2471 エスプール
前期は増収増益ながら計画未達。今期は拠点・人員増効果で伸長へ
物流作業、営業支援派遣を手掛ける当社の前06年11月期決算は、売上高49.9億円(前期比5%増)、営業利益2.0億円(同31%増)と増収増益ながら、従来の会社計画(売上高で55.4億円)は未達に終わった。期半ばから見込んだ番号持ち運び制導入特需が後ろ倒しとなったのが響いた。
今07年11月期も増収増益を見込む。モバイルマーケティング事業は受注体制整備コストがかさみ、低調だった前期並みにとどまる。好採算の研修コンサルティングも需要は一段増だが、事務所関連の先行投資が重く、利益貢献は一服となる。
しかし、収益柱の人材派遣が引き続き牽引する見通しだ。物流作業系は、好景気による旺盛な需要に応えるため行った採用拠点、人員の増強による稼働スタッフ数引き上げが奏功し、安定貢献。前期低迷した営業支援系も、番号持ち運び制本格化に伴って携帯電話店頭販促に参入し、大幅増を見込む。
人員増強と設備投資増があり上期の利益は低調シナリオだが、増収効果に加えて上場関連費用も消え、通期の増益基調に変わりはない。前期の上場記念配300円はなくなるが、普通配1100円と還元水準は前期並みを維持する。
明日ちょっと気になるところかな??
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月18日 22時07分51秒