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ワイキキにナンパ男がたくさんいるのはわかるが、
ダイエーに出没するナンパ男もいる。 今日ダイエーに行き、ヨーグルトを棚から取ったら 「素敵な服だね」という声が。 振り返ると、見覚えのあるポニーテールの男が立っていた。 この人、もしかして前にもここで私をナンパした男じゃない? 私は「ありがとう」と言うと、さっさと違う食品売り場へ。 歩いてるうちに思い出した。 あの時は、私のサンダルを誉めたのだ。 服とか靴以外に、誉めるとこないわけね? あの時私が「あなた、イタリアンね?」と言ったら 「なんでわかったの!」と驚いてたから、 「アクセントと、あと靴を誉めるってとこがイタリアンだわ」 と言ったことを覚えている。 ハワイに住むイタリア人の友達が何人かいるが、 ここで靴にあんなにこだわっているのは、あの人たちだけだ。 一度誰かの家のホームパーティーで、 玄関にあふれたゴム草履の中に、 2足だけよく手入れされた感じの革靴があって、妙に浮いていた。 それはもちろん、イタリア人の靴だった。 支払いを終えて外に出ると、 さっきのイタリア人が待っていた。 これもまた、さすがイタリア人というしかない。 「君、学生?」というお決まりのセリフから始まって 「よかったら、今度イタリアン食べに行かない?」 彼は、私を以前ナンパしたことを、全く覚えていないのだ! つまり、いつもこうやってダイエーで日本人の女の子に 声をかけているのだろう。 まったくあきれたヤツだ。 でも、スーパーマーケットって、実はナンパしやすい場所なのかもしれない。 以前にも「パパイヤって、どうやって選ぶの?」とか 「トーフはファームとソフトと、どっちがおいしいの?」 などと声をかけられたことがある。 「黄色くなってるのを買えばいいのよ、さよなら!」 とスタスタと去られても、 「僕はパパイヤの選び方をきいただけだ。」 と、決まり悪い思いをしなくてすむのかもしれない。 それに、ナイトクラブに遊びに来てる女の子じゃなくて、 家で自炊をするまじめな女の子なんかを、 うまくナンパできる可能性もある。 なるほど・・・ と感心している場合ではない。 イタリア男に、「私、ボーイフレンドがいるの」と言ったら さっさと去っていった。 あら、随分あっさりしてるのね。 3度目はあるのか? 靴、服の次はバッグだろうか? 普通、かわいいとかきれいとか言うのが ナンパの王道ではないのか? どこか腑に落ちないものを感じながら、帰途に着いた。 イタリアに行った時のイタリア男たちのしつこさは、 想像を絶するものだったけれど、 あの時私は10歳ほど若かったからだろうか? 「これも文化の違いというものか」と思ったものだけれど、 今行ったら文化の違いは感じないかもしれない。 今度あのポニーテールにまたダイエーで会ったらつかまえて、 イタリアにおけるナンパの文化について、きいてみようか・・・ などと思っている私は、やっぱり完全にオバサン化していると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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