カテゴリ:俳句
思想にも旅にも飽いて冬籠る 而して戦後七十年の懐手 なかんづく沖縄長き神の留守 守旧派と酌むも残生おでん鍋 わが出自ろくでもないが冬の梅 秋霖や昭和で絶えしこと数多 晩学や夜更けて旨し煮染芋 夜店の灯寺山修司が訛り出す 洟垂れも秀才も逝く流れ星 三鬼の忌すさぶは懐のみならず まだ若き精神科医の褞袍かな 木枯しや故郷遠き立飲み屋 団塊の世代老いたりレノンの忌 秋蝉やバブルの頃はよく転び あいまいはこの国の癖捨案山子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月01日 10時17分27秒
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