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昼寝おばさんのひとりごと(浅草物語)

昼寝おばさんのひとりごと(浅草物語)

2012.10.22
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カテゴリ:津波

あの日を思い出す時、私にはどうしても忘れられない光景があるのです。

多くの人が避難していた公民館から、津波到達僅か前に「中学校に移動せよ」と言う誘導。

津波の高さが予想以上なので、より高い場所に、と言うのは分かるのですが、

誰もその後すぐに襲ってくるとは思っていなかったのも分かるのですが、

誰を責める気持ちではないのですが

現実には

公民館から半径約400m以内で約250人が犠牲となったのです。

こんな狭い範囲での犠牲者、行方不明者を出した地区は他には無いと言われてます。

私はまさに「移動するように」との言葉を目の前で聞いて、自転車で走って助かったのです。
後ろには、多くの車と多くの人が移動していたのです。

あの方々はどうなったのだろう?

どれだけの人々が助かったのだろう?

心にずっと重く圧し掛かっていたのです。

だからこの数字を知って、あらためて現実の悲惨さを思い知らされて…

想像出来るでしょうか

愛する子供を失った親の悲しみを

(ごめんなさい。私自身も経験していないので想像するしか出来ないのですが)

ある方のブログにこのように書かれていました。

凄く納得出来る言葉なので抜粋します。

「人間は、自然の法則によって、両親や配偶者の死に対する心構えは出来ていても、子供の死に対する心構えは出来ていない」

「医療が発達した現代では、人の「死」は、どこか遠くにあるもの、ましてや自分より若い子どもにも縁のないもの、心構えなどできているはずなどないのです。
だから、子どもになにかあれば、天地がひっくり返ってしまうようなおもいにもなるのです。」

「もう一つの理由として考えられるのは、子どもを保護すること、子どもの安全を守ることが親の務めに含まれているということです。
子どもの死は悲しみをもたらすばかりでなく、ちゃんと守ってやることができなかったという罪の意識をもたらすことがあります・・・」

日本中を震撼させた大震災からもう1年7か月が経過し、世間ではもうあの大惨事は忘れ去られようとしています。

紙一重で生き延びた私自身でさえも、日常の生活に心が支配されて、あの日の事を思い出さない日々が増えているのが現実です。

人が生きると言うことは、そういう事なのかも知れません。

我が子を失うと言う地獄を経験していない者にとっては…

ですが、その地獄を経験し、これからも生涯背負って生きていかれる親御さんの思い…

忘れてはいけないと思うのです。






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最終更新日  2012.10.29 00:00:35
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