神話の里出雲から

「今年も雪が少ないね。地球温暖化の影響だろうか。」
近年、こんな会話が増えていますね。
実感はあるけど、危機感というところまでは行っていないというのが一般的なイメージではないでしょうか。

一方、これが農家同士の会話になると、かなり危機感があります。
「今までは発生しなかった虫が増えてきた。」
「果樹の病が止まらない。」
「このままではあと数年で木が全滅かも」

・・・そんな会話が飛び交います。これは農家にとっては死活問題ですので、あらゆる手段を講じます。
対策として「農薬を増やすこと」を推奨している農業専門誌すらあります。
農薬というのは、適量を使用してこそ安全なものですので、おかしな打開策と言わざるを得ません。

この状況は主に樹木に現れており、野菜には未だこれほどの危機は訪れていません。
が、私たちも今から対策を講じておく必要があります。

環境の変化に応じた「新しい農業」が必要な時代が来ている、そう実感します。