ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~(第四話)を観る。
■日テレ土曜ドラマ10■ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~/第四話(2023.11.4)/「高額滞納、妻の優しい嘘」あらすじ↲饗庭蒼一郎(菊池風磨)と百目鬼華子(山田杏奈)は、多額滞納のプロサッカー選手、小田倉翔馬(柿澤勇人)を担当。元日本代表の小田倉は高い得点力とビッグマウスで世間を賑せた人気選手ですが、二年前の怪我で2部リーグ(みゆきのエクイータ)に移籍。年棒激減で納税が困難になり、その滞納額は住民税、固定資産税、それに延滞金も合わせて860万円余。小田倉の名前を聞き付けた浜村宰(白洲迅)が、「俺も担当に加えて」と申し出ます。で、「みゆきのエクイータ」グラウンドを訪れる饗庭、華子、浜村。ところが小田倉は「金のことは妻に一任している。それにしても俺の昨年の年俸は八千万円もあったんだから税金を支払えない訳が無い。滞納は何かの間違いだ」と取り合いません。居合わせたスポーツライターの犬飼雅也(味方良介)からは、今シーズン限りで小田倉がチームを解雇されるとの噂があるとも聞かされ、納税がますます困難になるのではと懸念。因みに、犬飼はユース時代に小田倉と同じサッカーチームに属しており、現在は怪我後の小田倉の取材を続けています。↲そんな中、徴税第一係長の日比野みのり(石田ひかり)が、「小田倉の税金滞納をマスコミにリークして」と第三係の浜村に要求。「あなた、第一係に来たいんでしょ?」と言って、守秘義務違反を唆す日比野。浜村は、今年度の徴収率98%以上を宣言している相楽義実(本郷奏多)副市長の意向に従い、今後、「成果主義」になることを予測。そこで何としても徴収成績が上がる筈の第一係への異動を希望していて、日比野の指示を実行すべきか否か思い悩みます。スポーツバーで酒を煽り、そこで偶然に犬飼に再開。「市役所の方がグランドに来たというのは、小田倉に何かのトラブルがあったということですか?」と、問われます。↲百万円を持って市役所を訪れる小田倉の妻、涼花(小林涼子)。悪質な金融機関(貸金業者)からの借り入れと思われ、受け取れません。涼花は、今後も百万円単位で分納するので、復帰を目指して懸命に練習に励んでいる小田倉には会わないでくれと懇願。来季の怪我からの復帰に向けて必死に頑張る小田倉に、滞納を知られたくない涼花。が、滞納を小田倉に知られ、それを隠し続けていた涼花は責められます。それに前後して、小田倉の所属する「みゆきのエクイータ」のスポンサーが、相楽副市長の父が牽引している相楽グループであることが判明。↲そうこうするうち、小田倉の税金滞納記事が涼花の元に送り付けられます。涼花が市役所納税課に怒鳴り込み。「こんな記事が出たら、小田倉の怪我後の復帰が難しくなる。市役所は裏でこんなことするんですか?」と責めます。饗庭は「納税課の人間から漏れているとしたら、これは重大な守秘義務違反」と納税課の面々に向かって言います。その時、日比野第一係長がやって来て、「あら、小田倉って滞納してたのね。……ありがとう」と浜村に言います。浜村に漏洩疑惑が及び、第三係の危機です。――滞納記事は浜村が小田倉本人に依頼されて書き、それを涼花に送り付けていました。が、幸いなことに、その記事は、週刊誌には持ち込まれていません。↲「来年こそ復帰して、一部リーグに上がるぞ!」と、怪我が順調に回復している風を装ってチームの後輩を叱咤激励していた小田倉でしたが、実は、既に現役としての限界を感じていた彼は、当初、滞納についての犬飼の問いを否定していましたが、結局、そういう記事が出たことを契機に現役を退くという道を選択。チームからは契約延長の打診がありましたが、元日本代表という「客寄せパンダ」的な存在になることを拒否した小田倉。更には、犬飼に不倫の記事もデッチ上げて貰う積りでした。それで涼花に見捨てられて、離婚するつもりでいました。その際、纏った金を妻に渡そうということで、多額な怪我の治療費を貯蓄に回していた小田倉。「俺なんかとは別れた方が幸せになる」と言う小田倉に「止めて」と妻。「ワールドカップで優勝する、ヨーロッパのクラブチームに入って高額な移籍金を獲得する、そう約束して結婚して、それらは全て叶っていない。それなのに、今更、現役復帰するという約束が果たせないからケジメをつけて離婚というのは聞き入りられない。あなたは、叶わないことを言い続けて来たビッグマウス。今更、約束を叶えられないから離婚と言われても困る」と妻。そういうことで離婚は回避。↲妻の為に貯めていた金で、滞納分の税金納付が可能になります。とりあえず、住民税36万円余を支払い。犬飼がチームに掛け合って、来期から小田倉のコーチ就任が決定。――「犬飼との会話に気を付けるべきだった。俺が小田倉の担当に加わったのは第一係に異動するアピールになると思ったからだが、それは間違いだった」と、浜村が謝罪。そこから、浜村を貶めようとしていた日比野第一係長にクレームを付ける橘勝(光石研)第三係長。しかし、「私に何かを言う前に、徴収率が一向に上がらない第三係長として、ご自身の身の振り方を考えたら」と反論されます。↲人員整理(首切)に舵を切る相楽副市長。――海浜総合病院に入院中の奥林礼二( 結木滉星)を見舞う饗庭の前から、相楽副市長が車で走り去ります。相楽も、屋上からの投身自殺を図って昏睡状態を続けている奥林の容態を気にしています。↲