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おはようございます。静岡知事選で民主系が勝利し、麻生内閣も追い詰められましたね。
今日は企業の戦略グループについて紹介します。(出所:08年度1次試験 第3問) M.E.ポーターの「競争の戦略」によると、戦略グループとは、「各戦略次元上で同じか、 あるいは類似の戦略を取っている企業のグループ」を指します。それぞれの産業はいくつかの 異質な企業グループから構成され、各グループ内の企業は類似の構造的特徴を持っています。 このような現象やグループの成立の理由に関しては、以下のような特徴があります。 ・ある製品分野の生産のために垂直統合を強めると、企業の生産体制や製品ラインは似通って くるので、戦略グループが生まれやすくなります。 ・同一の戦略グループに属する組織は、環境の変化に対し類似の反応を示したり、共通の 利害関係者とかかわることが多くなる結果、同じ産業に属していても、戦略グループ間には 「移動障壁」が生じることになります。そのため、企業がその戦略グループから他の 戦略グループへ移動することは、非常に難しいといわれています。 また、ある産業内に複数の戦略グループがある場合、ポーターによれば「戦略グループの 数が少ない業界に比べて、全体としてみると競争度が強くなる傾向がある」としています。 同じ戦略グループ内での競争関係も、特に緩和されるわけではありません。 ・顧客層と製品ラインの幅を考慮して、最適生産規模を追及したり、共通のコストの節約を 図ると、次第に一貫した戦略行動になるため、似通った企業の集団が生まれ易くなります。 ・市場のどの部分を対象とするか、製品の絞込みをどう行うかという戦略の選択によって、 戦略グループが生じることになります。そのため、同一産業内に複数の戦略グループが 存在することが多々あります。 ・戦略グループと企業の収益性について、ポーターは、企業の収益性を決める基本的な要因を、 (1)業界全体についての特性、(2)戦略グループの特性、(3)戦略グループ内の企業の地位の 3つとしています。 (2)戦略グループの特性としては、[1]移動障壁の高さ、[2]顧客と供給業者に対する交渉力、 [3]代替品に対するもろさ、[4]他のグループから攻撃される程度、を挙げています。 よって、それぞれの戦略グループが直面する脅威と機会は異なり、同一産業内の 戦略グループ間での収益の違いにつながってきます。 ・・・ ちょっと漠然としてわかりにくい概念かもしれませんね、戦略グループは。 ファーストフードでも、低価格戦略と高品質戦略に大別されますが、各種チェーン店を その2つに分けて考えてみると、戦略グループの概念がわかるかもしれませんね。 応援クリックは励みになります! ・QRコード作成の【Q's make】 ・短縮転送URL作成の【S&F URL】 ・アラームメール管理の【Plago.net】 ・ランダムパスワード生成の【ぱすぱすっと】 ではでは~。 --- 相変わらず雨の日が続きますが、こんな日は足元にも気をつけたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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