カテゴリ:俳句
牡蠣啜る陰気なテレビつけながら 日本は和の国なるぞクリスマス おでん屋で論ず『悪人正機説』 木枯しを駱駝のやうに耐えている 燗酒やすぐに謝るわが杜撰 地下酒場春を待たずに閉ぢるらし たらちりや老いて益々韜晦す ぼろ市や危ない橋を二度ばかり 着ぶくれてむかしの挫折懐かしむ まとまらぬ議論が楽しおでん鍋 大いなる盗賊出よ寒月光 どてら着てもこもこしたる文化人 かの時もうろたへをりし懐手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月23日 07時46分35秒
コメント(0) | コメントを書く
[俳句] カテゴリの最新記事
|
|