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自分は、消費者、お客様のことなど
まったくわかっていなかったのだ、 ということがわかることは、次の2つのこと。 1に、自分が消費者として買い物をするときの気持ちで、 消費者は、我が社を選び、あるいは選ばず、 我が社の商品を買い、あるいは買われないということ。 2に、自分が消費者として買い物をするときの気持ちで、 消費者は他社を選び、他社の商品を購入されているということ。 そんな想いが頭を過ぎるようになったら、 わかったとみていい。 そして自分の組織の連中が、なんと自分たち経営の都合で ものごとを考え、動いているかに驚くだろう。 それが客観だ。 消費者は、そうした視点で我が社を観ているのだ、と。 おめでとう。脱「経営者」思考! 消費者として仲間入りだ。 組織内に、組織単体という視点だけの部分最適の判断ではなく、 組織とその外をワンセットにした全体最適の判断ができる人が、 組織に1人でもいいから「いる」ことが、 いわば企業の死活を決めると、いってよい。 組織内部では、「部分最適ではなく、全体最適でものを見よ」 と配下に口を酸っぱく言っている経営者も、 彼のいう考える「全体」とは組織全体、組織内部のこと。 外は含んでいないことが殆どである。 真の意味の「全体最適」、すなわち組織全体ではなく、 組織の外まで組み入れ、俯瞰的にものごとを捕らえ、 その最適、最善手を図ることこそ、求められることである。 そんな余裕などない。 それでは企業が損をする、 といった意識、あるいは無意識が、ブレーキとなって、 全体最適の、全体」を狭義に設定し、 それでよしと甘んじていたのかもしれない 。 経営者よ、消費者体験をなされ。 経営者よ、日常生活の中に過ごしなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.06 07:44:21
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