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風狂夜話2

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2008年06月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日「人は必ず死ぬものなり」という不滅の真理を喝破した(それほど

大げさではないが)のであるが、もう少しこの種のテーマについてほじ

くってみたい。

つらつら考えるに人は必ず老いるものである。

それにしたがい腰は曲がり、目や耳ももうろくしてくる。性的能力も衰

え、冒険もできなくなる。いちいちふるまいがのろくなる。

その結果大人らしい諦念とひきこもりが顕著になる。

もはや財力と見識のみが老人の防波堤にならざるを得ない。

かれは歴史にかかわる。少年と張り合うわけにはいかない。

人の道だとか、歴史の教訓だとか、もっともらしい嘘の構築にはげむ。

こざっぱりした服装でのろのろ歩き、手つきもやや枯れた風情にみちて

いる。わかものは信用せざるを得ない。なにただ老いさらばえているだ

けなのだ。なんとか馬鹿にされないようメーキャップしているという次

第。美しい虚飾という悲しみ。

私たちはこの種の芸当にだまされ、歴史や真実を目やにのついた遠吠え

のような形で覚えさせられた。世代の葛藤はうまく回避されたとも言え

よう。最後はやはりこの世の安寧秩序なのである。

あたたかい布団のなかで死を迎える…これである。

官僚たちは永遠の老人である。着々と準備している。





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最終更新日  2008年06月17日 05時30分29秒
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