型のビタミンDを得ています。
つまり、獲物になる動物が日光浴をして作ったビタミンDを得ている
夜行性動物なのです。


 自身で日光浴の必要性はあるでしょうか?
してもいいでしょうが、する必要性はないと思います。

 犬でも日光浴に必要な反応は指先に
数分で充分と言う記事があります。


 夜行性であり、(野生)フェレットは森林に住み、
生育範囲はエジプトから北の方で、いうなれば寒い地域で過ごしていました。

 それは活動時間にはお日様が無く、
生活空間には日が当たりにくい環境で、
緯度的にも紫外線が弱い地域で、
お日様が強く必要な動物ではないということです。



 日光浴はしてもいいでしょうが、
する必要性はないと思います。


 生活空間と言うのは森を歩いたことは有りますか?
手つかずの森は歩くことができないでしょう。

 私はいたち村の管理で手を入れられなくなった里山の整備をしていると
思うのは、高木が空を多い、2mくらいの低木が高木の枝葉からこもれ落ちた
陽ざしの当たる地面を覆うように生育しています。

 森は日中でも薄暗いのです。



 森で歩けるのは手入れがなされているからで、
倒木を片づけ、歩けるように整備をした結果です。
森は日中でも薄暗いのです。



 フェレットは捕食者であるとともに
時には食べられてしまいます。
鳥に襲われたり、キツネにやられたりします。

 ですからお日様が当たる環境は太陽までの空間が
遮るものがないので危険なのです。

 

 


 夜行性動物と言うのも日中には寝ている傾向が強い動物です。
ということは自分から日光浴に出向くわけでもないのです。


 日光浴はしてもいいでしょうが、
する必要性はないと思います。



 ビタミンDと副腎の関係ですが
ビタミンDの不足で問題があるのかはわかりません。
明確に「有る」「起こっている」とは認識していません。


 

 お日様とフェレットの関係で話題になるのは
メラトニンの問題です。
メラトニンは人間で言うと22時くらいに出てきて
睡眠を促すホルモンで、朝日に当たるとメラトニンの生成が止まり、
メラトニンの前の段階のセロトニンが、アミノ酸のトリプトファンから
合成されて体に溜まっていきます。

 朝日を浴びてメラトニン生成が止まって一定期間経過すると
メラトニンが出てきて心地の良い睡眠と、体の修復に関わっていきます。


 これが人間では体感時間のリセットに繋がります。


 この話はヨーロッパの飼育方法で副腎疾患が出ないという中で
10年以上前に日本に入ってきて、メラトニンホルモンを
個人輸入して与えたり、朝陽を浴びることを言う人が出てきました。


 副腎疾患の時にメラトニンホルモンのサプリメントを与える獣医師もします。



 ただ、10年以上の経緯を私が眺めてみても
優位差は感じていません。
やったから明らかに良かったことは感じません。


 この朝陽の件で思うのはやりたい方がやって結果を発信していただければいいと思います。
問題なのは朝日に浴びない人を非難する人が出てきた事です。

 朝陽を浴びさせる環境にない人もいますね。
朝陽が入ってこない家に住んでいる方
朝方には仕事でいない人

 飼育環境はイロイロです。


 そのなかで朝陽を浴びないことで強い非難をしている人がいる。
そこで私は、やりたい人がやればいい。有意差が見られないので
無理に勧めるモノではないと考えています。





 メラトニンと副腎疾患の時には
女の子でエストロゲン過多の場合、メラトニンの原料のトリプトファンを壊します。
原料が無いのでメラトニンに繋がりません。
ですから出来上がるメラトニンを、海外輸入をして与えるよりも
材料のトリプトファンを与えるのが先なのです。




 野生下のフェレットは朝陽を浴びて体内時計をリセットしていたでしょうか?
リセットさせるにはある程度の強い光が必要と言われています。
そういう場所に野生下で出ていくことは普通でしょうか?

 野生動物で、森の中に住んでいて朝陽を浴びるのは
どれくらいの確率でできるでしょうか?


 朝陽を浴びるのは必要ですか? 
ないと健康を損なうのでしょうか?
現時点では有意差が聞こえてきません。



 朝陽を浴びるのはやってもいいと思いますが
やれない環境にある人を攻撃するのは辞めましょう。


 
 体内時計をリセットするのは必要でしょうか?
別に学校に行くわけでもないし、
仕事が有るわけでもないし、
3時間ごと寝ているフェレットにキチンと
地球の自転の24時間に体を合わせる必要がありますか?




 あと、3時間ごと寝ているフェレットがこのメラトニンの作用は
人間と同じではないのでまた別の考え方で
時間を判断しなければなりません。


 私はやったらいい、辞めるべきだという答えはないのですが
やる人が優位差を発信してくれるのであれば
学問が動いていくのでしょうね。


日光浴は必要か?

 なんでもやるメリットとデメリットが有って
リスクを感じながら選択をして行動をすればいいと思います。



 犬も夜行性動物ですが、日中の散歩は必要でしょうか?
紫外線が強く当たり白内障になるリスクが増えます。
お日様の下で散歩に行くのはそうしたリスクが有るのです。



 フェレットは日光浴が必要でしょうか?


 日向ぼっこして自身が気持ちよくしているならいいでしょう。
でも、これからの季節太陽の力は強烈なので
お日様の力が弱まるまではちょっとまったらいいと思います。

 そして体に当ててもいいでしょうが
目に当てると白内障のリスクが有るので
健康を求めて病気になるのはナンセンスだと思いますから

 目を隠して体に日光浴はありかもしれません。



 いずれにしても、森であり、夜行性であり、緯度の高い紫外線の
弱い地域でフェレットの原種は生きていました。

 日本の紫外線は強すぎませんか?
キチンと考える材料をテーブルに上げて
考えを話し合うのがいいと思います。


 日光浴はしてもいいでしょうが、
する必要性はないと思います。

 
リスクをきちんと理解して
負担のない範囲でやってみてください。

 有意差が見られたら皆さんに教えてください。​



 あと、日光浴ではないですが光の影響を最後にご紹介しましょう。

 起床メカニズムと言うものです。
2006年に兵庫の大学が発表したもので
それまでわかっていなかった作用です。



 要するに私たちは寝ている時に眼に光が当たると
「うんー」って起きますでしょ。
 

 その仕組みが分かったということです。


 瞼を閉じ得ていても光が目に当たると
副腎に指令が入り、ステロイドホルモンを出し
インスリンホルモンが放出され
体温が上がり、気持ちの良い目覚めに繋がります。


 これは起きている時の交感神経優位の状況を
寝ている時の副交感神経の優位を切り替えるきっかけになります。

 これは電気の光でも起こる反応で
太陽の光が関係している物ではありません。



 ニワトリが卵を産むことも光が関係しています。
なんで産むんだろうと10年以上前不思議で
岐阜県の畜産研究所(?)に電話をして教えていただきました




 年中卵を産むことについての本もありましたが
そういう品種改良もされているとしても
光が関係しています。


 養鶏場が近くにありますか?

 夜、電気がついています。

 この電気の作用で卵を毎日産むようになります。


 明るい時間が24時間のなかで長いのが条件だったと思いますが
少し明るくすることで産み続けます。


 逆に秋からは陽が短くなるので通常であれば
産卵率が下がります。


 この反応は雌でもトサカに当たることで反応が起こることまでは分かっていますが
それ以上は分からないと10年前に聴いています。今は研究が進んでいるのかは不明です。


 どうなんでしょうね。どこに光が当たれば影響が出るのか
順番に調査したのでしょうね。

 ほほえましいものです^^





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最終更新日  2020.06.11 20:56:49
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