★ハワイで暮らす日々　BY CHIYO★

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  To Do Listとは？

  今日は仕事上のビッグイベントがやっと終わった。今週はこの準備のために、自分のしたいことが半分もできなかった。ということで、今私のデスクの上には大きな”Ｔｏ　Ｄｏ　Ｌｉｓｔ”がある。これは文字通り、やることを書き並べたリスト。銀行、郵便局など行かなくてはならない場所、掃除、洗濯などの家事関係、小切手を切る、電話をするなどの仕事関係、メールの返事、お食事などの交友関係、誰かのバースデーギフト、食料品などの買い物関係、映画、読みたい本などの遊び関係・・・やらなければならないこと、そしてやりたいこと。ごちゃまぜになっているのだが、これを明日から１つずつ片付けていく。最近物忘れがはげしくなってきたので、こうやって書いておくことは大事なことだ。ただ、ここに書いてないことも、けっこう大事だったりする。例えば、買い物の途中でビーチパークに寄り道するとか、ふっと思い出した人にメールするとか、突然のランチのお誘いで、予定を大幅に変更するとか。Ｔｏ　Ｄｏ　Ｌｉｓｔに書いてあることとないこととが織り交ざって過ぎていく私の１日。明日からは、もう少し時間にも気持ちにも余裕を持ってゆったり過ごそうと思う。それにしても、この解放感が嬉しい！自分へのごほうびは（これは私の得意なことの１つ）とりあえず、大好きなチョコレートとアイスクリーム、そして花びんにいっぱいのピンクのバラ♪昔は花より団子だったけれど、今は花も団子もという欲ばりな私である。

  May 24, 2004

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  ハワイで聴く”Ａｎｙ”

  弟がたまに送ってくれるジャパニーズ・ポップス。今朝ふと、ミスチルの”Ａｎｙ”という曲がすごく好きだったことを思い出して久しぶりに聴いてみる。♪今ぼくのいる場所が　探してたのと違っても　間違いじゃない　きっと答えはひとつじゃないいいこと言ってるなあ・・・。この曲を聴いて励まされる人がたくさんいることだろう。今私のいる場所ハワイは、私の探してた場所なのだろうか・・・と、めずらしく３分くらい考え込んだりもする。昔から、曲を聴く時はほとんど歌詞を聴かないで音だけを聴くのだけれど、この曲のように、心に響く言葉が意識しないでもすっと聞こえてくることがある。でもそれも、自分の好きなメロディーに乗っかっているからなのだと思う。この曲を書いた人は、ほんとうに才気あふれる人だ。以前付き合っていたアメリカ人の彼はメロディーは重要じゃない、自分はいつも言葉を聞いていると言ったのでびっくりした。「でも、どんなにいいこと言ってても、曲がつまんなかったら聴く気にならないわ」と私。「うーん、君は言葉のないピアノを弾いてるからかなあ。僕は感動するとしたら、曲じゃなくてやっぱり詩なんだよね。」ふーん・・・。私は心を動かされるような本を読むのが好きだし、映画を観ていて、誰かの言葉に胸打たれることもあるけれど、言葉で感動することと音楽で感動することは、なぜか私の中では切り離されているのかもしれない。彼の影響というわけではないが、それから曲を聴く時は、少しは歌詞を理解しようとしているように思う。ただ、英語はもちろんだけど、日本人の歌手の言葉がよく聞き取れないことが多々ある。例えば、最近たまたま聴いた松浦亜弥という人の歌、何言ってるのか全然わからないの、私だけ？まさにちんぷんかんぷん、日本語なのに。これもジェネレーションギャップなのだろうか。 　

  May 23, 2004

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  昼間のアラモアナ・ビーチで

  仕事の前にアラモアナビーチ沿いの道を車で走る。今日は金曜。お天気もいい。　でも週末とはいえ平日の昼間に、なぜこんなにたくさんの人がビーチでゴロゴロしているのだろう。男の人もいっぱいいたけど、みんな仕事は休みなの？いいなあ・・・。このビーチはワイキキに比べると、観光客は少ない。サーフボードを抱えた若者、ＢＢＱしてるローカルのファミリー、カラフルなパラソルの下で読書するおねえさん、この暑さの中、ウォークマンを聞きながら走るおにいさん、ヨットハーバーに近づくと、釣りをしているおじさんもいる。世の中には悲惨な事件が起きているけれど、ここはなんて平和なんだろうと思わざるを得ない光景だ。とはいえ、それぞれの人たちはまた、それぞれの問題を抱えてもいるのだろう。１００％の平和なんてありえないのだし。今日私が美しいアラモアナビーチでとほほ・・・と感じたのは、私の目について。朝食を取りながら、細かい字の本を読み、さらにたまっていたメールの返事を８通書いて目を酷使し、さらにサングラスをしないでビーチの写真を撮って紫外線を浴びたせいか、いきなり視力が極端に落ちたような気がする。実は左目が白内障で、いつでも時間的余裕のある時に手術するように言われているのだ。すごく簡単な手術で痛みも全然ないし、１日仕事を休むだけでいいというのだが、やはりコワイし、急ぐ必要もないということでだらだらと延ばしている。私が白内障だというと、みんなすごくびっくりし必ずといっていいほど「７５歳のおじいちゃんが去年手術した」「８３歳のおばあちゃんが来月手術する」などと話してくれる。もちろん、一般的にはこれはお年寄りがかかる病気なのだ。とはいえ、眼科の先生の話によると、子供でもかかることはあるそうだ。私は子供ではないが、まだまだお年寄りという年でもない。目にいいブルーベリーやら、紅茶キノコやらを一生懸命摂取しているけれど、やっぱり手術するしかないみたい。もう慣れてるけど、常に左目がうっすら曇っている感じ。紫外線は肌だけでなく、目にも悪いそうなので昼間のビーチは通りすがりに、きれいな青を眺めるだけで満足し、仕事のために地下のスタジオに向かう。何も地下でなくてもいいんだけど・・・などとブツブツ心の中でつぶやいているのは、なんだかんだいって、砂浜の上で気持ちよさそうに昼寝してる人に嫉妬しているのだろう。

  May 22, 2004

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  アメリカ版出会い系サイト

  このことを書くべきか、書かざるべきか、しばらく迷ったけれど、結局書くことにした。今日久しぶりに友人とお寿司を食べながらきいた、出会い系サイトで出会った彼との話。彼女はここに住むオリエンタル。アメリカン・シングルズ・ドットコムというサイトに登録し何人かと実際に会ってデートした。その何人目かが、今イギリスから来ている彼なのだ。彼は地球の裏側に住んでいるわけなので、そう簡単に会いに来ることもままならず、最初はメール、そしてそれが１日３回の国際電話となった。その間の友人のはしゃぎようといったら、まさに恋におちたとしか言いようがないものだった。私は、会ってもいないのに、なぜそこまでその人のことを信じられるのだろうと思ったけれど、反面そんな純粋な気持ちになれる彼女のことがうらやましくもあった。が・・・。今日の彼女は、一言でいうと、思い切り冷めていた。彼が来る前、彼が送ってきたという詩（！）を見せたり携帯に電話が来て、嬉しそうにしゃべったりしていた時とはまるで別人のように・・・。要するに、「会ってみたら、違ってた」この一言に尽きるのだと思う。もちろん彼は事前に写真を送ってきていたし、それはパソコンで修正されていたわけではない。見た目の問題だけではないのだ。その人といくら電話で話しても、やはり実際会うまでわからないことってあるのだと思う。友人の状況で、会ったらもっと好きになるということもあることはあるだろう。もしかしたら、会うまでの期間が長すぎたのかもしれない。５ヶ月間メールと電話で”おつきあい”を楽しむうちに、彼女の中で、”理想の男性としての彼”が膨らんでいき、現実からかけ離れていったのかもしれない。「まあ、彼はこう言ったけど、ほんとかどうかわかんないわよ」「私は彼の運転手じゃないんだから、仕事も忙しいんだし！」・・・・・。つい２週間ほど前タイ料理をつつきながら彼がどんなにすばらしい男性か話していた時と、なんという違いなのだろう、と私はお寿司をパクつきながらちょっとしんみりしてしまった。いい人と出会ってうまくいくように祈ってたのに、これはもう時間の問題だ・・・。やっぱりインターネットの出会い系サイトというのはある意味コワイと思う。イギリスからハワイまでやってくる男性・・・彼がいい人ならいいけれど、もしお金目当てだったら？変質者だったら？と疑い出したらきりがない。もう１人の友人は日本人で、ハワイの結婚紹介所に登録しひどい目にあった経験がある。自分に合う人に出会うことって、ほんとうに難しいことなのだ。帰り道、車を運転しながら、思わずため息をつく。

