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歩行が許可されてからは、病棟内の歩行訓練とリハビリ室での先生の指導の下の訓練とをこなし、手術後2週間経ち退院の日を迎えた。
今まであまり触れていなかったが、コルセットという装具を腰に巻くことで、ヘナヘナした感じがなくなり、シャキっと立つことが可能となる。コルセットは、市販のゴムベルトのような汎用品もあるが、入院をすると専門業者に採寸してもらい本格的なもの作ることとなる。このコルセットは、とても頼りになるやつなのだが、かなりきつく装着しなければ意味がないので、腰以外のお腹にもとても負担がかかる。 一番辛いのが、当然のことながら食事である。入院中も食事のときはコルセットを装着してから体を起こすので、お腹を締め付けた状態で食事をとることとなる。個人的な感想だが、胸の辺りで食道が咳き止められているような感じで、食事はもちろん水分も多くとることができない。この結果、あまり食事を食べず派生的ではあるがダイエットにも繋がった。 話を戻して退院の日、どっさりと飲み薬のお土産をもらい帰路についた。自宅までは、約1時間の道のり。歩行訓練もしていたので余裕と思っていたが、病院を出て300メートルも歩くとどっと疲れが体を襲い、歩幅も短くなり息も上がってくるという何とも情けない姿になってしまった。たかが1ヶ月と少しの入院で、個々まで体力が落ちるものかと思った。コルセットも、早々と苦しくなってきた。病院では訓練時以外は寝ているので、基本的に立っているときにしか装着していないが、電車に乗って座ったときに太ももとあばら骨に負担がかかることに気付いた。これは、位置をずらすか外すしか解決法はないのだが、いずれも装着している意味がなくなってしまうのでできない。結局は、立っているほうが楽という結論に至り、空いている電車なのに立って帰った。 この後も、しばらくはコルセットの違和感に悩まされる期間が続いた。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 6, 2006 03:42:42 PM
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