|
テーマ:精神の世界(125)
カテゴリ:日記
【二つの解脱法】 前記事に『般若心経で彼岸に渡ろう』(Kindle版)のことを書きましたが、般若心経が説いているのは「解脱法」ですね。以前の著書『悟りの杖』にも「解脱法」は説きました。しかしこの二つの解脱法は、少し異なっています。『悟りの杖』が釈迦仏法(原始仏教)の解脱法に拠ったのに対し、『般若心経で彼岸に渡ろう』は大乗仏教に属する空の理念に拠ったものでした。 解脱法が二つあるということは、「解脱の境地が二つあるということ?」と思うかもしれませんが、至る境地は同じなのです。釈迦仏法と般若の到彼岸法は、表面的には異なって見えますが、その内実は同一だからです。共に五薀を解脱する法だからです。同じものを解脱しているのなら、究極の解脱先に異なりのあろうはずがない。 で、「解脱先は?」となら金剛界の仏心。この仏心は、拙著『如来意識』に説かれている三意識中の「如来意識」に重なるもの。という次第で、仏法修行の要は、やはり「解脱」ということになるでしょう。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月28日 18時24分50秒
コメント(0) | コメントを書く |