カテゴリ:出来事.想々
「琴になり下駄になるのも桐の運」
という川柳が先日、新聞にのっておった。 ・・・・・・・・・・・ 「阿と生まれて吽と死んでいくまで全ては自分自身の決断である」 といった類いの教えがある。 しかし一方で、 「何もこの家に生まれたくって生まれたわけじゃない」 ...思春期の青年が親に向かって吐くようなこの手の台詞。 どうにもやりきれませんな。 戦争に行って戦った爺様はよく 「軍隊は運隊と云って、わしはどう云うわけか生き残ってしまったが、仲間は皆19、20で殆どが死んでしまった...。」 と云う。 何とも妙なものです。 私はその 「産まれてから死ぬまで全部が己の選択云々...」に賛同するが、 と同時に何かしら「運」というものの存在に諦めてもいる。 小難しい人間様の話しではなく、1本の桐の生涯に例えているので分かりが良いじゃござんせんか 「琴になり下駄になるのも桐の運」 ...否、わしゃゲタで一向に構わんのよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.09 13:31:33
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