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本当は、この人の書いた映画の原作「THE FIRST WIVES CLUB」(第一夫人同盟)を借りるつもりで、その本と間違えて、借りてしまった。
![]() でも、おもしろくて、あっという間に、2日で読んでしまった。 アメリカの三人の女性が主人公。一人は、ボストンの名門一族に嫁いだアンジェラ。 幸福の絶頂にあった彼女は、夫から浮気の事実を告げられ、泣く泣く両親の暮らすウェストチェスターに出戻った。 いっぽう、まもなく彼女のご近所さんとなる女性二人も、重大な決断を迫られていた―失業中のくせに愛人のいる夫に三行半を突きつけたジェイダ。 そして、ドラッグ・ディーラーの嫌疑がかかった夫のせいで、世間の冷たい視線にさらされたミシェル。夫のせいで辛酸をなめていた三人の女たちが、ろくでなしの男たちへの復讐を誓い合った。というストーリー。 アメリカの事なので、ちょっと日本人の感性とは、違うなというところもあったけど、人間の本質って、日本人でも、韓国人でも、アメリカ人でも、あまり違わないのだなというのが、一番。 家族を思う気持ちや、少し、夫に不満があっても、ある程度は、自分が我慢すれば、危機が乗り越えられるのかも、と思う気持ち。 小説中で、ジェイダとミッシェルは、白人と黒人の友人同士なので、お互い、自分達の育った環境や、差別を受けた受けないという違いがあるけれど、そんなのは、関係なく、やっぱり、真の友人なんだとお互いに認め合う。そんな二人をうらやましく思っていたアンジェラもいつしか同士になっていく。私も、環境の違い、人種の違い、そういうのは、関係なく、お互いを思いやれるかどうか、わかろうとするか、認めることができるかが、一番大事な事なんじゃないかなと思う。 わかってもらいたいと言う気持ちがあっても、相手に、思ってもらわなくては、いけないよね。 彼女達の夫の中で、一番許せないなと思ったのは、ジェイダの夫。だらしなく過ごしてきたものの、すごい、悪知恵。 最後が、ちょっと、現実離れしているような気もしたけど、アメリカなら、ありうる話なのかも。 痛快、してやったりというスッキリ感が味わえた。梅雨のジメジメしたときには、お薦めな本でした。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 24, 2006 08:30:37 PM
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