  May 21, 2004

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  ピンクのプルメリア

  きのうジョージアからのピアニストをパゴダホテルからピックアップした時に、近くに花盛りのプルメリアの木がたくさんあるのを発見。今日仕事へ行く途中に寄って撮影する。昼間のハワイは、暑い！そしてまぶしい！デジカメの画面が真っ暗で、全然見えない。こういう時って、どうやって写したらいいんだろう。わからないので、適当に見当をつけてシャッターを押す。プルメリアには真っ白なのや、薄いピンクのや、濃いピンクのなどいろいろある。私が好きなのは、花びらがバラバラに散らないで、まだきれいなうちに花のまま落ちてくること。そう、椿のように。木の下はくるくる回って落ちてきたプルメリアの花でいっぱいだ。それをよく拾って、ローカルの女の子が髪につけている。香りもいいし、ハイビスカスより可憐で大好きな花だ。それはいいんだけど、今日はなぜだか夕方からだんだんおなかが痛くなってきた。もしかしてきのうの中華かなあ～とか、もしかして今朝ごくごく飲んだ豆乳が体質に合わないのかなあ～とか、友達が言ってた、今はやりつつある風邪かなあ～とかいろいろ考えていたら・・・生徒のおかあさんが、「やっぱり神経的なものじゃないですか？きのうのオーディションでお疲れでしょうし・・・」と言って心配してくれた。私もついに、神経的なものでおなかをこわすほど繊細になったのか！と喜ぶ。昔高校の時、鬼のＯＯと呼ばれていた私のピアノの先生に「あんたは、例えば大地震が来て、みんなが大騒ぎしても１人だけどーんと座ってる図太いタイプよ！」と、乙女心を傷つけられたのだが、ただそれはしっかり当たっていたのだ。それにしても、私もほんとに練習しない生徒だったのだろう。先生をイライラさせて、ごめんなさい。そのツケが今しっかり回ってきています。というわけで、今日は早く寝ることにしようっと。

  May 20, 2004

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  中華が好きなピアニスト

  今日はジョージア州から来ているピアニストとディナー。年に１度の生徒達のオーディションの１日目がやっと終わる。これは全米で行われているもので、いわゆるコンクールと違い、一人一人がジャッジの先生の前で暗譜した１０曲を弾き、パスしたら賞状やピン、そしてレポートカードをもらえ生徒も親も大喜び、というシステム。ジャッジの先生は毎年変わるのだが、今年はなんとジュリアード出身の現役ピアニストということで、生徒も私も緊張していたのだった。でも予想に反して（？）彼はとってもやさしい人だった。採点に関しては、なかなか厳しかったけれど、きちんと練習していた子には、すごくいいグレードとコメントが。生徒達にとっては、とてもよい経験だったと思う。全部終わってディナーは何がいいかきいたら、チャイニーズと言われてけっこうびっくりした。本土からのジャッジは、たいていパスタとか、普通のアメリカンがお好みで、中にはライスを食べたことがないなどという人もいたくらいだ。でも彼は、昔から中華が大好きなのだそう。ジャッジの先生をご案内したのは、ダウンタウンのリトル・ビレッジというチャイニーズ・レストラン。ここはオリーブオイルを使った料理などもあり、おいしいし、値段もそう高くないとあって、今日も混んでいた。ジャッジの先生のお話はおもしろかった。食べることが好きらしく、ニューヨークで食べた巨大なステーキ、自分のおかあさんから伝授したレシピで作るアップルパイ、感謝祭で焼くターキー、中国人の友達に招待されて１０皿の料理を５時間かけて食べた話などなど・・・。もちろん、音楽の話もした。　ジョージアでは、パブリックラジオ（ＮＨＫのようなもの？）で、よく彼の演奏がかかっているそうだ。こんなピアニストに演奏を聞いてもらい、レポートカードを書いてもらって私の生徒たちは、とてもラッキーだと思う。ちなみに今日食べたのは、細い春巻き、特製チャーハン、海老とくるみの揚げたの、スイートサワーチキン、そしてデザートにマンゴープリン。ジャッジの先生はおいしいおいしいと喜んでいたのでよかった。これで日曜の２日目の生徒のオーディションの採点を少し甘くしてもらえないかな・・・？などということを考えてはいけない！明日から４日間、また生徒をビシビシ鍛えることにしよう。

  May 19, 2004

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  Ｂｒｅｗ　Ｍｏｏｎの自家製ビール

  きのうノースショアに住む友達から電話があり、「これからＢｒｅｗ　Ｍｏｏｎに行くんだけど、来ない？」と誘ってくれたのだが、仕事の後にコンドミニアムの視察でもうエネルギーが残っていなかったのでパスした。今日の彼女の話によると、きのうそのレストランは１０時になったらいきなりナイトクラブになり、その日は”ヒップホップナイト”ということで、続々とナイトクラブ好きな人たちが集まってきたそうだ。Ｂｒｅｗ　Ｍｏｏｎは、ワードセンターの中にあり、たしかインテリアデザインで、なにかの賞を取ったはず。おしゃれな雰囲気で、ジャズの演奏は何度か目にしたことがある。売り物はそこで醸造している自家製ビール。私は普段ワインの方が好きなのだけれど、そこではいつもかわいい６種類のグラスに、それぞれ違う種類のビールが入った、サンプラーを頼む。お食事メインだと、２人でちょうどいい量で、淡い金色からほとんど黒まで、いろいろな味のビールが味わえて楽しい。私がいちばん好きなのは、たしかＭｏｏｎｂｅｒｒｙとかいう甘みのあるフルーティーなビール♪「なんかきのうは、気づいたらけっこうお金使っちゃったよ。」と友達。なんとノースの家に帰ったのは、夜中の３時だったそうだ。やっぱり行かなくてよかったかも・・・。最近そんな夜遊びをする体力もない私。ただ、彼女は結婚してノースに移ってから、用事がない限りあまりタウンには出てこないし、たまには夫婦でおいしいビールを飲んで夜更かしするのもいいだろう。私も仕事の中の、大きなイベントが今週終わったらＢｒｅｗ　Ｍｏｏｎにでも行って祝杯あげようかな。なんか友達との電話を切ってから、Ｂｒｅｗ　Ｍｏｏｎのサンプラーの小さなグラスたちが、目の前にちらつく。あ～、早く解放感に浸りたい・・・！

  May 18, 2004

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  ハワイ高級コンドミニアム視察

  友達のショーンは、若手のリアルター（不動産の仕事）。今日は日曜なので、あちこちでオープンハウスがあり、いくつかの高級コンドミニアムの、今売りに出ているユニットをいっしょに見に行く。その中の１つに、約１億円の２ベッドルームがあった。もちろん、私に買えるわけはない。めったに見る機会がないので、見てみたかっただけ。リビングルーム、ベッドルームはオーシャンビュー。壁一面が窓になっていて、青い海が広がり、その先にダイヤモンドヘッドが見える。サンセット時はどんなに美しいだろう。まったくため息ものだ。そして、そこで私がもっと驚いたのは、家の中じゅうに、アンティークの日本人形が飾られ、まるで美術館のように、よろいかぶと（すごくコワイ！）までが置かれていたこと。オーナーは、日本人ではなく、白人ということだったが、これだけのコレクションにはめったにお目にかかれない。家具も、日本の骨董屋さんに置いてあるような和のものだった。ショーンはオーナーなどに興味はないようだったが、私はいったいどんな人が住んでいるのか、どうしてここを売ることになったのか、知りたかった。私には関係ないことなのだが、普通の人ではないだろうし私は普通じゃない人（よい意味で）のストーリーを聞くのが好きなので・・。このコンドには美しいプール、ジャグジー、テニスコート、ジム、バーベキューアリアもある。今日は日曜だというのに、プールには１人しか人がいなかった。なんてもったいない！このエリアには、２００６年完成予定のコンドミニアムがあと２軒これから建てられるのだが、その中の１つはもうすでに完売だそうだ。ここはアラモアナ・ショッピングセンターも近いし、アラモアナビーチにも歩いて行けるし、ワイキキのような喧騒もない。私もこのエリアに８年住んでいるが、もう動きたくないほどほんとうに便利で住みやすい場所なのだ。それにしても、仕事の後にこのコンドミニアム視察で今日はすっかり疲れてしまった。家に帰っても、やることが山積みなのだが、まずはゆっくりお風呂に入ることにする。なんとなく選んだＣＤはバロック音楽。今朝仕事に行く前はジャネット・ジャクソンだったのに、やっぱり疲れているようだ。本当に疲れている時は、なぜか絶対にクラシックを選んでしまう。バッハとヘンデルを聴きながら、バニラの香りのバブルバスに浸かって、ささやかな幸せに浸る。セールで買ったＣＤと、せいぜい＄１０のバブルバスがあれば、私は幸せな気分にはなれるんだけど。とりあえず、今日見たようなジャグジー付きのゴージャスなバスルームを夢見て、明日もがんばって働くことにしよう。

