☆じゃがべぇ～(^_-)-☆

今、リバースって連ドラ、やってるでしょ！

　これ、僕、そらもう、異常にはまってしもててね、毎週、すごいことになってるねん！

　毎週金曜日に見終わった瞬間から、もう次回が楽しみで楽しみで、待たなアカンこれからの一週間が気の遠くなるほど長くて絶望的な気持ちになる。

　毎週、もう堪らん！原作本を読んでまおか！？
　なんて気持ちが湧いてくるんやけど、なんとか我慢したまま最終回を迎えられそうやわ(^^ゞ

　ほんまに、僕って湊かなえさんの本が好きみたいや。

　今までに外れがなかったからね。
　
　っにしても、リバースの凄さってのは今までにない、凄い要素がいっぱいある。

　あのね、毎週一度だけ見てるライト視聴者さんには分からんと思うけど、僕みたく毎週何度も何度もお代わりしてるヘビー視聴者には、このドラマ、どんだけ細かく書きこまれてるか、ほんまびっくりする。

　でね、その、お代わりの方法やねんけど、毎回見終わってから、第一回から通して見るねんね。

　そしたら、このドラマが、どれだけ細かく伏線が張り巡らされてるかが分かるんよ。

　二回目を見終わってから一回目を見なおすと違う意味が見える。

　三回目を見終わってから、一回目を見なおすと、また違うことに意味が見えたりする。

　とにかく、最初に見た時にほんの少しでも違和感のあったセリフとか、目線とか、行動のすべてに、意味が見えてくるんよ。

　しやから、一回しか見てない人には、このドラマの奥行きの深さはあんまり感じられへんと思う。

　ましてや、今回のラス前回の話題だけ耳にして、このドラマをちょびっとだけ見て、面白い！なんて言うてる人の言葉を聞くとアホちゃうか？って思う。

　でね、この９回目を見て興奮してもた僕は、その興奮の中の一番のアイテム「高原はちみつ」を探しに第１回目を見に行った。

　そしたら、「高原はちみつ」はちゃんと、仕込んであった。

　しかも、広沢(小池徹平くん)はその事実を知らないかたちで、深瀬(藤原竜也くん)だけが「高原はちみつ」を買った状況が第１回にちゃんとあった。


　実はね、金曜日の晩の放送終了直後に、ＦＢ友達のおけいさんが、メッセンジャーで蜂蜜が来たことを言うて来はったんよ！

　実は僕、だいぶと早い段階でハチミツのことをおけいさんに言っててね、そんで、おけいさんから放送直後に一報をいただいたわけよ(^^♪

　僕がハチミツに何かがあると言ってたことが確信をついてたと褒めてくれたわけ！

　だけどね、おけいさんのもっとすごい所は、コーヒーの入ったポットに目をつけてはったんよ。

　あの深瀬が「凄く甘くしておいた」って言い添えて広沢に渡した、あのコーヒー入りのポット！！！

　あのポットが、まだ明るいうちに空に舞ってたシーンに、何か意味がある、って、おけいさんはずっと前に書いてはった。

　で、第９回の衝撃のハチミツの事実が明かされた直後に第１回を見たらね、なんと、第１回のタイムカウンターが「00:00:37」に、あのコーヒー入りのポッドが空を舞い木の枝にあたるシーンがあった。

　なんと、このドラマの第１回の最初の３７秒のところに、あの「高原はちみつ」で、すごく甘くしたコーヒーの入ったポットが空を飛んでるんよ！

　ちくしょう！やられたよぉ！(>_<)

　これ、湊さんが上手なのかなぁ？

　脚本家さんが上手なんやろか？

「Ｎのために」とおんなじ脚本家さんみたいやから、湊さんの本はおてのものなんかもしれへんね！

　しやけど、この第９回で、たくさんの伏線をズギャギャギャギャンって回収してまうやなんて、テレビドラマを見てこんなに興奮したのは生まれて初めてやと思う。


　せっかく深瀬が調べてた長野県の蕎麦屋さんの前で「悪い、俺、あっちの店に行ってもいいかな」と言って広沢がカレーを食べに他の店に行った事を、こんなにきれいに説明できるやなんて、やってくれるよね！

