|
カテゴリ:カテゴリ未分類
理容師の皆さん方の学会がある。 その学会で、1年間顧問講師をしたことがある。 その成果を、長崎の学会で参加者の 理容師の皆さん方に、成果報告していただく、 いわゆる1,000円床屋が出現、 理容業界がゆれにゆれた。その頃の話である。 . 利用者の選択、判断の問題を、 「利用者の身になって考える」 と、いくらと考えても言っても、なんの解決もしない。 そんなことは言っても言わなくてもいいから 自分が消費者、お客、利用者、クライアントになる。 その経験を踏まえ、それで体感したことを 自分の経営に置き換えて、活かす。 それ以外がない。 お客になってお客の気持ちを体感する。 実は、実際にやられた方ならわかるが、 これがきわめて難しいのである。 そうした話を聞いてその後、このことを実践された方は、 私が知る限り長崎のSさんのグループ、5-6人だけ。 なぜか。なぜ難しいのか。 それは作り手、売り手の経験、経営者、店主の経験、思考、 こうしたものが脳を占めていて、消費者体験や 消費者の思いなどの進入を邪魔するからである。 経営する側が、消費者になりきると言うことは 実際、きわめて難しいことである。 顔も頭も知られている県内の同業者ではなく、 知られていない土地の床屋さんで自分の頭を刈ってもらう。 長崎のSさんたちは、それを1年以上続けた。 客体験をご子息、お弟子さんと実践された。 その体験をお手紙でいただいたが、 曰く「床屋ばなれの理由。じっとしているのはしんどい」。 お客様の体感をいっぱい積むと、 自分の企業、お店の問題が見えてくる。 問題、課題と言うが、それらもまた 消費者、お客、利用者、クライアントからみた それらでなければ、なんの対応、解決、革新にならないのである 消費者、お客、利用者、クライアントからみた問題、課題こそ なさねばならない対応である。 消費者になりきれて、 真に経営革新を図らねばならないことが見えてくる。 今、経営者に乏しいのは日常生活での消費者感覚だ。 だから、 今、経営者がなさねばならないことは日常での生活だ。 今、経営者が取り戻さねばならないことは消費者感覚だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.15 07:22:49
コメント(0) | コメントを書く |
|