  May 17, 2004

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  ハワイで会った芸能人たち

  友達に来月のジャッキー・チェンのイベントに誘われたのに、その日はちょうど帰国中。　残念！アラモアナ・ショッピングセンターにレストランを開いたので、そのプロモーションを兼ねたイベントらしい。ハワイに住んでいると、よく芸能人を見かけるでしょう？と聞かれたことがある。たしかにハワイに芸能人はよく来ているようだが、そうしょっちゅう遭遇することはない。ご縁があって、実際お話したことがあるのは、千昌夫さん。気さくな、声の大きい方だ。子供さんたちは、みんなお人形のようにかわいい。仕事絡みで、いっしょにお食事したことがあるのは、高木ブーさん。ウクレレの話、「８時だよ！全員集合！」の苦労話などとっても興味深かった。私の車で、お泊りのシェラトンワイキキにまでお送りし、降りた途端に日本人観光客にに見つかって、次々握手や記念撮影となる。知人の家で会った、チェリッシュのだんなさま。テレビの印象そのままの、ソフトでやさしそうな方だった。同じく他の知人の家で会った、マリアン。ご挨拶だけし、別れてから誰だったのか気づいた。きれいだったけど、その時はスキャンダルの渦中だったせいか、なんだか疲れて見えた。あとは本当にただ”見かけただけ”の人たち。カハラモールをひょこひょこ歩いていた、所ジョージ。テレビそのままの気取らない雰囲気だった。去年ローカルの人しか行かないようなタイ料理のお店に行ったら、中村江里子が何人かとぞろぞろと入ってきた。後で週間誌でハワイ特集に出ていたので、その打ち上げかなんかだったのだろう。彼女は雑誌で見るより、ずっときれいだった。海外系では、ホノルルから成田までの飛行機に、ダスティン・ホフマンが家族と乗っていたことがある。空港についたら、マスコミの人たちが待ちかまえていた。ジーンズのカジュアルな服装の彼は、それでもやっぱりちょっと光っていたかな。そういえば、ホノルル空港で曙を見たことがある。誰でも知ってることだと思うけど、すごーく大きかった。昔、プラネッド・ハリウッドがワイキキにオープンした時に、２時間も待って、遠くからありんこのように小さく見えるアーノルド・シュワルツネガーに手を振ったことがある。友達は、佐野屋というラーメン屋で、「すっごく細くて色が真っ白な人がいるな～」と思ったらそれは松田聖子だったそうだ。その時結婚していた神田正輝と、ラーメンをすすっていたそう。（ラーメン屋なのだから、当たり前だが。）友達は、まさかそんなところで松田聖子に会うとは・・・と感激したそうだ。松田聖子はアラモアナ・ショッピングセンターで買い物中、私の違う友達にも見つかってしまい、その友達はおばさんなので「あらー、松田聖子さん～！？」と大声で呼びかけたら、営業用の笑顔（友人説）でニッコリ笑って「ハイ！」とかわいらしく答えたそうだ。お店をやってる友達は、お客さんがクレジットカードにサインしたのを見たら、「森高千里」と書いてあったので、ハッとして顔を見たら本物だったそうだ。彼女の感想は「ぜんっぜん普通の人。」つい先日は、イベントの手伝いという仕事をした友達が、後藤真希を近くで見たそうなので「それってかなりすごいことじゃない？サインもらってほしかったなあ～」と（それほど本気でもないが）言ったら、「でも私、その人誰だか知らなかったんだもん」だって。いくらハワイに８年くらい住んでるからって・・・。モーニング娘。の誰が誰だかさっぱりわからない私でも、後藤真希は知ってるわよ！その他、カハラビーチでシルベスタ・スタローンを見たけどすごく背が低かったとか、アロハタワーのバーにニコラス・ケイジがいたけど、いばってたとか、羽賀研二は英語がペラペラだったとか、アントニオ・猪木は超礼儀正しい人だったとか、サザンの桑田が家に来たけど、おとなしい人だったとか、小室哲哉はボートで沖に出て、いつまでも帰って来なかったとか、何気なくこの日記を書き始めたら、後から後からいろいろ思い出してきた。こうしてみると、私もけっこうミーハーだけど、芸能人に会ったらみんなに言わずにはいられない、私の周りの人たちもみんなミーハー！？

  May 16, 2004

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  豚のためにハワイに来た方たち

  日本のハムの会社の方たちが３人、ハワイの養豚の視察に来られた。私の仕事は、同時通訳兼ドライバーの派遣。その方たちはきのうの朝ハワイ入りし、その足で空港からワイキキとは逆方向へ向かった。そこでこちらのカンパニーの人とミーティング、そして養豚の視察。通訳のＢは、農場視察は暑いだろうなあと思ったけれど、やはり仕事なのだからと、きちんと”長ズボン”をはいていったそうだ。　白人だけど、その辺は日本的ともいえる。　えらい！彼の話では、なんでもいくつかの農場やとさつ場を回り、カルーアポークという、ハワイの豚肉のお料理も試食したりしたそうだ。島一周してオアフ島の裏側に行く時に、牛や馬は見かけるけど、はっきりいって豚がどこにいるのか、私は全然知らなかった。それにしても、その日本からのビジネスマン（１人は女性だけど）の方たちのスケジュールのハードなことといったら！今朝は朝８時半からお昼までまたミーティングと視察。いったんワイキキに戻って知人とランチ。夕方からのミーティングまでのわずかな時間、ワイキキでお買い物。そしてなんと、６時半から豚を切るところを視察し、（私には見れないかも・・・　通訳って大変！）その後ミーティングが９時までかかったそうだ。それから先方とディナー、ホテルに戻ったのは１１時半！私はこの人たちがハワイで過労死したらどうしようと心配になったほどだ。今頃は死んだようにホテルで眠っているだろうけれど、あさっての朝はもう日本に帰るのだ。ハワイへ出張ときいたら、「えーっ、いいなあ！」と誰もが思うだろう。でも、時差ボケするヒマもなく、徹夜状態なのに暑い中農場の見学、通訳を通してのミーティング。ビーチでのんびりしたり、楽しくお買い物なんて時間はほとんどないのだ。きっと３人の方たちは、「今度は絶対バケーションで来るぞ！」と思っていることだろう。遊ぶためだけにやってきた観光客と空港で別れ、片やウキウキとワイキキ方面への送迎バスに乗り、片やさっそく生きてる豚、死んでる豚とのお付き合い。仕事だからしかたないとはいえ、あまりにもお気の毒だ。せめて明日のオフの１日は、おいしいものを食べ、ビーチでも行って楽しくのんびりと過ごしてハワイのよさを味わってほしい。でも、もうお肉は食べたくないだろうなあ・・・。

  May 15, 2004

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  緑と花がいっぱいのマノアへ

  ハワイといえば誰でも海を思い浮かべるだろうけれど、ハワイの山もいい。マノア地区は、ハワイ大学からさらに山へ向かって上っていく雨が多くて緑いっぱいの美しいところだ。今日は久しぶりに、マノア・マーケットプレイスへ。最近暑い日が続くので、いろいろな花がいっせいに咲き出し、赤、ピンク、オレンジ、白、紫、黄色・・・など、原色のトロピカルフラワーが、道の脇やお庭で花盛りだった。常夏といっても、やはり季節らしきものはあり、冬はこういった木に咲く花は、ほとんど見られない。花のいちばんのピークは、やはり６月から７月にかけてだろう。マノア・マーケットプレイスの朝市で、パパイヤ、バナナ、グレープフルーツ、そしてアンセリウムの花束を買う。アンセリウムはすごーくもって、しまいには飽きてくる（ごめんね）くらい。でも、ツヤツヤで真っ赤なこの花を飾ると、部屋がパーッと明るくなる。小さめの花のは６本で＄３だった。 ショックだったのは、私のお気に入りだったバリ島のお店がなくなっていたことだ。バリの家具、雑貨などがたくさんあり、いつもお香のような匂いが漂っていて大好きなお店だったのに。マノア・ベイカリーは、ホノルルで最もおいしいパン屋さんの１つ。クルミの入ったおいしいブレッド、チョコレートクロワッサンを買う。周りを緑の山に囲まれ、鳥の声が聞こえるここは、ほんとに気持ちいい場所だ。ついついマクドナルドの後ろまで足を延ばすと、小川が流れている。川のそばの木には、ねむの花のような赤い花が咲いている。家から車で１５分。　もっと頻繁にここに来よう。　潮風もいいけれど、山の空気の方が私は好きかも。家に帰って食べたパパイヤは、とても甘かった。仕事の前の幸せなひとときだった。午後から仕事へ行ったら、ピアノのオーディションが近いというのにまだ暗譜ができてない最初の生徒。　さっそく目がつりあがる。なぜ、なぜそんなにのーんびり笑っていられるのっ！？おまけに次の子が連れてきたかわいい小犬が、ソファの上でいきなり吐く。おかあさんが飛んできて、カバーをはがす。犬はワンワンほえる。生徒はますます集中できない。　きーっ！そこへ５時の生徒から携帯に電話が入り、学校の柔道で投げられて腕を傷め、病院へ行くという。先週言ったのに、オーディション前にけがしないでよって。そして最後の生徒は風邪で咳が止まらず、Ｃａｎｏｎ　ｉｎ　Ｄ　がちっとも最後までたどりつかない。みんな、私をそんなにいじめたいの、お願い、しっかり弾いて～！ということで、午前と午後のギャップが非常に大きい１日だった。

