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ゴーイングコンサーンとは、
「企業活動は永遠に続く」と想定していること。 つまり、人間と違い、企業は一度作られると、 (期間を限っての企業もあるが) 通常は、死ぬことが想定されていないのである。 これは、企業が貴重な雇用の場であり、 社会に必要な商品やサービスを提供する生産活動の源 とされているため、倒産や廃業をしないように 半永久的に継続していくことが 企業の社会的責任とされているからである。 現実は、予定されていないはずの死、倒産は、 想定外と呼ぶにはふさわしくないぐらい多発している。 なぜか。 理由はいろいろあろうが、 私は、経営者の判断ミスによるものが ほとんどではないか、とみている。 では、その判断ミスとはということになるが、 それは、全体最適、全体利益を犠牲にして、 部分最適、部分利益追求を行ったことではないか。 その結果、その部分最適、部分利益も損ない、死滅する。 これを別の表現をしたら、 短期的な稼ぎのために、その後の長期にわたる、 本来は得るべき売上と利益を失う、といったことになる。 そのいわば見えない収益の機会損失は夥しいものである。 回りくどい言い回しになったが、言いたいことは、 要するに、部分最適、部分利益が 如何に大損になるか、そして命取りになるか、 ということを強調したかったのである。 そして全体最適、全体利益を考えての判断が、 いかに重要か、ということを強調したいのである。 経営において、如何に大きな「全体」を想定し、 全体最適化を描けるか、これが経営の要諦であり、 それができる経営者こそが器の大きい経営者と呼ばれて 讃えられて、しかるべきではなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.01 07:03:40
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