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09年に自公から民主党への政権交代が確実になった途端、改革を恐れた連中が 始めたのが小澤つぶしだった。 霞が関や財界、大マスコミといった旧体制側がよってたかって、小澤を封じこめ、改革 を骨抜きにしようとしたのだが、こうした闇勢力のカイライが野田政権といってもいいくら いだ。 財務省の言いなりで、公約違反の消費税アップを強行したのは言うに及ばず、原子力 ムラのために原発再稼働もナシ崩しで容認した。挙句はTPP参加だ、集団的自衛権見直 しだ、と次から次へと自民党みたいな政策を繰り出した。そのために民主党は分裂を余儀 なくされ、裏切り、迷走、混乱に嫌気が差した国民が離れた。 「つまり、民主党が自滅したおかげで、自民党が浮上したわけです。決して、自民党が 生まれ変わったわけではないし、そのせいで積極的な支持を得たわけではない。それでも 単独過半数を得られるのであれば、笑いが止まらないでしょう。自民大勝の一番の功労者 は野田首相です」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏) これだけでも野田は万死に値するのあが、野田の大罪はそれだけではない。 選挙になれば民主党が壊滅するのは百も承知で、政権を「どうぞ」と渡すがごとく、自民 の言うがままに解散したことである。 「その上、『比較第一党が目標』なんて言ったのです。与党党首なら、ウソでも過半数 を狙うと言うものなのに、てんで勝つ気がない。しかも、野田首相は第三極の準備が整わ ないタイミングを狙って解散を仕掛けた。まるで、自民党に大政奉還するための選挙ではな いですか。<自民党野田派>としては、最高の働きをしたことになります」(民主党前衆院 議員)。 (日刊ゲンダイ12月7日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月07日 17時54分03秒
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