カテゴリ:バラエティ
昨夜の『ジャポニカロゴス』の先生は、新語アナリストという肩書きの亀井肇さんて方だった。
この人ね、元「現代用語の基礎知識」の編集長をなさってたそうなんだ。 PC初心者の僕は、結構最近まで「現代用語の基礎知識」の世話になってて、ほんとに役に立つ本で昔から何年かに一冊は買ってたんだ。 一度だけ浮気をして「imidas」を買ったこともあったけど、やっぱ「現代用語の基礎知識」が好きだったんよね(^^ゞ これは凄い人が出てきたって思ったよ。 日本語の新語が毎年いくつぐらい出来てるかってお話を、最初にされたんだけど、 そのおっしゃり方が感じ悪くてタモリさんが 「言い方が脅してる様な感じが…」って、ちょっとムッとした顔で突っ込んだんよね。 タカトシのトシが「語尾がちょっと強かった」なんてフォローしてたけど、 この突っ込みもフォローもテロップでダメ押しをしてたから、番組の狙いなのかも知れないけど、きっと亀井先生は、もう2度と呼ばれないんじゃないかと思うな。 てゆうのが『干物女』の意味を関根勉さんが答えるのに綾瀬はるかさんのドラマの内容から説明したんよね。 それは正解だったんだけど、亀井先生は漫画の『ホタルノヒカリ』から出た言葉であるとして解説をしただけで、関根さんの答えについて何一つ触れなかったんだよね。 ダメだよ、この先生(>_<) 漫画の『ホタルノヒカリ』が、綾瀬はるかさん主演でドラマ化され、その内容から関根さんが正解を導き出したって事は、言わなきゃダメでしょう(^_^;) その後のタモリさんの「干物」に対する思いを語ったことに対しての亀井先生の返しがまた酷いもので、タモリさんは口をとんがらせて 「ですから私言ったこと全然分かってない」ってふくれてたよ。 またトシが「まぁまぁまぁ、良いじゃないですかぁ」ってフォローしてたけど、フォローの言葉が「良いじゃないですか」って,フォローのしようがなかったんだろうね(^^ゞ でね、この番組で起ったこの変な感じって、僕が日ごろ思ってる事についての、とっても象徴的なことだと思ったんよ。 僕はね、テレビで仕事をたくさんこなしてる芸人さんたちというのは、日本語使いの天才たちだと思ってるんだ。 少しの表現の間違いやイントネーションの可笑しさや強弱アクセントの違和感とか、とにかく正しい日本語から少しでもずれてたら、突っ込まなければいけないし、それを笑いにしなければならないわけで、それはもうみなさん天才だと思う。 まず聞く能力がものすごく高くなければいけないし、ハイスピードで切り返すだけの頭の回転の速さも要求されるんよね。 突っ込まれるためのボケに正しく突っ込んだり、意表をつく突っ込みをしたり、ボケ返したりそれはもう千変万化だもんなぁ! 芸人さん以外とのトークのときなどは、突っ込むことによって話が広がるし、新しいものが出てくる。 NHKなどのアカデミックな内容のトーク番組なんかを見てると、どうしてそこを突っ込まないのかイライラしてくることがよくある。 話し手が振ってるのにスルーしちゃってるようなケースを特にNHKでよく目にするもんな。 小説家とか言語学の先生とかの日本語のプロがテレビに出ることもよくあるけど、総じて話を聞く力がないのにはびっくりするよ。 芸人さんと較べたらかわいそうだけど、会話の上手な小説家って見たことがないよ。 亀井先生も、同じような匂いがしたな。 芸人という、言葉の天才たちが極限状態で言葉を戦わせてるバラエティ番組に出るということの意味がどういうものか、お分かりじゃぁなかったんだろうな。 どうして世の先生と呼ばれる人たちは芸人さんを下に見るのだろうか? 自分の能力の方が低いのに、高い能力の人を下に見たときに、この変な感じが出るんだろうなって思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月27日 02時11分07秒
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