ブラックジャック(ドラマプレミアム)を観る。
■テレ朝9/手塚治虫医療漫画連載50周年記念■ブラックジャック/ドラマプレミアム(2024.6.30)/あらすじ↲法務大臣、古川正文(奥田瑛二)の依頼で海外病院に出向く無免許の天才外科医、黒マントのブラック・ジャック<以下、BJ>(高橋一生)。古川の放蕩息子の駿斗(味方良介)がバルボラ共和国を旅行中に危険ドラッグを服用して山道で運転事故。全ての臓器を損傷。臓器移植を法外な治療費でBJが請け負い、バルボラ共和国の病院に飛びます。その間、古川正文は、臓器提供者を現地で見繕うよう闇の組織に命じていました。そして、選ばれたのが過剰防衛の傷害事件でバルボラ刑務所に服役中の日本人、後藤一馬(早乙女太一)という青年でした。で、彼は、闇組織に仕組まれ、その収監先で謎の自殺を遂げることになります。が、その直前、彼は親友で研修医の長谷川啓介(井之脇海)に手紙を出していて、そこに「出所したら直ぐに帰国する。だから琵琶丸(竹原ピストル)のライブチケットの入手を頼むぞ」と記しており、全く自殺の兆候はありませんでした。そして、そもそも後藤が収監されたのはバルボラのバーで長谷川と飲んでいて街のチンピラ数人と喧嘩になり、それで、医者になる身の長谷川に汚点が残らぬよう先に逃がした後、チンピラからナイフを奪い取り正当防衛的に彼らを刺したからでした。――後藤の自殺に納得がいかない長谷川は、帰国した後藤の弁護士、伊丹治郎(山中崇)の事務所を訪ねます。と、そこに後藤の骨壺。骨壺の中にカプセルに入った小さな馬の彫刻。その彫刻をアンティークショップで買い求めたのがBJと知った長谷川はBJを追います。↲BJに六実明夫(宇野祥平)からの依頼。かつての美貌は跡形もなく、顔面が恐ろしく変形する奇病、獅子面病に苦しむ妻のえみ子(松本まりか)の治療を求められます。BJは、一介のサラリーマンに過ぎない明夫に治療費として二億円を要求。助手のピノコ(永尾柚乃)は、二億円の支払いが出来ない相手の治療を引き受けないBJに怒ります。その頃、えみ子は以前から世話になっている元軍医のキリコ(石橋静河)に連絡。キリコは安楽死を秘密裏に請け負う医師であり、立場を逆にしているBJの宿命のライバルです。で、早速、えみ子の部屋にキリコが来て自殺(安楽死)幇助。そこに、点検と称して上の階から避難梯子でBJが侵入。その時、えみ子が自らキリコによって与えられた装置を使い自死を選びます。そこに明夫が駆け付け「妻の命さえ助かれば二億を支払う」とBJに懇願。長谷川が助手となり、BJの邸宅での手術が始まります。で、えみ子は救命。と同時に何故か、えみ子の顔が元の美形に戻ります。BJによれば蘇生の為の脳手術をしただけなのですが、どうやら、死神キリコの安楽死薬が獅子面病の特効薬だった可能性があります。「二億円は体で払ってください。あなたが死亡した際、全臓器を提供して貰います。それまで健康で」と明夫に告げるBJ。↲それに前後して、名乗らぬ人物(???)から、琵琶丸のワンマンライブチケットが長谷川に届きます。そこに出掛けると、駿斗の顔をした後藤がいます。左手でグラスを揺らす癖で、それが後藤と長谷川には分かります。琵琶丸の最後の曲は、親友と過ごした最後の夜を歌った「一夜」。「いちや」なのか、「ひとよ」なのか、ファンの間でも議論されており、「いちや」派が後藤、「ひとよ」派が長谷川。が、実はこのタイトルは「かずや」という親友の名前なのだと琵琶丸が明かします。バルボラ共和国のバーでの賭けは、二人とも不正解になります。――BJは臓器提供者として運び込まれた後藤の顔を駿斗の顔に整形していました。駿斗の命を見捨てて、後藤の命を救っていました。↲長谷川が我が物顔でBJの邸宅に出入りし、BJにお茶を運びます。「弟子になることにしたんです」と長谷川。「僕は弟子は取らない主義です」というBJに、「だからピノコさんの弟子になるんです」と長谷川。そして、長谷川が医師免許があるのに医者にならずに漫画家になった手塚という先輩から聞いた構想中の漫画の第一話の話をします。――ある御曹司が交通事故を起こし、その父親が、身寄りの無い若者を臓器提供者に仕立てます。そして凄腕の闇医者に臓器移植を依頼。が、闇医者は放蕩者の御曹司を助けずに臓器提供者として用意された若者の命を蘇生させ顔の整形手術を施します。そして、救わなかった御曹司に対しても、せめてもの手向けとして、駿斗と言う名前に因んだ駿馬の彫刻を体内に埋めました。それが骨壺に入っていたことになります。↲キリコがBJの邸宅に来て医師の傲慢さについての議論。その時、崖の崩落で六実明夫、えみ子夫婦の乗った乗用車が土石の下敷きになったとのテレビ報道。安否確認が取れていません。「未だ息があるかも知れん」と言ってBJはピノコと現場に急行。「そこまで、何の為に」と問うキリコに、「自分が生きる為だ」とBJ。↲