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いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2022年06月19日
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みどりのゆび=植物をすごい速度で成長させる不思議な指 を持つ男の子の話、というのはなんとなく知っていたんですが、今回初めて読みました。
小5の娘の国語の教科書で紹介されてたの。
娘に読ませようと借りてきて自分で面白く読みました。w

主人公の男の子は、学校の授業でどうしても眠ってしまい「他の子供と同じではない」と追い出されてしまいます。
冒頭から衝撃展開だわ。
両親は子供を自宅において、いろいろな教師につけて体験をさせて学ばせようとします。ホームスクーリングの文化があるって素晴らしい。
最初の教師である庭師のおじいさんが、少年の才能を見出します。
でも少年はあまり喜びません。「また皆に【他の子供と同じじゃない】って言われるよ」
それに答える庭師のじいさんがすごく良いの。「いちばんいいことは、誰にも言わない事だ、好奇心を持たせたり、いじわるされちゃつまらないからな。隠された才能というのはどうかすると、私たちに不安をもたらす危険がある。」
これはすごく大事な教えだと思う。

そして少年が見つけた真実。
「花って、さいなんがおこるのを防ぐんだよ」
少年は刑務所を花でいっぱいにします。貧民窟も、病院も、最後は兵器もすべて。
兵器工場を経営していた少年のお父さんは、園芸工場に職替えしました。
【戦争反対を花で】
それでも死はあらゆる人の上に訪れます。庭師のおじいさんが老衰で亡くなり、少年は最後に天まで続くハシゴの木を育て、それを昇って行ってしまうのでした。





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最終更新日  2022年06月22日 18時19分19秒


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