ラムネ干すなかにし礼を聴きながら
夏霧の奥に厠はあるといふ
焼酎や左遷のはなし佳境なる
東京の一極集中シャワー浴ぶ
年寄れば忘るるまでよ蝉の穴
クーラーの効かぬ面接試験場
平凡に暮らす贅沢花かぼちや
ビヤホール慇懃無礼も芸のうち
冷房や官僚たちの無言劇
さやうならだけの人生星流る
唖然呆然冷汗三斗のまつりごと
すててこや不徳を重ね七十路へ
ちちははの不運と不屈昭和の日
ビヤホール難破船とも思ふべし
自分史のおほかたは嘘ところ天
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最終更新日
2018年06月27日 17時43分59秒
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