  May 14, 2004

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  ハワイ・それぞれの人生２

  彼のおとうさんはアフリカ系アメリカ人、おかあさんは日本人。東京で生まれ、おとうさんは米兵だったのだが、彼が赤ちゃんの時にアメリカに帰ってしまい、一度も会ったことがないそうだ。その後３歳でアメリカ人の家庭に養子に出され、その家族と共に６歳の時にアメリカ本土に移ったが、ひどい家族でほとんど虐待され、耐え切れなくて１４歳で家出して、カリフォルニアでヒッチハイクした。その時拾ってくれたのが、通りかかったヒッピーの女性。そのまま彼の面倒を見てくれ、なんと法的手続きを取って彼はその女性の息子となったのだ。その女性というのが、私のきのうの日記にも登場した友人。今はショートヘアで、いつもシンプルな服装の彼女だけれど、その当時は超・ロングヘアで、首にジャラジャラアクセサリーをつけ、いろいろ積み込んだ大きな車を、煙草を吸いながら運転していたそうだ。彼の生い立ちもすごいけれど、ヒッチハイクで拾った少年をそのまま引き取って子供にしてしまう彼女の生き方もすごい。その後彼女は自分の本当の子供４人、そして養子の彼を入れて合計５人の子供たちを、離婚した後女手ひとつで育てあげたのだ。彼は今日私のところに、おかあさんのいいつけ（？）で、私にはお手上げの、フォトショップの問題をチェックしに来てくれた。コンピューターのカンパニーに所属し、ウェブデザイナーの仕事もしているが、仕事はすべて独学で学んだという。パソコンをいじりながら、淡々と語る彼。年は私と同じくらいだときいていたけど、私の何倍も苦労しているのだと思った。それでも、今は結婚して幸せそうだ。「ジャスミンはピアノを弾くんでしょう。僕のほんとうのおかあさんは、教会のピアニストだったんだ。」と誇らしげに言っていた。３歳で別れたおかあさんのことを覚えているのだろうか。それはさすがに聞けなかった。それにしても、ハワイにはほんとうにいろんな人生がある。ベトナムから難民としてボートでここまでたどりついて、今はお金持ちになった人。夏だけ日本へ行って、ストリッパーとしてひと財産稼ぐ白人男性。六本木の売れっ子だったのに、休暇でここへ来てそのまま住み着いてしまったゲイの美容師さん。スワップミートで手作りのドレスを売ることから始まって今やホノルルに何件も店を持って成功している元留学生。まさにアメリカンドリームといったサクセス・ストーリーもあればあまりにも悲惨なストーリーもあるけれど、私はゼロからスタートして成功した人の話をきくのが好き。ただ運がいいだけじゃなくて、そういう人は必ず人の何倍も努力しているし、常に前向きだ。話をきいてるだけでも、そのエネルギーをもらえるような気がして。

  May 13, 2004

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  ハワイ・それぞれの人生

  今日はいろんなお友達から電話の多い１日だった。まずは２４歳で不動産のライセンスを取ったショーン。私が好きなコンドミニアムの２ベッドルームが売りに出たということで、いっしょに見に行くことになった。「でも私、今すぐ再婚する気はないんだけど、もしも将来また結婚することになった時に、その人といっしょに家を買いたいとも思うのよねえ、やっぱり新しい人生のスタートってことで・・・！」と私。すると彼は冷静にこう言った。「それもわかるけど、でもまた離婚ってことになった時のことちゃんと考えた方がいいよ。結婚してもしなくても、ジャスミンは自分で仕事して食べていけるんだから、自分で自分の財産を持つってことを考えるべきだ。そうすれば、また離婚したって全然困らないし、もし２人で家を買いたいってことになったら、その時コンドミニアムを売ることもできるよ。」うーん、反論の余地なし・・・。なんか絶対私がまた離婚するだろうと確信しているような気もしないではないが、なぜだろう？　それはともかくショーンの両親も離婚していて、おかあさんがやはり不動産の仕事をしていることから、彼はそのノウハウを学んだようだ。女の子のようにかわいい顔をしてるのに、ビジネスセンスがとてもしっかりしていて、いつもいろいろ教えてもらっている。そして５０代後半の女友達。　なんと、彼女がアメリカンシングルズ・ドットコムというサイトで出会った男性が、今日ロンドンからやってくるのだ！メールと電話だけで５ヶ月、彼女たちはもうシリアスな恋愛関係にあるという。うーん・・・。　私には考えられないことだ。でも２回離婚してる彼女には、今度こそ幸せになってほしい。次に６０代後半の女友達。彼女も今恋愛中なのだ。　なんと２５年ぶりに！彼は同じボランティア活動をしているグループのリーダーだそう。「まだはっきりしないけど、毎日が楽しいわ。これがいちばんいい時期なのよね！」と声も弾んでいる。イングリッシュ・クラブを通しての、通訳の依頼もあった。なんでも養豚についての商談があるそうだ。さっそくスタッフに電話。彼は白人だけれど、独学で日本語の読み書きまで習得した貴重なスタッフなのだ。それにしても、養豚か・・・。彼は喜んで引き受けてくれたけど、どこに豚を見に行くんだろう。最後に半分アメリカ人、半分スウェーデン人の友達から電話。彼もビジネスライセンスを取ったので、新しいプロジェクトについて、もう１人の友達と集まってミーティングをしないかというお誘い。のんびりした人だと思ってたけど、やっぱり仕事のこともちゃんと考えてたのね。年齢、性別、国籍、職業、さまざまな人たちがハワイに住んでいて、さまざまな生き方があり、さまざまな話をすると、さまざまなことを学べる。例えば、今日みたいに、シニアになっても恋愛は十分楽しめるんだってこととか。離婚、子育て、その他いろいろなつらい経験を経て、今またこの時期、恋愛においてバラ色の人生を送っている５０代、６０代のそれぞれの女友達を、心から応援したい。

  May 12, 2004

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  よわっちい系アメリカ人

  私の周りにはなぜか、よくいえば繊細またはナイーブ、悪くいえばよわっちい系のアメリカ人男性が多い。その明るさ、ノーテンキさ、または見た目のたくましさから「この人は違う、この人はよわっちい系じゃない！」と思っても、蓋を開けると「あら、やっぱりあなたもなの？」となる。そんな友達の１人、クリスから今日メールが来た。ＮＹで音楽療法士になるために勉強しているはずの彼。「やっと僕は今、ジャスミンに謝罪のメールを書いている。長い間ずっと気になっていたけど、どうしても書けなかった。」その書き出しを読んだ私の反応は「え？　なんだっけ？」彼は私が１０月にＮＹに遊びに行った時に、空港に迎えに来てくれ、いっしょにミュージカルに行ったりもした。金髪を後ろに束ね、線の細いいかにもアート系の男の子。彼のメールを読むうちに、私はだんだん思い出してきた。そういえば、些細なことで私は彼にお説教（？？）したんだっけ。彼はハワイ大学を卒業する前に、私のスタジオにピアノを習いに来ていた、もともとは私の生徒だったのだ。でも、ＮＹでのことは小さなことだし、最後にはちゃんと「いろいろありがとう、元気でね」と普通に別れたはず。彼は別に恋人でもないし、私はもうそんなこと忘れてたのに。クリスのメールによると、彼はあの頃ストレスがピークに達し、自分が自分でなくなっていたそうだ。結局ＮＹの大学院があまりにも大変で、心身共に疲れ果て、今は故郷のバージニアの家族のもとにいて、だんだん自分を取り戻しつつあるという。そういえば、おとうさんがメインランドの議員で、けっこうおぼっちゃん的なところもあったかもしれない。とにかく今までずっとくよくよとそのことを考えていたこと、半年も経ってから私に謝罪といいわけのメールをくれるということが、私には驚きだ。それに、その状況に対しても、よわっちいなどといったらかわいそうかもしれないけれど・・・私にはその言葉しか浮かんでこない。私が男っぽい性格だから、そういう人が集まってくるのか？ほんとうにハワイへ来てからもうしょっちゅう、アメリカ人男性の、見かけと全く違うもろさ、傷つきやすさ、弱さを目にしてきた。だからドラッグなんかにはしってしまう人も多いのかな・・。逆に、女性はやっぱりどこの国でも強い！と思う今日この頃。立ち直りが早いというか、たくましいというか。・・・その代表が私だと、この前友達に言われたけど、これって誉められているのかなんなのか、よくわからない。とにかく、今日はこれからクリスにメールを書かなきゃ。私のＮＹの思い出は、ほんとうに楽しいことばかりなこと、クリスには感謝の気持ちしか残っていないことをきちんと伝えたいから。私の経験からいって、よわっちい系の人には、よりたくさんの言葉が必要なのだ。

