ここにいることの幸せ~八木原先生に感謝をこめて
私が高校生活3年間の全てを捧げた埼玉県立松山高校吹奏楽部。 当時の顧問八木原宗夫先生が今年3月にご勇退されたことを記念して東松山で開催された、「八木原宗夫先生ご勇退祝賀会」に出席してきました。 会には、先生から指導を受けた数多くの卒業生が集結。本当にすばらしい時間を過ごすことが出来ました。 私にとっての高校3年間は、今思い返しても本当に充実しすばらしい日々でした。 高校入学前の説明会で聞いた演奏に驚き、部員のほとんどが初心者だったことを聞いて入部を決意。入学してすぐに部員となりました。 私の担当楽器を決めたのは八木原先生。私の容姿をみてすぐに「君はテューバだね」と即決。YESもNOもないままに練習することになりました。 そして2年が過ぎ、3年生のコンクール。私たちはなんと埼玉県予選を突破し、関東大会に部創立以来初めて進出したのです。演奏はまさにベスト中のベスト。 曲の最後にタクトを振りながら見せた、八木原先生の笑顔は今でも忘れられません。 10数年ぶりにお会いした八木原先生。ご挨拶に行くと「おーいわつぼー、変わってないなあ」 いやいや変わっていないのは先生の方です。笑顔も話し方も何一つ変わりません。 卒業以来初めて会った先輩や後輩もいましたが、何か時が戻ったかのような感覚を覚えました。 恐かった先輩の前では、やっぱりシャキーンとしたりして。 Y先輩、N先輩お会いできた上に、ご近所だと言うことが分かり、本当にうれしかったです。こんどこっちでゆっくり飲みましょう。 途中今でも音楽にかかわっているメンバーが演奏。 曲目は BITTERSWEET SAMBA Spanish Fever アンコールでもう一度BITTERSWEET SAMBA。 イヤー本当に盛り上がりました。 来年は部結成50周年。久しぶりにOBバンドも結成されるようです。 もちろん私は演奏には参加しませんが、今から本当に楽しみです。 もし私がこの吹奏楽部に入って八木原先生と出会っていなければ、おそらく私の人生は全く違った方向に進んでいたのだろうと思います。 音楽的に考えても、松岡直也さんを聞くことはなかったでしょうし、ラテンを聞くこともなかったでしょうし、今出会えているすばらしい仲間たちとの出会いもなかったはずです。 私の人生にとって本当にかけがえのないものをたくさんくださった恩師。八木原先生に心から感謝をするとともに、今後の更なるご活躍をお祈りしたいと思います。