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エゼキエル書36章より

エゼキエル書33章から39章は、イスラエル回復の預言です。本章36章は、土地の回復の預言と、イスラエル全家の回復の預言です。

アブラハム契約には、以下の三条項。子孫繁栄、領土継承、万民祝福です。本章36章は、その内の二つ。領土継承、万民祝福が出てきます。

土地の回復の預言（エゼキエル書36:1〜15）と、イスラエル全家の回復の預言（エゼキエル書36:16〜38）は、バビロン捕囚からの帰還の事ではありません。この二つの預言は、神の経綸における主の日（終末的な日）に起こる預言です。

「主なる神はこう言われる、イスラエルの家は、わたしが次のことを彼らのためにするように、わたしに求めるべきである。すなわち人を群れのようにふやすこと、 すなわち犠牲のための群れのように、エルサレムの祝い日の群れのようにすることである。こうして荒れた町々は人の群れで満ちる。その時人々は、わたしが主であることを悟るようになる」。（エゼキエル書‬36:37〜38‬）

以下、1分de聖書を引用しています。（篠原利治）

おはようございます。今日はエゼキエル書36章「イスラエルの山々への預言」です。

彼らが帰ってくるのが近いからだ。：エゼキエル書36章8節

◆要約

ー 人の子よ。イスラエルの山々に預言せよ。イスラエルの山々よ。主のことばを聞け。
おまえたちは、周りの民に荒らされ、ほかの国々の所有とされたので、民の語り草となり、そしりの的となった。
それゆえ、わたしは厳かに誓う。おまえたちを取り囲む諸国の民は、必ず恥辱を負う。
だが、おまえたち、イスラエルの山々よ。おまえたちは枝を出し、わたしの民イスラエルのために実を結ぶ。彼らが帰って来るのが近いからだ。
わたしはおまえたちを、昔のように人の住む所とし、以前よりも栄えさせる。彼らはおまえを所有し、おまえは彼らの相続地となる。
イスラエルの家は、その生き方と行いによって、その地を汚したので、わたしは彼らを諸国の民の間に散らした。彼らは、その行く先の国々に行っても、わたしの聖なる名を汚した。人々は彼らについて、「この人々は主の民なのに、主の国から出されたのだ」と言ったのだ。
それゆえ、イスラエルの家よ。わたしが事を行うのは、あなたがたのためではなく、あなたがたが汚した、わたしの聖なる名のためである。わたしはわたしの大いなる名が、聖であることを示す。国々は、わたしが主であることを知る。
わたしはあなたがたをきよめ、あなたがたに新しい心を与え、新しい霊を与える。わたしは廃墟であった町々を人の群れで満たす。ー（岡崎道成）