  May 11, 2004

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  アメリカのデザートって・・・

  アラモアナのシュリンプ専門店、ＢＵＢＢＡ　ＢＵＭＰへ行く。今日はＭｏｔｈｅｒ’ｓ　Ｄａｙとバースデイを兼ね、約２０歳年上の友人マリアをディナーに招待したのだ。（彼女はいつも、私たちを親子ではなく、姉妹のようだと強調しているが・・・。）ここはまさにアメリカン！という感じのカジュアルなレストランで、明るく楽しい雰囲気もいいし、ウェイター達もみんな元気で感じがいい。そしてありとあらゆる料理法で出てくる、おいしい海老たち♪まずはカクテルで乾杯～！そして前菜に、海老とマヒマヒというハワイの白身魚をつぶしてコロッケ状にしてあるものを頼んでみた。メインは、スタッフド・シュリンプ。これは、グラタンのようなものなのだけれど、海老に添えてあるカニ肉がまたおいしかったし、真ん中のジャスミンライスもこのディッシュとよく合っていた。そして最後にデザート。”クッキー・サンデー”という名前から、こういうものを想像できます？ この小さなフライパン（？）は、直径１５センチほどある。（いや、もっとかな？）そこにチョコレートチップクッキーが一面に（？）焼いてあり、その上にバニラアイスクリーム、その上にホイップクリーム、その上にチョコレートソースとナッツのトッピング。というゴージャスかつ巨大なものだった。甘いもの大好きな私たちだけれど、さすがにこれは・・・。半分ほど食べて、残りはお持ち帰りすることにしたのだが、白人のかわいいウェイトレスは「あら、これテークアウトする人って初めて！普通はみんな食べちゃうわよ～。」だって。嘘でしょう？周りを見回すと、ローカルもいるけれど、圧倒的に本土からの観光客が多い。みんなビール飲んで、海老のフライや海老のソテーを食べて、おまけにこんなすごいデザート。高カロリーもいいところよね。アメリカ人の肥満が深刻になっているというけれど、こんなものを食後にペロッと食べるんじゃ、いくらジムに通っても、ウォーキングしても、肥満にならない方がおかしいと思う。などと考えもしたが、お酒も回ってくると、せっかくの楽しいひととき、カロリーのことなど忘れておいしいものを好きなだけ食べてもいいじゃない、どうせ人生短いんだし・・・と自分にも甘くなっていく私。結局マリアと楽しくおしゃべりしながら、ひとさじ、またひとさじ・・・　で、気がつくと巨大なクリームの山も、けっこう小さくなっていた。明日体重計に乗ったら、きっとまたあらためてアメリカのデザートについて、深刻に考えることになりそうだけれど・・・今日はしあわせな気分のまま、寝ることにしよう。

  May 10, 2004

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  ”おそろい”が好きな日本人

  ワード・ウェアー・ハウスというショッピングモールに仲のいい友達が経営する、ギフトショップがある。奥さんが日本人、ご主人はアメリカ人の夫婦で、とてもセンスのいいハワイアン・ジュエリーやシルバーなどのアクセサリーがいっぱいの素敵なお店。いつもは夜はご主人がお店に出るのだけれど、今日は彼女が夜９時の閉店までいると電話が来たので差し入れを持って遊びに行く。久しぶりにゆっくりいろいろお話しようと思っていたのに、明日がＭｏｔｈｅｒ’ｓ　Ｄａｙということで、お客さんが全然とぎれない。みんなギリギリになって、おかあさんへのギフトを必死で探しているのだ。そこへ、日本人のグループが５人くらい入ってきた。全員女性で、年齢は５０代といったところだろうか。懐かしいイントネーションで、北海道からの人達だとすぐわかった。「アンクレットって何？　あら、足にするの～？素敵！　私１つ買って今つけてくわ～。」１人のおばさまがそう言うと、それはまたたく間にグッド・アイディアとして他のみんなに伝わった。ネックレス、指輪、ブレスレット、イヤリングといろいろあるのに、みんなして一生懸命足首に鎖をつけてみている。中に１人だけ、違うものを見ていた人がいたのだが、ふと自分以外は全員アンクレットをつけていることを発見し、「あら、じゃあ私も買うわ！」とあわてて買ってつけた。ハワイでは、ほんとうによくこの光景を目にする。例えば、ワイキキを歩いている日本人の服装も、グループで一致していることが珍しくない。若い女の子の２人組でも、１人がキャップを被っているともう１人も被っているし、１人が花柄のワンピースだと、もう１人も。１人が白いＴシャツと短パンだと、もう１人も。１人がジーンズだと、もう１人も。髪型にしても、今の若い人たちの髪形は、私にはほとんど同じに見えるし、お化粧のしかたもそう。日本人って、つくづくみんなと同じが好きなんだなあと思う。今日友人のお店に、白人の女の子が２人入ってきたのだが、今日はそのうちの１人が指輪がほしいということで、友達はあくまでも助言のみ。「あなたが買うなら、私も買おうかしら」ということはまずない。服装も全然違うし、髪形も１人は茶色のボブのストレートをポニーテールにし、もう１人はブロンドで、きついウェーブが広がっていてそれぞれに素敵だった。日本人のおそろいが悪いわけでは全然ないのだが、もう少し個性というものがあってもいいように思う。と、自分で持ってきた差し入れのクッキーをほおばりながら私は思った。（１人が買うと、私も私もとみんなで一斉に買ってくれるのはお店経営の友達にとってはありがたいことだと思うが。）ちなみにその友達も風水にこっていて、店のあちこちに盛り塩がしてある。ほんとにそれを始めてから、景気がよくなったそうだ！ちなみに塩を持ってあるお皿は、日本の１００円ショップで買ったものだそうだ！こんなお金のかからない風水で、商売繁盛するならやるしかない！

  May 9, 2004

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  詐欺師からのサンキューカード

  今日１通のＴｈａｎｋ　Ｙｏｕカードを受け取った。差出人は、なんとあの詐欺師のマイケルだった。何考えてるの～？私には全然わからない。彼は去年の夏に１５歳の娘を連れて、私のピアノスタジオにやって来た。「彼女はちょっと前まで違う先生についてたんだけど、もっと才能を伸ばしたいんだ」確かに彼女は優れた音楽的感性を持っていることがすぐわかった。とても１５歳とは思えないほど大人っぽい雰囲気だったが、慣れるとペラペラとよくしゃべるようになり、黒人なのでコズビー・ショーに出てくる女の子みたいに三つ編みにした髪がよく似合ってかわいかった。３ヶ月後のコンサートのために、ショパンの小犬のワルツを選び、彼女も「えーっ、こんなに早い曲弾けるかなあ」と言いながらも、嬉しそうにはりきって練習していたのだが・・・。彼女の月謝の小切手が、最初にバウンスしたのはそれからすぐだった。残高不足で、戻ってきたのだ。いつもついてきている父親のマイケルは、その時はあやまってなんだかんだいいわけをしながら、すぐにキャッシュで払った。けれど、本代をも含めた次の月の小切手もバウンスした。そしてまた次の月の分も・・・。これはいくらなんでもおかしいのではと、トロい私がやっと疑い始めた途端、彼女はレッスンに来なくなった。そして、父親のマイケルから電話が入る。「家庭の事情で（奥さんと別居中というのはきいていた）娘はもうレッスンを続けられなくなった。でも、今までの分は必ず払うから、９月１５日まで待ってくれ」私はその時、お金のことよりも、彼女がやめるということがひどく残念だった。仲よくやってたし、あんなに一生懸命練習してたのにな・・・。そしてふと気づくと、９月１５日をとっくに過ぎても彼からは何の音沙汰もなく、電話にも出なくなったのだった。最初はもちろんすごーく頭に来て、何度かメッセージも残したけれど、私はもうあきらめることにした。４５分間のレッスンの回数分、そして本代で＄１８０。約２万円、あのかわいそうな子にボランティアで教えたと思えばいいや、と。が、ちょうどその頃、たまたまハワイの弁護士と知り合った。いっしょに食事をする機会があり、なぜかその話に。「その男なんていう名前？」と聞かれたので教えたら、なんと彼は「そいつなら知ってる。いつもの手口だよ」と言うではないか！彼の話によると、彼はそうやっていろんな場所で、＄２００や＄３００のお金をちょろまかすのだそうだ。金額が何千ドル、何万ドルとなるとみんな訴えようとするが、少額なのでかえって弁護士を雇ったりすると高くつくし、裁判のための時間やエネルギーを考えて、訴えるのをあきらめる。私のように・・・！弁護士の彼は、「僕にまかせて。話をつけるから」と言い、何度か電話してくれたそうだ。どうやって脅してくれたのかは知らないが、何日か経つと、私のもとに＄２５の小切手と、「こんなのパソコンで作ってるヒマあるなら、とにかく働いてお金稼いだら！？」と言いたくなるくらいよくできた明細書が送られてきた。「だけど何これ、＄１８０をこれから＄２５ずつ払うってこと！？」私の報告に怒ったのは弁護士。「バカにしてる！」とまた電話してくれたようだが、結局マイケルは少額の小切手を６回に渡って送り続け、先月やっと＄１８０の支払いを終わったのだ。その彼からのサンキュー・カード。「支払いが遅れたことを許してほしい。でも、わかってくれてありがとう」（わかったなんて一言も言ってないわよ）「君と、君のピアノの仕事の成功を祈る。ほんとうにありがとう」・・・私は今頭が混乱している。もう二度と会うこともないだろうに、まだ私にいい人だと思わせたいのだろうか？けれど、彼が前科のある詐欺師であることは間違いない。けれど、今回のお金は、彼自身のためではなく、彼の娘のピアノのレッスン料なのだ。けれど、だからといって、もちろん彼のやり方は間違っている。けれど、結局彼は全額を払い終えた。もしかして、ニコラス・ケイジの「マッチ・スティック・マン」みたいに、娘もグルだったりして・・・！？などという考えも頭をかすめる。それにしても、アメリカの小切手社会って、便利なようでコワイ。いろんな落とし穴があって。とにかくもういいや。ほんとにフレンドリーで、よくしゃべる男だったっけ。サンキュー・カードのお返事は、出さなくてもいいよね・・・。

