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このところ、また、日本のドラマ
![]() 原作者が、松本清張カと思ったら、こちらは、朔立木という私は、知らない人だった。 でも、ちょっと調べたら、彼は、弁護士さんらしく、(現役?)裁判の事などは、リアリティがある。 ストーリーは、このある地方の金持ち(松平健)の一人娘が誘拐されて、一億円を要求され、お金を用意したものの、県警の指示で結局お金は、渡されず、娘は、結局殺されて死体となって、発見されたという事件が起きた。前科がある若い男が捕まった。吉岡秀隆が演じる正義感は強いのだけど、世渡りベタな弁護士がこの犯人の国選弁護人に選ばれる。彼は、こういう役がはまるわね~。彼が調べていくうち、どうも、犯人は、冤罪なのではと思い始める。 見ていくうちに、つい最近、本当にあった冤罪で30年ぐらい、刑務所に入っていた方(梅田事件)の事とその彼が無罪と思い、検事がみずから、再捜査を命じて冤罪が晴れたその冤罪を着せられた人と検事さんとの交流の番組を思い出し、重なってしまった。この人は、結婚して、奥さんが妊娠中という人生の幸せな絶頂の時に、冤罪をきせられてしまったらしい。それは、とても、悔しく辛い月日だっただろう。 今も、こういう事が実際にあるのかもしれないと思うと、怖くなるような物語だった。 真犯人は、この弁護士も娘が殺されてしまった被害者の父にもわかっているのに、冤罪は、警察の面子のために、証拠を捏造されてしまっていて、晴らせないのよ。 警察って、何?裁判って何?人々の幸せを守る為のものではないの?こんな事に巻き込まれてしまったら、どうする?現実には、絶対、冤罪は、作って欲しくない。警察は、面子や、面倒くさいなどと思ったりしないで、地道に、捜査をしていって欲しい。また裁判に携わる人達も自分の判決が、人の一生を左右するという事を重く考えて欲しいと思った。 先日の本当にあった冤罪の被害者も何日も何日も警察に、自白を強制されて、眠らせてもらえず、暴力を振るわれて、意識が朦朧として、「私がやりました」と言ってしまったと言ってた。 このドラマの中では、この犯人とされてしまった男には、あまり重きを置かれていなくて、何故、事件がおきたのか?どうして、娘は、殺されてしまったのか?という謎解きの方に、重点が置かれていた。松平健と、小林薫が演じた兄との兄弟の確執が事件の根底にあったことがわかるんだけど。 あ~、ドラマとはいえ、後味が悪い感じ。 といいつつ、またまたきっと、サスペンス、ミステリーを見続けるんだろうな~、私は。 原作「死亡推定時刻」 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 10, 2006 05:31:25 PM
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