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カテゴリ:詩とか
アイスキャッスル[Ice Castle]
ため息混じりに貴方が語るお伽噺が 終わりのない夢のように・・・耳元で再生[きこえ]る ときおり溢れる 小さな微笑みは 悪魔の指先のように 喉元を締め付けて 視界さえも奪ってゆく 氷ついた城の中の ダンスフロアは青白く光り その真ん中 腰掛けた 貴方の膝上[ひざ]に横たわる ふたりが吐き出す 白い息だけが深く交わって 火傷しそうな結晶に変わる 見上げる天井[そら]に描かれたフレスコ画 女神も 天使たちも 助けてくれない 気絶しそうな快楽の中 貴方の瞳に「絶望」が見えた 冷めた口元が微妙に歪んで 物語[はなし]は最終章[フィナーレ]を迎える 深い闇に金の粉が舞い 目が眩んでいるあいだに 口づけを交わす 熱いのは肌[カラダ]だけで 心は凍えて割れてしまいそうだ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 30, 2007 03:41:49 PM
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