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手術後3日間は、寝返り以外の身動きは許されず、ストレスも頂点に達したが、4日目以降は食事のときなどはベッドに30度ほど傾斜をつけられ、多少は気分的にも楽になった。
食事もトイレも、フルフラット状態とは比較にならないほどスムーズにできるようになった。 ただ、初めて傾斜を付け体を起こしたときに、とても気分が悪くなった。 やはり、寝っぱなしの状態だったから、血の流れに変化がおきたのか、クラクラとめまいのような状態になってしまった。 その時は食事だったのだが、とても食べられる状態ではなく、そのまま下げてもらった。 その後も多少症状は続いたが、徐々に消失していった。 この頃になると、傷口の痛みもだいぶ落ち着いてきて、ある程度自分の意思で寝返りを打つこともできるようになる。 ただ、傷口の痛みはもちろん、腰全体には重苦しい違和感が相変わらず残っている。 苦しい思いをして手術を受けたが、本当にあの症状がなくなるのだろうかという不安も増してくる時期だ。 とにかく、寝たままなので体が動くのかどうかも分からないし、もしかしたら立てなくなるのではないのか?という不安もあった。 そして、術後7日目運命の日を迎えることとなった。 医師が回診で、特に変わった状況はない旨の問診を経て、「それでは立ち上がってみようか」と。 前回の手術時と同じく、看護婦さんの介助を得ながら恐る恐る床に足を付けてみた。 心配していたほどの状態ではなかったが、やはり患部に上半身の重さが一気に係り、鈍い痛みを感じる。 ただ、体の線はまっすぐになっており手術の効果は実感できた。 最初は仕方ないが、ほんの少し立ち上がっているだけなのに相当な疲労を感じた。 その疲労も、少しずつ改善され心地よい疲れ程度にいつの日か変わっていた。 今後は、サークルという車輪の付いた歩行器(寄りかかりながら歩ける)を使用しながら方向訓練をし、平行して機能回復訓練のリハビリを受けることとなった。 余談だが、これ以降はトイレの問題も解消され1週間ぶりの用を足した。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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