  May 8, 2004

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  紅茶キノコってすごくグロテスク。　でもがんばります♪

  ５０代後半なのに、ものすごくエネルギッシュな友人がいる。インドネシア人の彼女にその元気の秘訣を尋ねたら、「マッシュルーム・ティーのおかげよ！」と言い、私にそのカルチャー（キノコ）を分けてくれた。マジック・マッシュルームという麻薬の話をきいたことがあるので、一瞬ギョッとしたが、それはドラッグではなく、３０年ほど前に日本でも流行ったという、いわゆる紅茶キノコだ。それをもらったのが１ヵ月半前。この紅茶キノコの栽培（？）にも慣れてきた。が、きのう１０日間くらい経ったキノコ入り紅茶のジャーを開けてみると「ひえ～っ！」なんともグロテスクな光景が・・・。もらった時はシンプルな形状だったキノコが、いまや直径１０センチ以上に成長し、しかも今度はそれが２層に分かれてきている。触手（？）のようなものがヒュルヒュルと伸びてきていて、まるでキノコというよりクラゲに近い。私はそれを２層にはがし、１層を興味のある友達にあげることにした。こうやって、キノコはどんどん増えていくのだ。そしてハワイの”紅茶キノコの輪”も。紅茶の中には、なにやら不気味な繊維のようなものがふやふやと浮いている。これを毎日飲むと、ガン、高血圧、糖尿病、などの病気、そして肌、髪など全てにいいとされている。実は私には白内障があり、いつ手術してもいいと言われているのだが、効用のリストの中に白内障の緩和というのも含まれていたので、なんとかこれで治そうと思っている。白内障ときいて、私を６０代くらいなのかと思った方、違います。病院でも「あなたまだ若すぎるわよねえ。」と先生に言われたが、中には子供でなる人もいるそうだ。左目が若干曇っている感じで、もう何年も前からなので慣れてしまって手術を避けている。紅茶キノコは元々昔のアジアで発見され、広がったそうだが、ここの白人の友達のおとうさんは、もう何年も飲んでいて、年よりすごく若く見えるし、病気もなく元気だそうだ。アガリクスをはじめ、キノコには何か特別なパワーがあるという気がする。　これは試すしかない！そのうち誰かに「なんか最近、若くなったんじゃない！？」などと言われる日を夢見て（？）今日も気の抜けたビールのような紅茶キノコを飲んでいる。

  May 7, 2004

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  最近のヒット、トルコのハムス

  これはセシールという６７歳になる友人から教えてもらった。一言で言えば、「ひよこ豆のペースト」。彼女の息子さんが一時ギリシャ料理にこりまくり、毎回これとグリーク・サラダが欠かせなかったときいてたのでギリシャの食べ物だとばかり思っていたら、こないだ週間誌の「イルハン様のトルコ特集」というページに出ていた。そこにあったレシピは、たしかひよこ豆、オリーブオイル、ニンニクなどをフードプロセッサーにかけるとあったが、もうこれはパッケージに入って、ハワイのスーパーマーケットのチーズなどのある冷蔵の棚のところに並んでいるのだ。私はいつも”ローステッド・ガーリック”というのを買うが、”サンドライド・トマト”その他、５、６種類はあった。まだまだ知らない食材がいろいろあるんだなあ・・・。これをウォータークラッカーに載せてもおいしいし、ピタパンにはさんでサンドイッチにしてもいい。栄養もあるし、カロリーも低いし、何より簡単でよい。最近雨がパラつき、強風が吹き荒れたりしてお天気がイマイチのハワイ。午前中ワイキキに用事があったので、カピオラニパークをドライブ。 ピアノの生徒のオーディションが近づいてきて、最近ついつい目がつり上がり、イライラしてしまうので、ちょっと自然の中でゆったりした気分に浸ろうなどと思ったのだが、あまりの強風に目にゴミは入るわ、髪の毛は根元から全部逆立つわ・・・リラックスするどころではないので、あきらめて家に帰る。午後のレッスンで、今日も案の定ダラダラしてる男の子を叱り飛ばそうかと思った矢先、隣の先生からグッドタイミングでドーナツの差し入れ。急にニコニコと「はい、もう一回弾いてごらん」とやさしくなるジャスミン先生。やっぱりストレス解消にはおいしいものを食べるのがいちばん！という自分を発見する。

  May 6, 2004

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• フジ子・へミングの「魂のことば」

  この本をアラモアナのＢＯＯＫ　ＯＦＦで見つけたのは私にとっては驚きだ。つまり、こんな美しい本を手元に置いておかずに売ってしまう人がいるということが。最初の章のタイトルは「明日を信じ、人を愛する」　～損得を考えずに人に捧げられるようになったら、　素晴らしいことよね～　というサブタイトルがついている。いちばん最初のページの３行は、私が好きな赤毛のアンの言葉を思い出させた。「明日はもっとよくしようって毎日思っている。時々ガックリする出来事もあるけど、毎日そう思っていると、本当に明日や明後日がよくなるって信じているの。」バーンスタインにその才能を認められ、これから世界に羽ばたくという時に、風邪がもとで聴覚を失い、”どん底”の生活を余儀なくされたフジ子。彼女の言葉は、ピアノに興味のない人の心にも響くと思う。どんなに苦しくても、決して希望を捨てなかったからこそ神様が人生の最後の方になって、ご褒美をくれたと彼女は言う。そしてピアノを教えている私にとって、「音楽こそがわが命」という章の、例えばこんな言葉が印象に残っている。「最初の頃、私の弾く”カンパネラ”をメチャメチャにけなした評論家がいたの。でも、平気だった。ぶっこわれた鐘があったっていいじゃない。私の鐘だもの。」私も小さい頃からいつもピアノの先生に、「ショパンはこう弾け」「モーツァルトはこう弾いてはいけない」という風に教わってきた。でも考えてみたら、それは誰が決めたことなのだろう？フジ子の言うように、音を間違ったっていい、聴いている人の心に響き、人を楽しませたり、喜ばせたりすることができるなら・・・といういちばん大事なことをピアノの生徒も、そして先生も忘れがちだ。発表会でも、とにかく音を間違わないように、止まらないように、ということばかりに重点を置き、その曲をどんな風に表現したいのかということが二の次になってしまったりする。基本を教えることはもちろん大事だけれど、そのラインの上は、もう生徒が好きなように弾けばいいのだ・・・。この本は私にとっては、もう宝物だ。これからも何度も読み返すと思うし、パッと開くとそこには、例えば「人生に無駄なことなんか、ひとつもない。生きるってことは、いろいろ経験すること。」ということが書いてあったりして、元気をもらえる。今度帰国したら、絶対フジ子・へミングのＣＤを買って彼女の演奏を聴きたいと思う。ちなみに、この本の定価は１２００円。ＢＯＯＫ　ＯＦＦはもちろん古本屋さんだけど、この本は折り目一つ、しみ一つなくて＄６．９９。これをもしハワイで定価で買ったら、＄２０以上の値がつくだろう。これだから、ＢＯＯＫ　ＯＦＦ通いはやめられない♪

