カテゴリ:訴訟
市を相手に訴訟を起こした私たちの弁護士は2人。 今回は示談の内容の話し合い。 主人がこの裁判の経過をすべてWebサイドにアップしている。 彼はホームページを作るのは天才的。 Yahooなどのトップページの1,2位に載せることが出来る。 主人の作ったHPを見た町の人々が、タウンミーティングで市役所の人間の行為を 非難するようになったようだ。 加えてHPには、プリントアウトしてそれに署名して市役所に提出すれば、 納めた家のライセンス料を返還することが出来るPDFも作って載せていた。 市役所はこのWebサイドをシャットダウンしたいのだ。 今回の示談の内容はこのことがメインだった。 Babyを主人の両親に見てもらい午後には帰ることが出来ると思っていたら甘かった まる1日かかった。 私たちは合計100万弁護士に払っていたので、示談金400万なら分けて100万プラスだと思っていたら、もう一組の家族は350万払っていた 朝っぱらから「では、550万もらわないとダメじゃない」という話になった。 9:30から始まるのでセキュリティーチェックを済ませ法廷に向かった。 州レベルだと部屋のイスや机が大きくて重厚感があった。部屋も広い。 主人に聞いたら今回は一番低いレベルのやり方(陪審員など必要なく話し合い) ジャッジ(裁判官)と会議室で双方の弁護士と今回の件を話し合う。 (私たちは別部屋で待機している) ↓ 私たちと弁護士がジャッジと話をする。(市のハラスメント(嫌がらせについて)) ↓ 市側の弁護士2人と保険会社の人間がジャッジと話をする。 (保険会社がついているんだと驚いた) ↓ 双方の弁護士がジャッジと話をする。 ↓ 私たち側の弁護士とジャッジが話をする ↓ 市側の弁護士達がジャッジと話をする (2回繰り返し) ↓ 法廷へ入廷し、形式にのっとりジャッジから判決をもらう。 (このときはジャッジは黒いマントを着て入廷し、高いイスにすわり判決を双方に確認しながら言い渡す。陪審員の席もある広くてきれいな法廷だった) 私たちが提示した550万に対して市側は100万だった・・・・。 若い私たちの弁護士はちょっと予想外に開きがあったので困惑していたが、 彼よりも年上の主人やもう一組のご主人が背中を押した。 「100万だったらWebサイド渡さないぞ!!」 ↓ 市側は上乗せて130万と提示してきた。 ジャッジは市役所の職員全員に「Constitution(憲法)トレーニング」と 一般の市民が読んでも内容がわかるように町の法律を書き換える案を出した。 ↓ 私たちはWebサイドをシャットダウンしたいなら550万。 ↓ ジャッジは、 ○400万の支払い。 ○市役所職員全員の「Constitution(憲法)トレーニング」 ○その行った様子をビデオに納めを再びWebサイドにアップする。 ○一般の市民が読んでも内容がわかるように町の法律を書き換える。 この内容で合意するように求めた。 私たちは最終的にこれに合意した。 うちの主人は自分の作ったHPの値段が300万ついたことに満足げだった。 私たちの内輪の話し合いでは、弁護士費用の出費は2組トータル450万。 これを弁護士が10%ディスカウントする。 私たちはもうこの町に住んでいないが、もう一組の家族はこの町に住んでいるので、 またもし、ハラスメントを受けたときの訴訟費用が必要だった。 私たちはきれいに金額を2つに分けなかった。お互い若干の損をしたが、 この件で今回少し市役所の体質を変えることが出来るような判決に満足した。 私はこの裁判を通じて 「一番儲かっているのは弁護士、そして裁判所。やはり訴訟社会アメリカなんだなー。」 と思ったわ。 こっちは判決額は大きいが、弁護士費用もバカ高い。 先日カリフォルニアで主人が雇ったトップクラスの弁護士は1時間400ドルだった。 トータル70万請求がきた・・・・電話で話しても時間計算される 若い弁護士は今年9月に結婚式。彼は今回の件で益々自信を付けたようで活き活きしていた。 日本ではあまりない、結婚前の財産分与に関する署名は婚約者と交わさないそうだ。 主人は「I miss My litlle girl・・・」と、今日私たちは約12時間もBabyと会えなかった。
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