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サムエル記下13章を読んで思うこと。それは「 子育ての難しさ。罪にまみれるダビデの王子」について。
将来あるダビデの第一後継者、王子アムノン。彼の悲しい性(さが)、歪んだ欲情が、ダビデ家を破滅の道に導きます。この破滅の連鎖バトンを、何とかせねばなりません。欲情のコントロールは、至難の技です。 「若い人はどうしておのが道を清く保つことができるでしょうか。み言葉にしたがって、それを守るよりほかにありません。」(詩篇119:9) ダビデの長子アムノンは、ダビデの王位後継者の筆頭。彼の小さな欲情が、兄弟間に、罪の連鎖をもたらします。アムノンによる、異母兄弟アブサロムの妹タマルへの「恋わずらい」で終わっていたらいいものが、大きな事件になってしまいました。 事件の後、アムノンは憎しみにかられ、妹タマルをきらいます。その憎しみは、「彼がいだいた恋よりもひどかった」とあります。力づくで自分の欲情を果たした後、自分の非を隠す為に、自己中心的に生きるアムノン。そこには、愛のカケラすらありません。男はダメですね。ほんとに残念な事です。 タマルの兄アブサロムの周到な準備と復讐。アブサロムは祝いの席で、部下に命じて兄弟アムノンを殺害します。「欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す」との御言葉どおりです。父ダビデも家来も、みな激しく泣きました。 「泣いた・バーハー(ヘブル語)」は、アブラハムが妻サラを失った時の「泣いた」と、同じヘブル語です。ほんとに悲しい事です。 長子アムノンの死は、父ダビデにとって、大いなる悲しみです。しかしこの連鎖は、アムノンだけに終わりません。アムノンが蒔いた種は、やがて王子アブサロムをも失う結果に至ります。その中でも神は、黙って見ています。全く沈黙しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/03/10 02:17:26 AM
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