  May 5, 2004

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  韓国発・美顔術

  ハワイにいる韓国人の知り合いは、みんな肌がきれい。以前１人の友達に、どうしてなのかきいてみたら「うーん、にんにくをたくさん食べてるからじゃな～い？」という答えがかえってきた。なるほどねえ。　にんにくパワーか・・・でも、普段の私の生活の中で、あそこまで大量のにんにくを摂取するというのはちょっと難しいかなあと思っていたら。「韓国の母からきいた、いちばん安上がりで、いちばん効果がある美容法、教えてあげましょうか？」「えっ、なになに？　教えて教えて！」で、きいたのが、オートミールを細かくパウダー状にし、それにミルクを混ぜて、柔らかい粘土状にし、洗顔の最後に顔に塗りつけて、ちょっとマッサージし、あとはきれいに洗い流すだけ」というもの。この方法は、彼女のおかあさんがずっと昔から実行していて、もう７０代なのに、とてもきれいなすべすべの肌なのだそうだ。友人はこれを思い出して、ティーンエイジャーになってにきびに悩まされている娘にやらせてみたら、皮膚科に行ってもなかなか直らなかった肌が、１ヶ月できれいになったという。考えてみれば、日本にある米ぬか洗顔だとか、はと麦石鹸だとか、そういう類のものといっしょなのだろう。クレオパトラが肌を磨くために入ったのが牛乳風呂。その牛乳とオートミールの組み合わせなのだから、肌に悪いはずはない。さっそく実行した私。ブレンダーでオートミールはいっきにパウダー状に。たしかに肌はすべすべになり、タオルでふいた後もなんとなくしっとりしている。　これは続けるしかないかも！オートミールは、セールだと＄２以下で買える。ほんとに、これ以上安い化粧品はないわよね♪今日はダイアモンドヘッドに住む友達の家に寄った。今預かっているという隣の犬と遊ぶ。およそ犬らしくない、ものすごくおとなしくてお行儀のいい犬。ちょっと物足りないくらい。犬にきいて写真を撮らせていただいたのだが、動きが少なく、こんなに撮りやすい犬も珍しい。なんとなーくさびしそうなのは、やっぱり飼い主を待ってるのかな。友人は、「まさか、だって僕の方が全然かわいがってるし、すごくよく世話してるんだよ！」と反論してたけど、犬の忠実さを知らないようね。早く飼い主が旅行から戻ってくるといいね・・・。

  May 4, 2004

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  さくらんぼ・ティーとキラウエア・ティー

  アラモアナのレピシエは、私のお気に入りのお茶屋さん。ここができた時は、漢方薬のお店かと思った。壁一面に引き出しがびっしりと並び、店員さんも白いシャツに白いパンツで、みんなアジア系だったので。この店が日本から来たお茶屋さんだと発見した時は、ほんとうに嬉しかった。紅茶、日本茶、中国茶、ハーブティー、そしてハワイ限定発売のお茶まで、ものすごい種類のお茶がある。今日久しぶりに寄ったら、ＳＡＫＵＲＡＮＢＯと書かれたこのお茶が目に入った。パッケージのかわいさに惹かれて購入。家に帰ってさっそく飲んだら、あまずっぱいさくらんぼの香りにハッピーな気分になった♪ 「日本のさくらんぼの紅茶。真っ赤に熟した果実をイメージしたピンクペッパーとローズマリーのトッピングも魅力的」とあるように、ティーバッグの中に赤い実のようなものが入っているのも楽しい。キラウエア・ティーというのにも興味をひかれたが、ついつい日本のものの方に目がいってしまう。桜の花の塩漬けとか、見てるだけでも心が弾む。日本はもう春なのよね・・・。日本からの観光客もよく入っていて、「日本のお店じゃん、逆輸入になっちゃうね」などと言いながら、やはりキラウエア、ラニカイなどと名前のついた、ハワイ限定のお茶をおみやげに買っている。日本からのお客さんは、こんなところで安曇野そば茶やきらら玄米茶なんていうのは、選ばないだろうなあ。スターバックスのラッテにもそろそろ飽きてきたし、このお店がいつまでもなくならないことを祈りながらさくらんぼの紅茶を楽しんだ。Ｐ．Ｓ．今読み返してみたら、これってほとんどレピシエの宣伝！？私、別にお金はもらってません・・・（笑）

  May 3, 2004

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  パーティーの思い出

  ハワイへ来てから経験した、いろんなパーティーのページを更新する。４つ書いてひとやすみ。もともとパーティー大好き！という方でもなかったのだけれど、ずいぶんいろいろなパーティーへ出かけたなあとあらためて思う。やっぱり最初ハワイへ来たばかりの頃は、アメリカ人ばかりのパーティーで、知らない人と英語で話すということに躊躇したけれど、ほんとに今では図々しくなったものだと思う。それは英語力だけの問題ではなく、年と共に、もっと人生を積極的に楽しもう、出会いを大事にしようという気持ちが大きくなってきたからかもしれない。もうどんなパーティーでも、楽しまなきゃソンソン！という感じ。いろんなことを書くことによって、またいろんな発見がある。パソコンに向かっていると、やっぱりかなり目が疲れるのがたまにキズだけれど。最近朝ヨーグルトに入れる、冷凍ブルーベリーの量を２倍にしているけど、効果あるかしら。 きのうダイアモンドヘッドの友達の家から見た周りが虹のようになった月。すごく神秘的で美しかった。それにしても、デジカメでも、こんなに大きく月を撮れるとは知らなかった。次の満月を楽しみに待とう。

  May 2, 2004

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  バースデイ・カード

  明日から５月。ピアノの上に飾ってあったバースデイカードをそろそろ片づけることにした。ハワイの友達やピアノの生徒、そして日本の家族や親友からのカードをもう一度読む。あたたかい言葉たちが、しみじみ嬉しく、ありがたい。それにしても、アメリカのカードの普及率はすごい。例えばバースデイカードなど、おじいちゃんへ、孫へ、先生へ、遠くへ離れてる人へ、最近付き合い始めた人へ、そして遅れちゃったけど・・・などなど、送る人、送られる人、そのシチュエーションにおいて数限りなくある。クリスマスカードとなると、もう写真のピアノの上に乗り切らないくらいになる。ハワイへ来て年賀状がないのはラクだと最初は思ったけれど、これもなかなか大変。ハガキじゃなくて、中味を書いて封筒に入れる手間の分だけ、もっと大変かも？でも、やっぱりもらうのは嬉しい。その人が私のことを考えて、カードを選んでくれ、言葉を考えて書いてくれたということが。（アメリカ人にも、日本人にも、印刷の下にサインだけという人がいるけど、やっぱりちょっとさびしい感じ。なにか一言！と思ってしまう。）明日から５月、月初めはいつもなぜかはりきる私。生徒さんからの月謝も入るし♪（笑）実は今日”ちょっとした喧嘩事件”ってのもあったのだけれど・・・Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　ｉｓ　Ａｎｏｔｈｅｒ　Ｄａｙってことで。忘れて寝ようっと。

  May 1, 2004

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• 豆腐ハンバーグ

  ハワイに住んでる日本人は、ダイエーがないと生きていけないと思うのは私だけ？ダイエーに行くと必ずといっていいほど、誰かに会う。最近見つけた”豆腐ハンバーグの素”（ハウス）は、”Ｔｏｆｕ　Ｂｕｒｇｅｒ　Ｍｉｘ”というラベルが貼られ、英語で作り方が書かれている。これならアメリカ人の間でも大人気の豆腐が最高においしく食べられると思う。パッケージの中にパン粉、ひじき、ヤマイモ、しいたけ、黒ゴマなどが入っていて、水切りした豆腐に混ぜて焼くだけ。山いもが入っているせいか、ふわーっと仕上がってネギ、大根おろしを添えて、ポン酢で食べるととってもおいしい。お友達にも教えてあげたら、すごく軽いからいっきに豆腐１丁分くらい食べられちゃうよね～と喜んでいた。和風のお皿にしその葉などを飾って出したらアメリカ人にも日本人にも感激されそうで、次のパーティーが楽しみ♪

