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カテゴリ:旅に思ふ
母と2人、産土(うぶすな)参りに行ってきました♪
夜行高速バスって、意外といいですね! 寝てたら朝、もう四国に居るなんて・・!ちょっとビックリなくらいお手軽。 ホント意外と楽でした!W(°o°)w でも、車だけが走る為の道路(高速)って、独特の空気がありますね~。 道なりにずーーっと、たくさんの人の残存思念がリポン状に続いてるって感じ~。 ブレンドされてて・・・すごく独特~~W(°o°)w そして出だしは順番に色んな停留所から人々をピックアップして行くんだけど、 新宿の高層ビルの下を仕事帰りの人々が行き交う夜の風景を見ていて、 「あの人タチ一人一人って、みんな『愛の結晶』なんだな~W(°o°)w 」 なんてことを思っちゃって、ちょっとビックリ。 みんなみんな「生まれたい意志・熱望」と「生れさせたい意志・熱望」の 受容と供給の合致・結晶なワケなんでしょ!W(°o°)w そして立ち並ぶビルの全てを、この「愛の結晶タチ」が創ったんだW(°o°)w それもまた「創造の意志と熱望」に基づいて!W(°o°)w と思ったらなんだかますますビックリ。 そして夜のビル・家々の明かりの灯った窓一つ一つを見ていたら、 その窓一つ一つの中にある「ドラマ」を思って、 なんだかまたしてもしみじみこの人生にビックリしてしまいました。 なんだかホント人間てどうなってるの?スゴイね? と、そんな感慨を抱きつつ(ほとんどガーガー寝てたンだけど(≧▽≦)) 朝8時頃、香川県は善通寺に着きました(笑)。 善通寺の町では、母が記憶を辿って当時住んでいた家の場所を発見! 懐かしさに打ち震えてましたヨ(≧▽≦)45年前ですもんね! そしてよくよく聞いたら、兄も私もここで授かったンだそうです。 琴平は産院があって、通ってそこで兄を生んだンですって。 こんな眺めのところでした。向こうに善通寺のお山が見えてます。 満賀池というため池が近くにありました。 家のあった場所は駐車場になっていました。 四国霊場75番札所・総本山善通寺では、 兄を乳母車に乗せて時々散歩に来ていた話とかしてました。 ここでは、敷地に足を踏み入れたトタンに、とってもいい香りが満ちているのに気づき、 なんだろう??って周りを眺めてスグわかったのが、 境内のそこら中に茂っている楠(クスノキ)の香りだったのでした。 ちょうど新緑が芽吹ききって、クリーム色の花が霞のように咲いているところでした。 樟脳(防虫剤とかに使われるショウノウね)が採れる木で、 そもそも葉などに香りがある木らしいのですが、 ことに今は花が香っているようでした。 クスノキって、「香川県の木」とされているくらい、 県内の街路樹などにいたるところで植えられていて、 神社やお寺の境内にもよく植えられる木なんだとか。 そして善通寺にはお大師様ご生誕の時から生きているとされる 樹齢千数百年と言われている大楠の木があります。 私がお腹にいる時も、散歩に来てこの木の根っこなんかに触ったよ~って、 母言ってました。 この後訪れた金刀比羅宮でもクスノキはたくさん生えていたし、 このクスノキが豊かな甘い香りと共にものすごく印象的だったもので、 帰宅して真っ先に調べてみましたら(笑)、 クスノキの語源は 「臭すし木(クスシキ)」「薬の木(クスリノキ)」「奇しき木(クスシキキ)」 などが言われているんだそう。 樟脳が採れることから、「香る木」って意味と、「薬になる木」って意味があって、 「薬」は「霊妙な薬効があるもの」のことを言い、 「奇しき」は「霊妙だ」「不思議だ」という意味の形容詞で、 どちらも同源の言葉なのでどちらの意味も含まれるんだそうです。 この旅が「母と私の魂の絆・愛の原点に還る旅」なので、 クスノキが「奇しき木」・・霊妙で不思議な木・・であることが やけに印象に残ったワケだと納得したのでした。 産んでくれた人と生れさせてもらった私のご縁て、 霊妙で不思議以外のなんでしょうか?! さて、そんな母と私は、ご本尊である薬師如来様にご挨拶をした後、 弘法大師空海様がお生まれになった生家である「御影堂」の地下で、 予定通り「戒壇めぐり」をしました。 お堂の地下に100メートルほどの真っ暗闇の通路があって その壁を左手でなぞりつつ、漆黒の闇の中を 「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と唱えながら進むのです。 「仏様に見守られながら、闇の中を心静かに進みゆく精神修養の場」とのこと。 