カテゴリ:ドラマ
「お金や体のことならなんとでもなります。なくしたのは希望なんです」という言葉が胸に突き刺さりました。新聞記事なんかでも介護疲れの悲惨な様子がつづられていることがありますが、こうやって映像でまざまざと見せ付けられるとフィクションとはいえ真に迫るものがありますよね・・・。5年間見守り続けた上で、それでも本人のことを思うとどうしたらいいのかわからなくなって、それでも何も確かめることが出来ない手探りで闇の中を歩くような気持ちは想像はできても本人でなければ実感できないものなんでしょう。
白井さんの奥さんが愛する旦那さんのために、入院してから一度も店を休んでいないと言うその心がさらに僕の心に訴えかけてきたような気がします。夢をかなえたのにもかかわらず、それを全うできない旦那さんになり代わって夢を引き継いでいる奥さんの優しさが痛々しかったですね。「あの人の夢でしたから・・・」という言葉とどうしようもない現実との狭間に立たされた奥さんの気持ちを思うとやりきれないですよね。チューリップの話が悲しく感じました・・・。 ただ、そのどうしようもない現実の前に立たされても奇跡を信じたくなるのが人間の性というものではないでしょうか?奥さんの苦境を察することも出来なかったこともあって、さらに頑張ってみようと決意したあおいと北沢君の心意気は素晴らしかったと思います。看護の力で患者を回復させる方法もあるということを知ったのも大きかったですね。総師長の鶴の一声で五感刺激の導入が決まったとき、何かが起こる予感がしました。確かにドラマの中なので仕組まれたこととは言いながら、花市場のせりの音を聞かせたときに白井さんの指先が動いたときには不覚にも涙してしまいましたね。人の死を前にして辛いことのほうが多いかもしれませんが、医療に携わっているとこんな奇跡に出会える瞬間もあるんですよね。心から感動してしまいました。 それにしても、今回は北沢君が大活躍でした。副院長の利益優先政策の前に一度はリストラされることになった北沢君が、酔っ払いを救ったりする中で、看護助手の仕事を大切に思ってくれたことが何よりうれしかったですね。しかも、白井さんの看護療法をなじった副院長相手に啖呵を切ったときにはスカッとしました。やっぱり人間見てくれじゃなくて、中身なんですよね。それをせりの録音で証明してくれた彼の心遣いは立派なプロなんじゃないかと思ってしまいました。3年後にいい看護師として活躍してくれるといいですね。 今回も総師長のおかげで何とか急場を凌ぎきったあおいですが、厳しそうに見えて絶大なあおいの支援者である彼女が来週は大変なことになりそうです。あおいは総師長を救うことが出来るんでしょうか?来週も目が離せない展開になりそうですね。そういえば、今回は江藤先生の手際がよくなり、しかも田所に食って掛かるようになってましたね。だんだんといい医者への道を歩み始めたんでしょうか?だとしたら、これも総師長効果かもしれませんね・・・。 人気blogランキングへ 週刊ブログランキング TV Drama★Ranking 週刊ブログ王 ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。 ドラマ日記トップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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