いわぴいのドラマ日記

　今回は混世大魔王が逆らえなかった人ということで、またまた凛凛が何かを下のではないかという疑惑が大きくなってしまいました。やっぱり菩薩様なんでしょうか？それにしては、悟空を殴り倒したり喧嘩したり、おおよそ菩薩様らしくない言動が気になったりはするのですが・・・。老子様が気づかないのも変な話ですしねぇ・・・。まあ、あの老子のことですから気にしていない可能性は大いにありますけど・・・。

　悟空にお母さんがいるかということで、最初からいきなり驚かされました。実際には妖怪が仕掛けた罠だったんですけどね・・・。牛魔王を退治された羅刹女をけしかけて混世大魔王が三蔵法師を捕まえるためにあの家族を利用としたわけですが、それでも罠にかかるのをよしとしない母親の姿には心打たれるものがあったような気がします。

　ただ、混世大魔王の恐ろしさは今までの妖怪の比じゃなかったですね。昔、彼の部下だった悟浄はその名前を聞いただけで文字通り震え上がってました。しかも、妖怪であることを全く隠さずに三蔵法師と話し合いで解決しようとするところなんかは老獪で一筋縄ではいかないところを感じさせられましたね。怒りによってからだの中に花を咲かせる美人花の種を三蔵法師が飲まされたときには、絶望的な気分になってしまいましたね。飲ませたあとに三蔵法師を怒らせるのがなんとなくわかりましたから・・・。最初に花が咲かなかったときにはホッとさせられただけに、余計にそう感じました。人の心の弱みに付け込むなんて、本当にひどい妖怪でしたね。

　妖怪を憎んでしまったことを恥じる三蔵法師に、仲間たちは優しかったですよね。混世大魔王が明らかにずるいことをしていることがわかったからでしょうけど・・・。一瞬裏切ったように見えた悟浄も仲間を守るために戦っていましたし、悟空も感情を持つことが人間らしいと認めていたのが印象的でした。八戒は・・・、栗を食べていただけですが・・・（笑）

　悟空が人の感情を認めたのは、きっと自分たちをだまそうとした一家の母親の話を聞いたからなのかもしれませんね。今までの旅での数々の出会いに加えて、「手は持って帰る為にあるんだよ。」という言葉が彼の胸に響いたような気がします。石に閉じ込められていた悟空が仲間と触れ合うことで、話を聞くことでさらにはっきりしたとでも言ったほうがいいんでしょうか？三蔵法師を守ろうと勝ち目のない戦いを続けた悟浄のあとを引き受けた悟空の仲間意識が本当に感動的でした。軍隊が出てこなかったのが、不幸中の幸いではありましたが・・・。

　今回も危機的な状況を乗り切って何とか次の目的地に旅立った一行ですが、来週は今回の黒幕の羅刹女との直接対決が待っているようですね。今回登場の少なかった凛凛が軸になっていきそうですが、彼女の正体は来週明らかになるんでしょうか？その辺も楽しみですよね。

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