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こんにちは。今日も中小企業診断士の問題からですが、少しは身近なものかもしれません。
今日は事業の多角化と企業行動の特徴について紹介します。(出所:06年度1次試験 第2問) 企業はしばしば、新規事業分野への進出を図ろう(新市場へ新製品を投入)とします。 これを多角化戦略と言いますが、その際には以下のような競争、企業行動の特徴があります。 ・主力事業との関連が薄い事業分野への多角化は、主力事業とのシナジー効果が低い。 そのため、この場合は必ずしも収益力が強化されるわけではない。 ・主力事業と無関係な新規事業分野に進出しても、事業ドメイン(または経営資源)が分散して しまうため、スケールメリットを生かせなくなってしまう。 ・一般に、主力事業に関連する事業分野を中心に多角化すると、シナジー効果が高まるため、 非関連事業へ多角化するよりも収益性は増加しやすい。 ・主力事業で競合する企業は、しばしば互いに類似の多角化行動を取るので、業界内の 既存の競争関係が維持されやすい。 ・主力事業分野に特化してその分野の固有の技術を深めても、それが特殊な技術であることも 多く、他の事業分野へそれを転用し新規事業を行うことは難しくなる。 企業経営に興味がなくても、読んでみれば納得できる特徴ばかりですね。 中小企業診断士の問題では、微妙な表現で惑わされることも多々あります。 細かい点には注意し、よく考えながら上記のような特徴を理解しておきたいものです。 ![]() ではでは~。 --- ちょうどお昼時。こんな本格魚料理がお手軽に出来るのは非常に魅力的です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 16, 2008 12:04:39 PM
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