ぜんちゃんの風に吹かれた日々

カレー屋で昼食をとった。
添えられてきた５粒の「らっきょう」が五臓六腑に
しみわたる…。疲れモードにやっぱ「酢」だぜ。
いや冗談じゃなくて、そんな感じがする。

亡くなった祖父が「つかれ酢」という健康食品を愛飲
してたことを思い出す。
ボクにはそもそも酢なんて頭になかった。
学生時代、東京に居たとき下高井戸でお歳暮のくわけ
のバイトをしたことがあった。
朝早くて、けっこうきついバイトであった。
だんだん朝おきるのが厳しくなって、ふと考えたこと
があった。
その時思い出したのが祖父の「つかれ酢」だった。
初めてスーパーで「酢」を買った。

あまり薄めず「おちょこ」かなんかで「カーッ」と毎日
飲んだ…。
果たして…効力はなかった。ただ毎回、五臓六腑にしみ
効いたような気がした。

「らっきょう」がしみる。食感に口の中が目覚める。
でもどうなんだろうか？身体に悪い訳は絶対ない。
時々ラーメンに意識的に酢をいれたりするが、あれは本
当に味が良くなったりするのだ。
そういえばこんな事があった。昔、知り合いとラーメン
を食べにいったとき運ばれてきたラーメンにボクは酢を
たらした。それを観てた知り合いが「おやっさん何時も
の…」と注文をした。
運ばれてきたものは、なんと「梅ぼしのつゆ」だった。
「ぜんちゃん、これを入れて食うのが通なんだぜ」
ボクは通道の極致を垣間見た。

そんなこんなでボクは仕事帰りスーパーで「もずく酢」
を衝動買いしてしまった。おおっ…。
なんか変な日だな。