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2022.06.13
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カテゴリ:オーディオ関連
☆ ケーブル交換&接点清掃などMy PC-Audioを見直してみたの巻 ☆

​さて今回は仕事の連休の一日を使ってオーディオのクリーンアップをしたのでついでに「音の通り道」を見直してみました。

今回手直しをした箇所はこちら...
My PC-Audio
まずは電気の入り口から清掃です...なんと20年ぶりのクリーンアップでしょうか...どうしても一回セットすると場所が奥になるだけにその後の手入れがなかなか出来ないでいましたからね(笑)。

My PC-Audio

これが長年使っている電源タップです、ホコリまみれになっていましたが久しぶりにきれいになりました^^。

My PC-Audio

これがかの<音が良くなるテーブルタップ>で有名な「オヤイデ電気:OCB-1」いまから37年前の1985年に製造が始まった商品ですが、その発売後すぐに手に入れたものです。
今でもこのシリーズは手に入ります、なんと創業70周年記念限定モデルの「OCB-1 ST」が今年はじめに私の持っているこの初代と一緒の価格(税込み¥9,350)で販売されすぐに「完売御礼」だというから今でもオーディオファンには根強い人気を誇っているんですね^^。

さて見た目だけでなくしっかり接点などもきれいにするためにしばらく前に仕入れていたアイテムを使いました...

My PC-Audio

上のものは30年ずっと(といっても年中使うことはないので)使っていたものですが、下の箱に入ったものが今回yodobashi.comで手に入れた「​OPSOLU:端子クリンお試しセットα(¥1,170)​」です。
これでコンセント&プラグ、RCAピンやスピーカーのバナナジャック&ピンなどのクリーンアップが可能です。洗浄のための液体などを使わずこのままそれぞれの接点をきれいにしていけます...オヤイデのタップの差込口で使うとみるみる黒ずんでいきました(笑)。

そして電源タップで忘れてはいけない「極性(Ground)チェッカー」です...オヤイデ電気:OCB-1から電源を供給してもらうアンプなど電源トランスなどを搭載しているオーディオ機器のコンセントに差し込む方向を決める(極性をチェエックする)作業ですね。

My PC-Audio

これもめったに使うことがないアイテムです...久しぶりに出してみれば中に入れっぱなしになっていた昔よく使った9Vの角型電池(SONY製でした)の接点のサビなどが心配だったんですが、とても綺麗な状態でまだスイッチが入ってビックリです(笑)。
でもやはり電圧が低いのか使ってみると極性の合否を示すランプが中途半端な色で、すぐに近くのコンビニへ買いに...Panasonicの電池がありましたが、なんと480円と高くてまたビックリ(笑)。

これを使う時はいつも...プラグを差し替えながらチェックをしていくんですが...チェックランプが「赤」か「緑」が点灯するさまを見るにつけ、電池でもないのに差し替えで色が変わるのが不思議でしょうがないです...でもこれをやっておくと「オヤイデ OCB-1」も使ってますからとても安心です(笑)。

あとは極性をチェエックするためアンプ・MDデッキなどの裏からスピーカーやケーブルを外してあるのでそれぞれの接点をすべてクリーンアップして次の作業へ掛かります...

一番最初の「My PC-Audio」の図でもわかるように音の入口はPCから角型光ケーブルで繋がれたTECHOLEのDAC「HS202」になります。したがってその出口であるアナログ端子からアンプ「A-04」へ繋がれるケーブルもとても音への影響が考えられるんですね。

現状とても良い音で聞くことが出来ています、そんなソフト・ハードのセッティングのツボをまとめた記事も書いてますが...
​​​​ ​​​Audials Tips:より良い音での録音・再生を...​​
Audialsで高音質を楽しむソフト・ハード両面での設定のポイントをまとめてみました
「音が良くなるテーブルタップ」以上にケーブルは影響がありそうなので、これを試してみました...

My PC-Audio

​「ACROTEC 6N-A2050」​...今はなき日本鉱業(㈱ジャパンエナジー:なんと現ENEOS)が開発したケーブルである。6NCuの2芯ペア導体に独自のシールド構造を採用し「ワイドで豊かな音場スケール」を実現してくれるというケーブルなんです...この60cmほどのケーブルが当時5~6千円、それでもエントリークラスですからオーディオの世界は”怖い”かな(笑)。
でもこのACROTECは「6N(銅の純度99.99997%)」を日本で最初に市場に送り出した会社なんですね、発売当時から人気は高かった記憶があります...見た目以上にケーブルは重くて硬めで取り回しが大変...でもこれがオーディオの世界では常識なのか^^;)。

さっそくTECHOLE「HS202」とPioneer「A-04」を繋いでみました。
やっぱり音はガラッと変わります...変わるのですが、残念ながら主に使っている「BOSE 101MM」には合わないみたいです。
音の重心がずいぶんと高い方に行く感じです、なので今まで音場を活かせずにいまひとつだったモニター裏のKEF「K-120」のほうがイキイキとした音を出してきました...ウ~ン、残念。そういえばこれを手に入れた時はKEFを使っていたんですよね、BOSE101MMの音響特性の特殊性を今更ながら納得^^;)。

そこでもう一つしまい込んでいたとっておきの一本(ペア)を出してきました...

