済州の神話が始まるところ"三姓穴"
済州島は、韓国の中で最も大きな島で、独特の島文化を持ってます。済州島は、この昔"耽羅国"と呼ばれていました。韓国5000年以上前の創造神話の中に檀君神話があるように、耽羅国にも創造の神話があります。済州島には、神についての話がたくさんありますが、その始まりとされている、 3人の神が土の中から生まれ、耽羅国を建てた話を今日は紹介したいと思います。 三姓穴は済州市の中心に位置しており、空港からも非常に近く、周りにレストランも多くあります。三姓穴は三神人の神話を紹介する映像鑑賞室と、展覧会場、三聖殿(祭祀を行うところ) 、三姓穴で構成されています。内部は軽く散歩するのにちょうど良く、木が茂っていて暑い夏も非常に涼しい場所です。 さて、これから本格的に神話の話をしますまず、三姓穴とは3つの姓の神仙たちが生まれた穴、所という意味です。 すぐ上に見える写真が3人の神が生まれた場所です。今から約4,300年前の三神人:コウルナ(高乙那) ヤンウルナ(良乙那) プウルナ(夫乙那)がここ、三姓穴から同時に生まれました。その後、狩猟生活をして牛、馬と5つの穀物の種子を持ってきた壁浪国(碧浪国)国の三人の姫と結婚をし、農耕生活が開始された耽羅王国(耽罗王国)に発展したとされています。特に、三つの穴は周囲が樹齢数百年の古木に囲まれており、すべての枝が穴に向かっておじぎ(礼拝)するような、神秘的な姿をしています。また、どんなに雨が多くまたは雪が降っても、一年中雪が積もったり、雨が溜まったりする事が無く、ここを訪れる観覧客に驚きを与えています。 三姓穴と関連する遺跡の神話を説明する映像観覧室です。韓国語、英語、中国語、日本語で観覧できるようになっていて、だれでも理解しやすいようにアニメーションになっています。観覧時間は約15分程度です。 三神人が降りてきた地域と三人の姫を迎えたところなどを模型として作られました。 三聖殿は、耽羅を創造した三神人の位牌を祀って祭祀を行うところです。この建物のほか、祭祀を行うために作られた建物もあります。 のんびりと散策することができ、市の中心部から訪れた子どもたちの姿が多く見られました。三神人が生まれた三姓穴ですが、出入りは禁止されていて、外からのみ見ることができます。三姓穴とそれに関連する新情報はサイトで参照することもでき、直接訪問すると英語、日本語、中国語でも説明を聞く事ができます。参考サイト: http://www.samsunghyeol.or.kr/main.html (韓国語)[アクセス]バス:済州空港から500番(済州大学校方面)乗車 - 三姓小学校で下車 - 三姓穴まで徒歩500mタクシー(乗用車) :済州空港から約4.4km 、 12分所要[電話] +82-64-722-3315[住所]済州市イド1洞1313番地済州観光情報ホームページ:http://www.jejutour.go.kr/http://www.ijto.or.kr/http://www.facebook.com/jejutrhttp://www.twitter.com/jejutrhttp://twitter.com/jejutr