母の胎内への回帰・・そしてその過程で空海様との結縁をいただくとのことなのです。 また、この壁には(闇でまったく見えないのですが)両側に 「密教におけるひとつの宇宙観である『曼荼羅』にある37の仏様が画かれ」ているそうで、 また足元には(これまたまったくの暗闇のため見えませんが) 「四国88箇所のお砂が敷き詰められ」ているそうです。 てこれ去年自分が書いたまんまのコピーですが( ̄▽ ̄:) 去年以上に、母に対して、そして生れさせてくださったご縁ある神仏に対して、 それこそ「奇しきご縁」を絶大に感じつつ、 母と2人、漆黒の闇を味あわせていただきました。 今年は更にその後、境内の遍照閣という所で、「お砂踏み道場」(笑)というのも体験しました。 「四国八十八ヶ所お砂踏み」とは、四国八十八ヶ所各霊場寺院の御本尊をお祀りし、 各寺院より頂戴した境内のお砂をそれぞれの正面に敷き、 それらを踏みながら礼拝していくことにより、 四国八十八ヶ所霊場を巡拝されると同じような功徳を積んでいただけるものです。 と、このようなありがたーい場所なのです。 しかもそれぞれ88体の仏像はすべてクスノキで作られているんだそうW(°o°)w 母と2人で、一体一体の前で「ご真言」を唱えながらお参りしましたよ。 幸せでした(〃∇〃) さて、それから私たちは電車で一駅、隣町の琴平へ・・金刀比羅宮に向かいました。 この頃には陽射しもかなりキテて、石段を登っていくのは暑くて大変でした。 でも、上で待っている空気のことを思ったら、なんでもなーいのです!(≧▽≦) 629段目に「旭社」が現れます。 荘厳にして峻厳なお社。 御祭神はたくさんいて、 天御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 高皇産霊神(たかみむすひのかみ) 神皇産霊神(かむむすひのかみ) 伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ) 天照大御神(あまてらすおおみかみ) 天津神(あまつかみ) 国津神(くにつかみ) 八百万神(やおよろずのかみ) の皆々様です。 上から、大いなる創造の大宇宙の親神様・・あめのみなかぬしさまから始まって、 皆様「ものを生み出し、それを生成発展させる霊力」そのものの神々ですね。 帰宅して「日本の神様カード」に、 「今回の旅を経て、私に改めてメッセージのある神様がいらしたらお願いします」 と願ってカードを(5枚引こうと思って)引いたら、 5枚中3枚が例によって勝手にこぼれ落ちました。 落ちたうちの2枚が「高皇産霊神/神皇産霊神」と「伊邪那美神」でしたよW(°o°)w 皆様の「生む力」をいただいて私は生まれたのでしょう。 それから785段目の本宮に辿り着き、清涼・精妙・霊妙な風の中お参りをしてから、 「神恩感謝」と「心願成就」のご祈祷をお願いしました。 母と2人でまたしても「貸切状態」でしたW(°o°)w 再びあの風渡る長い渡り廊下を通って、風渡る本殿に座り、 響き渡る祝詞を聞き、大きな金の大幣で頭と背中を撫でてもらう幸せ・・(〃∇〃) 私の魂を、母の胎内に育ちつつあった小さな私の肉体へと導いてくださり、 しっかりと結びつけてくださった神様のご恩に感謝を捧げました。 勿論父と、母へも。 それから母にゆっくり先に下りてもらっている間に、 私は頂上1368段目の「厳魂神社」を目指し更に登りました。 新緑が美しく、木々の香り風の香りかぐわしく、 「かやのひめさま」をも想い、ありがたく感じました。 途中の白峰神社をはじめ、今回はほとんど全ての摂社末社までご挨拶することができました。 勿論、また市杵島姫(いちきしまひめ)様にも!! 本当に、お山全体に抱きしめてもらったような気持ちで、幸せ一杯でしたよ(〃∇〃) おうどんやおいしいものもい~っぱい食べたし~、 夕方は旅館で温泉のお風呂をいただけたし~、 何もかもがありがたく、幸せに満ち満ちた旅でした~(〃∇〃) 「奇しき(クスシキ)ご縁」・・・ 生きているということ・・・生かされているということ・・・ 人生の後半戦へ向けて、改めてこの霊妙さ・不思議さを噛みしめさせてもらった旅でした。 これからも一層、人生がもたらしてくれる不思議さを 一瞬一瞬味わい噛みしめながら生きていこうと思います!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月14日 19時44分14秒
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