　だってさぁ、いくらカレーが好きでも、友達同士で旅行に行った先で、自分ひとり蕎麦が嫌でカレーを食べに行くって、やっぱ変やし！

　
　それと、あれっ！広沢が教えてくれたコーヒーにハチミツを入れるってやつ！

　あの話は、何度も出て来たけど、第１回目の４分４０秒に、クローバーですでにしてるし。


　それと、回が進むうちに深瀬が何度も述懐し始めるのが「広沢の事を何も知らない」って事でしょ。

　蕎麦アレルギーの事を知らない事もあるわな。

　しやけどアナフィラキシーショックって！

　こんな衝撃ってないよね！


　でね、このドラマ、ミステリーの謎解きの面白さも一級品なんやけど、人間の書き方も面白いんよ。

　第一回を見た時は谷原(市原隼人くん)と村井(三浦貴大くん)、嫌い！

　浅見(玉森裕太くん)好き♪、広沢と深瀬は良い奴！って、普通に思って見ててんね。

　しやけど、回を重ねて行くと、浅見が実は内面にドロドロをかかえてるみたいで怖くなって来るし。

　あんなに嫌いやった谷原が、ドンドン好きになって行くし。

　仏様みたいやった広沢かて、その実態はどんな奴やったんか分からへんぞ！みたいに思えてくるし。

　でも、みんなの内面が深く語られて行くにしたがって、誰にも感情移入ができるようになってきて、ホントに悪い奴なんかいてへやんかって思えてくる。


　ほんま、人の描き方が、こんなに面白いドラマも初めてかも知れへん。


　それと、僕にとっての、とっても大きな収穫は武田鉄矢さんを好きになったことやな。

　僕ね、武田鉄矢さんが苦手やってんわ。

　武田さんの劇が、どうも、鼻について、好きになれた試しがなかったんよ。

　しやけど、元刑事の小笠原の役は良かったわぁ。

　ある意味、いつも、このドラマの中心に居て、一番多くの事を知ってるような役回りやったやんか。

　最初の登場から厭らしくて、嫌いな役者が嫌いな役回りをやってるんやから、僕にもすんなり入って来て、それが良かったかもしれへんね。

　ほら、武田さんっていつも、とっても良い人の役が多いやんか。

　そんなんもあって、僕に合ってない役者さんやったんかもしれへん。

　それがリバースでは、嫌な役どころから、事件を解明する正義の探偵役へと役どころのイメージが変わって行く中で、僕の気持ちが上手に取り込まれてしもうたみたいやわ(^^ゞ


　でね、このドラマを楽しみにしてた人たちは、きっと「Ｎのために」が好きな人たちやと思うねんね。

　僕も、その一人で、「Ｎのために」の感動を覚えてるし、どうしても過大に期待してまうと思うし、その分期待外れになるんとちゃうかと思ってた。

　しやけど、やってくれたよね♪

　こんなスゴイドラマになってるとは思えへんかった。

　でもね、リバースが始まった頃には、Ｎのためにのほうがキャストが良かったなぁ…、って思いがあった。

　特に、Ｎのためにの西崎くんのファンやった僕としては、小出恵介くんなみの芸達者な人が、ここに居てたら良かったのにって、本気で思ってた。

　でもまぁ、小出くんがこんな事になってまうやなんて、びっくりした！

　もうＮのためにの再放送もないかもしれへんね。

　ほんま、小出くんの事は残念や(>_<)

　あっ、そや！リバースの最終回にＮのためにの窪田正孝くんが出演するそうやんか！

　あれ窪田くんで良かったね♪

　小出くんやったら、放送でけへんかったもんな…。