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ホットカーペットの呪縛により、3畳四方の結界から抜け出せないこの私が、
おこがましくもパリへ行こうと画策中である。 というのも私の愛する写真家ベルナール・フォコンのExhibitionが、 パリの欧州写真館(MAISON EUROPEENNE DE LA PHOTOGRAPHIE)で、 開催されていることを知ったからだ。 正月休みにやった唯一建設的なことが、この事実を調べたことだろうか。 私の勤める会社では数年に一度「リフレッシュ休暇」なるものを取らねばならない。 連続で10日間休んでリフレッシュしてこい、と云う会社からのお達しなのである。 会社はそう云うけれども、特別に付与される休暇はたったの3日。 お金が出るわけでもなく、あとは有休でまかなうのだから、 大手を振って休める以外にあまりメリットの無い制度である。 それでもせっかくの機会だからと昨年から色々考えてはいたのだが、 生来のものぐさが災いしてとうとうこんなに気候の悪い時期に行く破目になってしまった。 なってしまったが、フォコンの写真が見られるのだからこれも運命よね、 と、己に言い訳しつつ計画を練っている。 一人で旅に出るとすべてのことがちょっとしたチャレンジである。 飛行機の乗り換え、切符を買うこと、目的地に行くこと、 食事をすること、買い物をすること、等々、 日本では当たり前にしていることでも、解らない言語と初めて見る機械、 知らない習慣を前にすると全てが難問と化してしまう。 それらを一つ一つ克服しながら旅を続けるのだが、 歳と共に、そういう確実に起こりうるこまごまとした問題を 思い浮かべるだけでげんなりしてしまい、だんだん行く気が失せてくる。 替えがたい感動があることを知ってはいるのだけれど。 今のところ2月頭には出発するつもり。(間に合うのか?!) パリだけではなんなのでもう一箇所どこかへ行こうと思っている。 有力候補はウィーンだがどうなることやら・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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