カテゴリ:俳句
春月や働きづめの馬倒れ ふるさとに春火事多し故知らず 鉱山の親不孝通りつばめ来る スト破りと酌み交す父花明り 鉱長のダリアを誉めし採炭夫 焼酎や父の左翼語なまり濃し もたれあふ思想と政治労働祭 巡業の柏戸もきて夏祭 すててこの父の遺影も演説す さびしきは相馬盆唄父郷なる 鯖雲やみな大いなるものに負け 鉱夫らの休みの競馬コスモスよ 秋蝶やむかし全山争議の地 風花や山懐に閉山碑 着ぶくれてやうやく覚る酒の味 燗酒を時代にはぐれたる人と 雪しまくいっさい幻となる故郷 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月05日 08時03分46秒
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