相棒S22（第一話）を観る。

■テレ朝水9、刑事ドラマ■相棒S22/第一話（2023.10.18）/「無敵の人/前編」あらすじ↲杉下右京（水谷豊）は小料理屋こてまり女将の小手鞠（森口瑤子）と共に、亀山薫（寺脇康文）、美和子（鈴木砂羽）夫婦のマンションを訪問。料理教室に通い始めた美和子が腕前を披露したいと招待。そこにもう一人招かれていたのは、美和子が料理教室で知り合った弁護士の上原阿佐子（栗山千明）。阿佐子は「和製ホームズ」と紹介された右京に、二週間前、突然姿を消した婚約者、フリー雑誌記者の牧村克実（市川知宏）の捜索を依頼。彼はフォーマルな靴を履いて失踪していました。仕事仲間は口裏を合わせ、牧村克実のことを知らないと言いますが、彼は一年前に発生したレストランでのテロ爆破事件について調べていました。牧村克実が取材で出入りしていたレストランは、一年前、「神の国」から「微笑みの楽園」と名称変更した宗教団体信者による爆弾テロ被害を受け、レストランオーナーの末次広平（俊藤光利）の妻、佳代（佐野啓子）は死亡。このカルト教団、「微笑みの楽園」とその名が変わっても、霊感商法とマインドコントロールの危険な宗教団体であることは変わっていません。「微笑みの楽園」では自分たちで米と野菜を作り自給自足。そして、学校、病院も完備。社会と隔絶しても、全て教団内で賄える仕組みになっています。――爆弾が仕込まれた鞄をレストランに置き去った爆破テロ犯は平井翔（桐矢一）でした。店内の客に死傷者が出て、レストランオーナーの妻を含む三名が死亡。平井翔は刑事に追い詰められてビル屋上から投身自殺。因みに、既に解散している「神の国」は、「微笑みの楽園」の前身組織であり、十年前、警察や政治家を狙った大規模な薬物テロ（死者八名、重軽傷者千人超の三件同時多発テロ）を起こしていました。↲牧村の捜索中、伊丹憲一（川原和久）、芹沢慶二（山中崇史）、出雲麗音（篠原ゆき子）らの捜査一課は、平井蓮（永澤洋）が自宅マンションのベランダから転落死した現場に臨場。睡眠薬を服用していた平井蓮は、「微笑みの楽園」という宗教団体の信者で何者かに突き落とされた可能性があります。睡眠薬で眠らされてベランダに運ばれた形跡があります。そして、平井蓮は、薬物テロの犯罪組織「神の国」の流れを汲む、「微笑みの楽園」信者の爆破テロ犯、平井翔の兄と判明。↲薬物銃器対策課課長の角田六郎（山西惇）が拳銃の密輸密売組織をガサ入れ。「微笑みの楽園」に拳銃を売ったとの供述を得ます。――それに前後して、公安が刑事部から事件を引き取るという申し出。御法川誠太郎（田中美央）公安部長が内村完爾（片桐竜次）刑事部長にそれを通告。何かと特命係に敵対する警視庁副総監の衣笠藤治（杉本哲太）が、裏で公安を操っています。↲「微笑みの楽園」教団施設を訪ねる右京、亀山、阿佐子。教団の子供たちに牧村の写真を見ると「遊んでくれたおじさん」と証言。立ち入り禁止区域に潜入した右京らは、信者の名簿写真の中から牧村を探します。牧村の顔写真を発見し、彼が吉川崇という偽名で教団に潜入していたことが分かります。その時、名簿の保管室に多数の信者が押し寄せて、右京らを追います。山中を逃走した三人は村岡（浅見小四郎）の民家に宿泊。村岡は「微笑みの楽園」の信者で、教団に三人が宿泊していることを通報。阿佐子が襲われ、財布、写真、手帳を奪われます。牧村とのツーショット写真を盗られた阿佐子は、二人の関係を教団に知られることになり危険な状態です。↲公安と刑事部がぶつかり合っている時、この事件に内閣情報調査室の社美彌子（仲間由紀恵）と青木年男（浅利陽介）が介入。社美彌子は、特命係の指揮者、官房付の甲斐峯秋（石坂浩二）と密談。公安は、何かの隠し事を持っていて、それを隠したいが為に刑事部の介入を避けています。「調べてみよう」と、社美彌子が甲斐峯秋に言います。↲右京と亀山と阿佐子が蓮の部屋を探索中、青木がやって来て、蓮の部屋から手製爆弾の原料が多数発見されていたことなどを伝えます。そして、遺体を部屋の外に投げ出した（投身自殺偽装）ことの不自然さについて、それは遺体を早く見付けて貰い、そして、早期にテロ事件を解決して欲しいという犯人の狙いかと推察。犯人はテロ発生を事前告発した可能性があります。爆破テロの発生を警察に知らせる為の犯行とも思われます。――蓮の部屋を出た直後、パイプを持った暴漢に襲われる右京、亀山、阿佐子、青木。暴漢を撃退。↲角田課長が「公安が教団に強制捜査に入る」という情報を捜査一課に伝えます。それに前後して、内調の社美彌子が教団信者の男（栗原功平）に銃撃されます。撃った男を捜査一課が確保。↲吉川崇という名で牧村を知っていた（追っていた）青木。角田も、牧村を「どっかで見たな」と言います。角田は、牧村と称している男は、暴力団と関係している過激なエコ団体所属の鈴木総太だと言います。――「おそらく彼は公安部の元潜入捜査員」と右京。牧村克実という姓名は、潜入捜査員として様々な肩書きを使い分けていた鶴見征一の偽名の一つでした。＜続く＞↲