カテゴリ:ロマンス
どりどりいきます80年代 「セント・エルモス・ファイアー」が洋画の青春映画代表だとしたら、邦画では… ありました ところが観ようとしたら 「書いてもいいが、文章に気をつけろ」 「ワシも含めてファンは多いゾ」 「決して"バカ"映画ではない」 「あまりにも季節ハズレ」 と、父に脅されながら観たのがこの映画 「私をスキーに連れてって」(1987 東宝) 「ホイチョイ・ムービー」第一弾の青春映画。 80年代後半からのスキー・ブームの火付け役となった。 監督:馬場康夫 原作:ホイチョイプロダクション 出演:三上博史 原田知世 沖田浩之 鳥越マリ 布施博 竹中直人 「どんな話?」 学生時代はスキーでならしたが今はぱっとしない商社マンの主人公。クリスマスの日ゲレンデで出合った女の子にもウソの電話番号を教えられる始末。二人が偶然同じ会社に務めていることが分かり、デートする仲になる。バレンタインデーの新作ウェア発表会が妨害工作に合い、近くのスキー場に来ていた主人公達が急遽向かうことに。 日没の暗闇の中、無事にたどり着けるのか? そして二人の仲は? 設定やストーリーは今観たらふざけたもので、突っ込みどころは多い。 「スキー楽しみ方マニュアル」とでも言うべき映画だが、「温泉」「体育会系」「教程」「金持ち」といったイメージが強かった日本のスキーに対する意識を変える程強いインパクトを持つ映画だった。 カッコいい俳優さんや可愛いアイドルがユーミンの曲にのってカッコ良くスキーを楽しむ映像が、当時の若者に与えた影響はスゴイものだったらしい。 確かにスキーをしない人にも、してみたくなるように思わせるシーンが満載だ。 父もセリカGT-FOURを買うために貯金したらしい この映画のために ・全国的なスキーブームになった ― スキー場の施設が新しくなった。スキー用品が安くなった。 ・プリンスホテルが一躍有名になった ・アマチュア無線、トランシーバーの普及。 ・4WD自動車が人気になった。 ・女性に「白」のウェアが大人気。 その後バブルが膨らんだこともあって、「ゲレンデ」「用品」「アクセス」「自動車」等々の機能、性能、利便性が大きく向上し、私たちはその財産の恩恵をたくさん受けたので、この映画にはすごく感謝すべきだと思う それとスキーの滑走シーンは迫力もあり、素晴らしい スキーシーンは撮り直しが難しいため海外でも、ましてや日本の映画ではカットによるごまかしがほとんどだが、この映画ではかなりのものだ。 スキーヤーなら一見の価値はあると思う。 「ふ~ん」って感じで観ていたが万座の灯りが見えた時は少し感動してしまった。 スキーブームが下火になりさびしく思っている人、これからスキーを始めようと思っている人にオススメ。 劇中のセリフ、小ワザも流行ったらしい。 「凍ってるね」とか「バーン」とか板を1本ずつ交換してそろえておく(盗難防止)とか。 もう「とりあえず」って言ってシャッターを押す人はいないけど オススメできる:スキー・ファン、原田知代ファン オススメしない:スキー未経験者、寒がりの人 押していただければ励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月31日 20時28分49秒
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