My PC-Audio

​「audio-technica AT6A58」​です、言わずとしれたRCAオーディオケーブルの最高峰アートリンクオーディオケーブルといわれるもので、写真の1m(ペア)が当時で¥12,000という代物です...私のは音響機器だけでなくこうしたアクセサリーもまさに骨董的なものばかり(笑)。
でも今でもこのケーブルはオークションサイトなどで中古品が6千円前後で取引されてますから愛好家も多いみたいですね。
上の「ACROTEC」と比べてもケーブルの太さが2倍ほどあります...とても重いですがしなやかさも持ち合わせて取り回しはそこそこ楽です。
そして大事なことですが、ケーブルをよく見ると矢じりのような印が見えます...これが信号の流れになる方向でケーブルをデバイスと繋ぐ必要があります...まあこだわりのあるケーブルなんです(笑)。

「世界初のチタン配合シースで電磁誘導ひずみや損失、外来ノイズを極減。PCOCCとハイクラスOFCのハイブリッド導体やダブル同軸構造などノウハウを結集させ、聴感で徹底的にクォリティを磨いた新世代ケーブル」というだけあり期待は大きいのです(笑)。
そして音を出してみると...今度はKEFから音出ししてみたんですが、「ACROTEC」の時とは違って音の重心がけっこう下がってきました。良い音なんですが、今のモニター裏のブックシェルフに置いてある「K-120」は箱を鳴らすようにアコースティックな素敵な音場をクリエイトするタイプなので低音が少し暴れてしまいます。

そしていよいよ「BOSE 101MM」です...これがベストマッチ、決まりです(笑)。
癖のあるBOSEを低・高とてもバランス良く鳴らしてくれて、ケーブル変更前の状態から比べて雲泥の差があるくらい自然な臨場感が増し、加えてピアノなどの余韻が素晴らしくて抜けが良くそしてまろやかになりました...凄いクオリティアップです^^。

※ちなみにこうしてチューンアップしたPC-Audio環境の中でPCのマザーに付属のサウンド機能「Realtek ALC887」が仕様としては...Digital Outputではなく...スピーカーへのanalog出力が<192kHz:24bit>対応となっているので、試しにそのアナログ出力とアンプ<A-04>を安いケーブルで繋いでみました。
正直音質は「そこそこ」、繋いだケーブルがチープなせいか余計に貧弱に聴こえます...すぐに設定を元に戻して聴く結果に...まあそんなもんですよね^^;)。

こうして何年ぶりかの接点清掃とケーブル変更で見違えるようになった我がPC-Audioです...

My PC-Audio

すべての作業を終えてTAOCのラックに収まった我がサウンドシステムです。
今回電源タップもメンテしやすいように、ケーブルがごちゃつきますがラックの横に置きました...もちろん差すプラグはオーディオだけで^^。

オーディオの世界は「オカルト的」な話題も多いですが、「たかがケーブル、されどケーブル」なんですねえ...楽しい、でもお金のかかる世界です...私のはあくまで遠い昔に集めた骨董品ですが(笑)。

今こうして記事を書きながら「foobar2000」で聴いているKeith Jarrettのソロピアノもほぼサブウーファーいらないかなというくらい良いバランスで「素敵に」響いています...まあサブウーファー入れれば入れたでまたグレードが上がるんですが、どうやら今回のグレードアップではBOSEの音を害さない程度にと限定的になりそうです...それくらいクオリティが上がりました...。

なんといっても「BOSE 101MM」から高音のちょっと刺激が強そうな(とんがった)ようなところがなくなり...Jazzではドラムがとてもリアルに再現されるようになり、主役の背景になってもスネア・タムタムの距離感がしっかり特定できるような...中低音の「締り」とも違う表情の豊かさが見られ自然な音場を感じることができるようなり、まさに聴き疲れしない音にもなってきてついついボリュームを上げてしまうようになりました。そんなニアフィールドでの視聴には最高のチューニングでしたね(笑)。

※追記)
このあと2日ほどこのサウンドを楽しんでいましたが、例えればデジタル臭さがなくなってまるで昔の「CDよりも豊饒な情報を持つLPを聴いているかのような」錯覚を起こすくらいなサウンドの変化を感じることが出来ました。

ここまで来るとどうなんでしょうか...今のPCが<192kHz:24bit>対応できるようにUSB-DACを導入しようかと思っているんですが...導入すればもっとこのサウンドが極められるのか...はたまたデジタル・デジタルしたサウンドに戻ってしまうのか...悩みどこです(笑)。

今回はこんなケーブル一本で音がガラッと変わる不思議な世界の話題でした...^^。

2022年5月 にて
#P7100
#オヤイデ電気 OCB-1
#audio-technica AT6A58
#ACROTEC 6N-A2050





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Last updated  2022.06.20 14:08:38
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