  April 30, 2004

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• クリスタルの粉

  たまたまテレビをつけたら、スーザン・ルーチーという女優が出ていた。彼女は映画などにはあまり出ていないと思うけれど、アメリカのテレビのソープオペラやドラマでは有名だと思う。その彼女が勧めていたのが、このユースフル・エッセンスというクリスタルの粉で顔を磨くというもの。クリスタル・ピーリングとしてクリニックで行えば何百ドルもかかるそうだが、このクリーム状のクリスタルの粉と、電動のスポンジがあれば自宅でいつでも好きな時にできる。女優はもちろん、一般の人たちが登場してちょっとわざとらしいくらいに、口々にほめたたえるのは、日本のＴＶショッピングといっしょ。でもウェブサイトに行ってみたけれど、それほど胡散臭くもなく、値段も全部で＄３９．９９なら安い。ということで注文してみた。結果は、かなりよかった。あまり力を入れるとひりひりするけれど、５分くらいスポンジでマッサージして洗い流した後はすべすべ！手にもいいということなので、商売道具の手にもクルクル。ケミカル・ピーリングというのはちょっとこわくてやってみる気にならなかったし、もともとスパやエステもめんどくさくて行ったことがない私なので、自宅で自分でできるということが何より気に入った。宣伝文句のように、”赤ちゃんのような肌”になった！とはいいがたいけれど・・・（この年でそれは無理でしょう）くすみが取れて、肌が明るくなる感じ。それにしても、スーザン・ルーチーの肌はほんとにきれい！ほんとにこのクリスタルの粉だけのおかげなのかしらね。

  April 29, 2004

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  ハワイの花屋さん

  楽天日記を始めて３日目、なんと３日間とも食べ物のことばかり書いてたことに気づき、愕然・・・。これじゃあまるで、食べることだけ考えながら生きている人のようだ。もしかしたらそうなのかもしれないが・・・今日は花。花は絶やさないようにしているのだけれど、ほとんどダイエーの入り口にある花屋さんで買う。ここは安い！例えば茎の短い小ぶりのバラ１２本のブーケで、＄５．２５。約６００円。チューリップも好きだけれど、ちょっと高いのでめったに買わない。いちばん持つのが真っ赤なアンセリウムで、ちょっと飽きてきたと思ってしまうくらい持ちがいい。鮮やかな色のガーベラを飾ると、部屋がパッと明るくなって、いかにも元気をくれる花という感じがする。大きなトロピカルフラワーの類は、素敵だけれど一度虫がたくさんついてたので、それ以来避けてしまう。白い花は香りが強く、ジンジャーやチューベローズ、そしてガーデニアを飾ると部屋の中がトロピカルな香りでいっぱいになる。ここの花屋さんで私が感心しているのが、写真のミニ・ブーケ、＄１．９９。これは売れ残った花を適当に切ってブーケにしてあるのだがほんとうにかわいい！作った人のセンスによって、毎回違うのも楽しみだし、パステル系、ビビッド系などその日の気分で選べるのが嬉しい。今日買ったのは、いかにも春って感じ。そろそろシャワーツリーの花も咲き始める頃だ。庭のある家に住むのが夢だけど、まだまだ実現しそうもないので、いつもカピオラニ・パークに花見に行く。シャワーツリーは木に満開に咲いて、日本の桜を懐かしんだりする。桜のようにすぐ散らないのが、いいような悪いような。でもほんとうに６月の満開のシャワーツリーは、一見の価値あり！

  April 27, 2004

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  リドン夫妻におよばれ♪

  リドン先生はハワイ大学の教授だったのだが、私が卒業して何年か後リタイアした。奥様は日本人でやはりピアニスト。そしてお料理がプロ並みに上手なので、今日はわくわく♪ヨーロッパが大好きなご夫妻なので、てみやげにはウェッジウッドの紅茶とゴディバのチョコレート。午後６時に、ダイアモンドヘッドの見える、高台の素敵なおうちにお邪魔した。先月もホームコンサートで訪れたばかりだけど、何度来ても素敵・・・！天井、壁紙、床、家具、照明、カーペット、全てヨーロッパ調。ピアノもベーゼンドルファーというため息もののグランド。ここがハワイとは思えないくらい。そして奥様のお料理のすばらしさ！今日はガスパチョに始まり、チキンの胸肉のフランス風煮込み、付け合せのポテトとアスパラガスもおいしかったし、デザートのシュークリームの皮まで手作りで、もうひたすら感心。しあげはフランスのデザートワイン。おうちでこんなディナーって、ハワイではめったにない！ほとんどない！私も昔はけっこうお料理していたけれど、最近は外食も多く手抜きばかりで今日はつくづく反省。「毎日こんなものばかり食べてるわけじゃないんですよ」とおっしゃっていたけれど、人をよんだり、パーティーの時においしいご馳走が作れるってすごく大事なことだと思う。しっかりレシピをいただいてきたけど、私にも作れるかしら。それにしても、お二人でコンサートを開いたり、ヨーロッパへ旅行したり、いっしょにウォーキングしたり。いいなあ・・・。夫婦で同じことを楽しめる、つまり趣味がいっしょってやっぱり大事なことよね。

  April 26, 2004

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  風水ハワイのディナーに参加

  友人マリアの主催する、風水ディナーというものに出かけた。場所はマノアの山の中の、ワイオリ・ティー・ルームという素敵なレストラン。ディナーと、ゲストによるスピーチで＄２５。もしあまりおもしろくなくても、まあディナーがついてるならいいや・・・とみんな思うだろうと思ったけれど、そんな考えで行ったのはもしかしたら私だけかも。みんなけっこう真剣でした。今日のゲスト・スピーカーは、催眠療法のセラピスト。それと風水のなんの関係があるんだろうと思ったけど、共通点を一言で言うと、”自分の人生をよくしたいと心から思っている人は、ハッピーになれる”ってことかな。行くまでは催眠療法がなんなのかも知らず、「催眠術にかけられて、あることないこと（？）ペラペラしゃべったりしたらどうしよう」などと一抹の不安を抱えていたが、そういうものではなく、いろいろ勉強になった。いちばんおもしろいと思ったデモンストレーションは、自分が好きなこと、幸せな時のことを思い浮かべた時、セラピストが押してもビクともしなかった人が、「いちばんいやなこと、悲しかったことを思ってください」と言われ、セラピストに押されると、フラフラッと簡単によろめいてしまったこと。要するに、ネガティブなことを考えている時、人はエネルギーを失ってしまうのだ。なんとなくあたりまえのことのような気もするけど、「病は気から」という日本の諺も、真理をついているのだと思った。ついつい無意識のうちに、くよくよと何かを心配したり、いやなことを思い出していたりすることはけっこう多いのかもしれないけれど、それを意識してポジティブなことを考えるようにしていけば、みんなもっと元気に生活できるということよね。ちなみに、そのセラピストはハワイアンの血の入った５０歳くらいの女性だけれど、フラやタヒチアンダンスも教えているそうだ。ヨガはときいたら、「あ、私ああいうじーっとしてるってものには耐えられないのよね。動くのが好きだから！」という明快な答えがかえってきた。みんなそれぞれ、自分に合ったものを選んで楽しめばいいということだ。ちなみに今日のディナーは、ほうれん草とレモングラスのちょっと変わったスープ、お魚とチキンのマッシュルームソースがけ、そして小さなデザートの盛り合わせで、なかなかおいしかった。とりあえず、おいしいものを食べるということは、私にとってハッピーな気分になれる最も手っ取り早い方法。それからマリアによると、さる年の今年は、蛇のものを見につけるといいそう。蛇皮のバッグや靴、蛇のキーホルダーなど。うーん、蛇ねえ・・・。

  April 25, 2004

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  日本からのゲストと、和食レストランへ

  　　　　　　　　　　　　　　　 日本から来ている友人と夕食。今回はおかあさんもごいっしょなのだが、その日潜水艦に乗ったら船酔いしてしまったそうで、和食がいいとのこと。久しぶりにＧＹＯＴＡＫＵ（魚拓）へ。私は潜水艦は乗ったことがないのだが、イルカウォッチングの船で死ぬ目にあってから、船はもう乗らないことに決めている。あれほど苦しいものって他にないわよね。魚拓では、カリフォルニア寿司セットを頼む。ここはエアコンの効きすぎで冷凍庫の中にいるみたいに寒いのが難点だが、カラー写真たっぷりのメニューを見ると、まず連れて行った人たちは「わあー、おいしそう！」と感激してくれる。値段も安いし。友人も、「ワイキキではこういうレストランが見つからなくて」と喜んでいた。去年うちの家族がハワイで集合した時、風邪気味だった甥っ子の具合が悪くなり、緊急病院で点滴をしてもらった。その時も、やはり和食しか食べたくないということで、総勢８人でここへ来たことを思い出す。すっかり直ってからは、ステーキだのシーフードだのを食べに行ったけれど、やっぱり日本人の場合、体調によって和食しか受け付けないということってあるよね。　ちなみに年に２回ほどハワイへ来る両親の、最近のはやりはアジア系。年取ってきて「もうちょっと肉はいいわ」という両親でも、韓国の家庭料理、ベトナムのおそば、中国の飲茶、タイのカレーなどだと入るのだ。カロリーも低めだし、野菜もたくさん取りやすい。いくつかお惣菜を取ってみんなでシェアすれば、残すこともほとんどないし。友人は始めての海外旅行というおかあさんと、島一周、潜水艦、タンタラスの丘の夜景などのツアーを楽しむとのこと。７０代のおかあさんの花柄のリュックがかわいかった。

  April 24, 2004

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